経験則が通じない歴史的相場で、ドル/円は何に相関するのか? [金曜・岡安盛男のFXトレンド]
2020/03/27(金) 21:00 辻留奈

こんばんは、辻留奈です。
「岡安盛男のFXトレンド」最終回となりました。
岡安さんがマーケット・トレンドで為替の解説をして6年!
私はそのうちの2年半ご一緒しましたが、
岡安さん本当にありがとうございました!お疲れさまでした!


コロナショックを受けて、株も為替もボラティリティの高い歴史的相場が続いています。

今週の注目点は、先週までの金・債券・株の「全部売り」
ドル一強(とにかく現金化)の流れが収まったことです。
有事の金買い、円買いの流れが戻ってきています。

しかしドル/円はこれまでの経験則が通じません。
米金利や株との相関性が薄れ、
何を頼りに為替取引をすればいいのかわからない状況です。

米国の新規失業保険申請件数は328万件と
リーマンショックの10倍の数値となっても
ドル/円は「知っていました」という織り込み済みの反応でほとんど動きませんでした。

経済指標に反応するような、マーケットの正常化には
「WTI原油価格が45ドル付近(急落する前の水準)に戻ることが条件」
と岡安さんは話していました。


また週明けに無制限QE(量的緩和)を打ち出したFRBですが、気になるのはその行方。
世界中から金利が消え、QEで完全に緩和競争へ。
金融緩和の出口が見えなくなっているという指摘もあります。

そんななか岡安さんはFRBパウエル議長の
「新型肺炎問題がなければ、本来米国経済は強い」という発言に注目しています。
新型肺炎問題が落ち着いてくる頃には
「米国は早期の利上げを視野にいれているのではないか」と話していました。
米国が利上げをすれば、追随する国もでてくるでしょう。
ただし今回のコロナショックを受けて、新興国に体力があるかは疑問が残ります。

FRBの総資産は5兆ドルと過去最高水準。
FRBの無制限QEは、新型肺炎が終息したときに、緩和しすぎた副作用がでてくるのか、
あるいはこれだけ緩和してもまだ足りないのか。

この番組では見届けることができませんが、
ドルを歴史的な水準で供給し、量的緩和をしている以上、
「巻き戻し」や「逆回転」の動きへの警戒感が必要ですね。

「ドル/円を取引する上での新しいセオリーとして、どんなものがでてくるのか」
転換点にいる今、この答えを番組で見届けられないのが残念です(涙)


最終回、岡安さんのメッセージは
radikoタイムフリー・Podcast・Spotifyからもお聴き頂けます。


長らくお聴き頂きまして、本当にありがとうございました♪

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