半年間下落が続くNY金、ここからの見方 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2013/04/03(水) 18:45 大橋ひろこ

金が弱いです。
NYのCOMEX金価格は昨年10月高値の1797ドルから半年間下げ続け、2月21日には1554ドルまで下落しました。1550ドルは何度かサポートされてきた心理的節目。ここ数年のレンジの下限に限りなく近づいてきました。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はオーバルネクストアナリスト、東海林勇行さんに
金市場の動向と今後の展望を伺いました。

東海林さんによりますと、昨日だけでSPDR®ゴールド・シェア金ETFの残高が
8トンも減少しています。つまり、金市場から資金の流出が止まっていない。
そして、昨日はアメリカでNYダウ平均がまたも史上最高値を更新しました。

ドル建ての金価格が半年間下落トレンドを形成する中、
米国株は11月半ばから4か月以上もの間上昇トレンドを形成しており、
金から株へ資金が移っているものと考えられます。

米国景気回復により、長らく続けられてきたQE政策にも
出口論議が出始めたことでドル高が進行してきました。
ドル高=金安の値動きです。
米国の復権=ドル高=金安ですね。

インフレヘッジで金を買うという考え方はないのか、と東海林さんに
お伺いしましたところ、金よりもインフレ連動債との見方が多いとか。
金価格は天井打ちした、という見方も出始め、
インフレヘッジに金というシナリオはあまり現実的でなくなっているようです。

ファンド筋が金を売却する中で実需筋が金を買うという構図ですが、
中国は明日から清明節で連休に入るため、

中国勢からの旺盛な買いが期待できないことが気がかり。
下値をサポートするプレーヤーがいない時に
テクニカルの重要な節目を割り込んでしまうとストップロスを
誘発して、思わぬ安値を付けてしまうということも
リスク要因として留めおきたいところ。

特に新興国の中央銀行は旺盛な買いを入れているということですが、
ファンド売りVS実需筋買いの構図ではやはり下落圧力の方が
大きいようです...。

しかし、TOCOMの円建て金価格は円安効果で上昇トレンド形成中。
足元はドル円相場の円安進行が止まっていることから
軟調に推移していますが、注目は明日の日銀の金融政策決定会合。

ここからの金相場の見通しは?

詳しくはオンデマンド放送で東海林さんの解説を
お聞き下さいね。

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