物価2%よりも政治的価値が大きいものは? [日経新聞編集委員]
2015.03/16 山本郁 記事URL
本日のコメンテーターは日本経済新聞社 編集委員の 清水功也(いさや)さんです。

日銀の掲げた2年で2%の物価目標。
直近の1月で上昇率は0.2%。
前月よりも更に0.3ポイント縮小してしまいました。
実現の可能性がさらに遠のいてしまった形です。
この先いったんゼロを割り込む可能性もあると言われており、政府としては本来日銀に何か働きかけるはずなのですが
容認している様子です。

景気回復が緩やかなものにとどまる中、円安で物価だけを無理に上げようとすれば、雇用所得環境の十分な改善を伴わない物価上昇になりかねない、そのような〝物価2%"には大きな政治的価値を持たない...というのです。
では、"物価2%"よりも安倍政権が重視しているものとは?
それは「実質賃金のプラス化」
実質賃金は昨年4月の消費増税の影響もあってこれまでずっとマイナスを続けてきたのですが、増税の物価への影響が消えて、春闘で高めの賃上げが実現すれば、4月以降はいよいよプラス化が期待できそうなのです。
そのような中での物価2%の方が意味があるというわけです。

春闘の集中回答日も近づき、賃金アップが期待されます。
清水さんの詳しい解説はオンデマンド放送でお聴き下さいね。


ここでお知らせです。

まず、TOCOMからのお知らせです。

2015年5月7日に上場を予定している「金限日取引」の愛称を募集していましたが
このたび 『東京ゴールドスポット100』 に決定しました!
金限日取引の取引対象である理論スポット価格が端的に表現されており、また、取引単位の100gをイメージできる...というのが選考理由です。
この愛称で応募して下さったのは東京都在住の女性です。
『東京ゴールドスポット100』
どうぞ覚えてくださいね!



続いて『TOKYO GOLD FESTIVAL 2015』のお知らせです!

ゴールドについて、楽しみながら学ぼう!
金の魅力を伝え、関心を深めるためのイベント
「TOKYO GOLD FESTIVAL2015 ~ゴールドについて学び、ゴールドを体感する一日~」が、5月30日土曜日、東京・よみうり大手町ホールにて開催されます。

金現物、金箔、アクセサリーから投資商品まで、限りなき可能性を持つ「金(ゴールド)」について理解・関心を深め、金の様々な魅力を伝えることを目的に開催している日本で唯一の「金(ゴールド)」の祭典です。

当日は、当番組でもおなじみ"ゴールドのスペシャリスト"亀井幸一郎さん・池水雄一さんの講演のほか、落語家・柳家花緑さんによる金にまつわる新作落語の披露など、内容盛りだくさん!
豪華グッズが当たる抽選会もあります。友人・ご家族連れでぜひお越しください!

参加は無料、事前申し込み制です。
お申し込み・イベントの詳細は下記のバナーをクリックしてください。


どうなる?原油、金の値動き [日経新聞編集委員]
2015.02/23 山本郁 記事URL
毎月最終月曜日は、日本経済新聞社 編集局 商品部 編集委員の志田富雄さんにお話を伺っています。
先月末は、今年いっぱい原油は価格低迷、金は強い...とお話しされていましたが
2月に入ってから少し様子が変わってきたようです。
志田さん曰く、この一か月に限っては逆方向の調整...云わば調整の調整だと。
金は、2月6日に発表された1月のアメリカの雇用統計が数値・中身ともに良かったことから、利上げに動くのでは...と金は売りの反応で、高値から一服。
原油は一時40ドル台前半まで下げ、アメリカの減産が近いのではないかとの見方が広まり買い戻しの動きとなりました。
しかし、この動きは限定的で、基本的なシナリオは変わらないと志田さん。

原油市場で今、最も見られている材料は、リグ(北米地区の掘削設備)の稼働数。
この数値がどうなっているのかが注目されています。
アメリカの資源調査会社ベーカーヒューズが毎週発表していますが、先週末は1019。
直近で一番多かった昨年10月の1609に比べて減少率は37%。
原油相場の急落で採算が合わずに新しい掘削は減って稼動数が減ってきています。
そのため生産抑制も近い?と考えられて、ここしばらく値を戻していたというわけです。

ただその一方でアメリカの原油生産は落ちていません。
920万/日バレルまで増えています。
2005年~8年頃は500万/日バレル前後、その頃に比べると約2倍の生産量。
最高記録である1970年10月の1000万/日バレルに迫る勢いです。
相場急落の割に、減り方が遅く、生産減まで行っていない状況。
その要因として、今年の生産分は売りヘッジで生産確定していること
そして、生産設備の資材の値段が下がったため、生産コストが下がってきている...という点が挙げられます。
中東とアメリカで、どっちが先に音を上げるかの競争になっていましたがアメリカ意外としぶといようです。

そしてアメリカの原油在庫が4億バレルを突破し過去最高となっています。
現在またWTIと北海ブレントの価格差が逆転していますが、
このアメリカの原油在庫の積み上がりと、中東北アフリカの生産障害という、強弱材料により逆転しているのが興味深いところです。

金は基本しっかり。
チャートとしては依然として上を向いているトレンドです。
最大の金の下げ要因は、アメリカの経済が回復基調であること。
利上げも想定通りあると考えられます。
しかし、ギリシャ、ヨーロッパの不安を始め、世界に拡散している地政学リスクは金には強い材料です。
今年いっぱい金は強い基調と見られます。
通貨不安も金を支える材料。
原油が下がるとデフレリスクが出てきますが、国債への不安もやはり金へと繋がります。
志田さんの解説はオンデマンド放送でお聴き下さいね。


さて、昨年から販売をしていたラジオNIKKEI開局60周年記念の純金インゴット付き特製カード
好評につき、販売が延長されました。
2月28日までの販売です。
残りわずかとなってきました。

志田さんも、今年、金は強い!とおっしゃっていましたし、今買い時です!!

詳しくはラジオNIKKEIのネットショップ「さうんろーど」からお申し込みくださいね♪

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財閥問題で揺れる韓国経済~ナッツリターンが象徴するもの [日経新聞編集委員]
2015.02/16 山本郁 記事URL
昨年末、世間を騒がせた大韓航空のナッツリターン事件。
韓国の財閥のでたらめぶりが明らかになりましたが、大韓航空を持つ韓進(ハンジン)グループだけの問題ではなく、財閥3世が企業グループにダメージを与える事件が頻発しています。
経済を発展させ、日本に追いつこうと目標と野心を持った第1世代、そしてその奮闘を見ながら育った2世と違い、3世は大変わがままに育てられ勘違いが多いのが特徴。
その3世が実権を握っている今、韓国経済は大きく揺らいでいます。
韓国の経済は上位10大財閥の売上額の合計がGDPの75%に匹敵し、サムスン電子の時価総額がソウル市場の20%を占める極端な寡占体制になっています。
財閥があらゆる分野に手を出し、グループ内で事業を興すため、独立系の中小企業、中堅企業が育ちにくく、産業競争力の底上げが出来ない状態になっています。
そこへウォン高で、様々なコスト高に見舞われ、韓国産業の競争力は急低下しています。
特に、サムスンの業績悪化は深刻で、現代自動車、POSCOなども問題が起きています。
サムスンのスマホを例に挙げると、ブランド力やイノベーションでアップルに負け、コスト競争力では中国企業に負けるという構造が加速しています。
危機に瀕している韓国経済、今後は?そして日本への影響は?
後藤さんの詳しい解説はオンデマンド放送でお聴き下さいね。


ここで番組からのお知らせです。
マーケット・トレンドでは、3月5日公開録音「"GOLD大座談会"~金投資について話そう」を開催します。
講師はゴールドのスペシャリストのお二人
池水雄一さん(スタンダードバンク東京支店長)と亀井幸一郎さん(金融・貴金属アナリスト)
司会は大橋ひろこキャスターです。

この公開録音に参加してみませんか?
抽選で20名様をご招待いたします。
応募の締め切りは2月20日(金)
こちらの応募フォームからお申し込みくださいね!

追加緩和は選挙に逆風? [日経新聞編集委員]
2015.02/09 山本郁 記事URL
本日のコメンテーターは、日本経済新聞社 編集委員の清水功哉(いさや)さんです。
このところの原油安で物価上昇率が縮小しています。
2013年に日銀がおよそ2年で2%と掲げた物価目標ですが
2014年12月の上昇率は0.5%、前月よりも0.2%縮小しています。
去年春には、いったん1.5%に達したのですが、ちょうど1ポイント縮小してしまった形です。
通常ならこのような状況では追加緩和を行うところですが、政府からは追加緩和要請どころか、無理に追加緩和をする必要はない...といった2%目標の柔軟運用を認める発言がみられます。
何故なんでしょうか?
そこには春の統一地方選挙への配慮があるのでは...と清水さん。
そもそも原油安は国民生活にはプラス。
むしろ、追加緩和により円相場が下落し原油安の恩恵を消してしまうことの方が政治的にマイナスだ...という判断のようです。
黒田日銀総裁も、2%の達成時期は若干前後する可能性がある...といった発言をしています。
ただ、日銀が追加緩和を完全に放棄したわけではなく、今年も始まっている春季労使交渉で、経営者がガソリン安を理由に賃上げを渋るような状況が出てきた場合には対応する考えのようです。
清水さんの詳しい解説はオンデマンド放送でお聴き下さいね。


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反発に転じた金相場 [日経新聞編集委員]
2015.01/26 山本郁 記事URL
今日のコメンテーターは、日本経済新聞社 編集局 商品部 編集委員の志田富雄さんです。
志田さんには毎月最終月曜日に商品関連のお話を伺っています。
今日は、冒頭は原油について、本編では金についてお話し頂きました。

昨年後半に急落した原油ですが、一段と下げる様子はないですが、下値を探っている感じです。
OECD諸国のたまった石油在庫が解消できず、需要も増える気配なし。
アメリカの原油在庫も80年ぶりの高水準。
OPECも減産の動きはないし。
恐らく年内いっぱいは底値を探る動きだろうと志田さんは見ているそうです。
溜まった在庫の消化が出来るかどうかがポイントです。

さて、原油と対照的な動きを見せているのが金相場。
志田さんも想定していなかったほど急ピッチで
足元は一時1300ドル台。国内でも販売価格で5300円へ戻しています。
NYの大口の売買動向の買い越し残高は505トンと2年1っか月ぶりの水準。
1週間前より一気に100トン増えています。
金ETFの主力銘柄SPDRゴール・ドシェアの買い越し残高も701トンに戻しています。
こうしたマーケットの中身をみても強気に転じているのが良くわかります。

ギリシャを始めとする欧州不安。
各国中央銀行の金融緩和。
国債利回りがマイナス金利。
世界の景気にデフレ圧力強まる。
このような背景があって、投資家の間で改めて金が安全資産として見直されているのです。
年内いっぱい、原油安とともに金に資金が向かう動きが続きそうと志田さんは見ているそうです。
また、注目点としては、普通ドル高は金には逆風なのに、ドル上げとともに金も上げていること。

その他、景気に連動する銘柄の銅の相場も注目です。
銅の下げ圧力が強まってLMEで1トンあたり5600ドルを割る動きが出てきています。
6000ドルを割ると中国が危機と言われていて、5000ドルを割ると世界経済が危機と言われているそうです。
志田さんの詳しい解説はオンデマンド放送をお聴きくださいね!






どうなる?来年の金・原油相場 [日経新聞編集委員]
2014.12/29 山本郁 記事URL
本日のコメンテーターは、日本経済新聞社 編集局 商品部 編集委員の 志田富雄さん。
2014年最後の月曜日なので、今年の商品相場の振り返り、そして来年の展望を伺いました。

まず、今年ですが、昨年の年末と比べてみて、サプライズが2つあったと志田さん。
金が思いの外底堅かったこと。
そして、原油が急落したこと。
ともに世界経済に不安が高まったことがその背景とみられます。
金は、1201.9ドル→1195ドルとほぼ横ばい
プラチナは1318ドル→1318ドルと約8%の下落
パラジウムは717ドル→818ドルと14%の上昇
銅は9%下落
原油は110ドル→60ドル割れと46%の下落
とうもろこしは、4.22ドル→4.1475ドルとほぼ横ばい
このような状況でした。

さて、来年、やはり金と原油に注目です。
志田さんが紹介されていた
三菱UFJモルガンスタンレー証券のチーフテクニカルアナリストの宮田直彦さんのレポートによりますと
http://www.sc.mufg.jp/report/mt_report/
金は急反発。
先月11月にダブルボトムを打って、3年に亘る下げ局面も終わり来年急反発。
2011年の高値に対し、半値戻しの1619ドルまでの上昇を読んでいるそうです。
志田さんご自身も、買い越し残高を見て強気に傾いていると思われるし、来年のアメリカの利上げも織り込み済みと考えれば、反発の局面ではないかと考えているそうです。

一方原油。
一般には、アメリカのシェールオイル開発も止まっているので、次第に需給のバランスがとれてきて下げ余地は大きくないと言われていますが
宮田さんは、世界経済に深刻な落ち込みがあれば、30ドル割れもあると分析されています。
サウジアラビアが減産に難色を示している現状で、生産コストの高い国から転げ落ちて行くサバイバルゲームが続きます。
その動向とアメリカの生産がどこで減ってくるのか、どこで局面の変化が起きてくるのかが注目です。
過去に、70年代の原油高騰を受けて、80年代に、非OPECを中心とする生産急増がありました。
この時、サウジアラビアは供給の調整役として、生産量を3分の1まで落として需給の引き締めにあたったことがありましたが、相場は止まらず、サウジアラビアだけがマイナスを背負うことになりました。
今回、サウジアラビアは自ら貧乏くじを引くことはしたくないのも当然というわけです。
相場に任せておけばとこかが転げ落ちてくる...という状況が続きそうです。

志田さんの詳しい解説は、オンデマンド放送でお聴き下さいね。



ここでお知らせです♪

ラジオNIKKEI開局60周年を記念して、純金のインゴットが付いた特製カードを限定販売いたします!!
ラジオNIKKEIの人気マーケットキャスターの写真が入ったオリジナルカード。
インゴットは日本マテリアル製で、100gと10g。
価値あるゴールドを、人気キャスターのカードとともにケースに包んでのお届けとなります。 

10gのインゴットが付いたカードは6種類ありまして
「マーケット・トレンド」からは3人のキャスター
大橋ひろこさん、櫻井彩子さん、そして私、山本郁と、それぞれのカードをご用意しました♪

他にもラジオNIKKEIマーケット番組の60周年を記念して、マーケットキャスター 岸田恵美子さんのカード。
さらに、叶内文子さんと内田まさみさんの2ショットカードもあります。
ラジオNIKKEI60周年を記念したデザインもあります。 

100gのインゴット付きカードは、60周年記念デザインのみのプレミア版です。
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終わるか?長期円高基調 [日経新聞編集委員]
2014.12/22 山本郁 記事URL
今日のコメンテーターは、日本経済新聞社 編集委員の清水功哉(いさや)さんです。
12月8日に1ドル=121円台後半まで下落した円相場。その後は買い戻されていきているようです。
日米の金融政策が全く逆の方向であるなどを材料に、円安基調には変化はないようですが
次の節目とされる1ドル=124円14銭には特別な意味があり注目です。
特別な意味...というのは、124円14銭まで下落すれば、1980年代から続いた円高基調が本格的に終わるというのです。
ドル円相場の変動を見てみると、上下の変動を繰り返しながら動きますが、円高の動きに対して、円安方向の揺り戻しが小さく、戻り率が100%を下回る状態が続いてきました。
その結果円高方向に向かって行ったというわけです。
しかし、今回円が124円14銭を下回ると、戻り率は100%を超えます。1982年以来32年ぶりの出来事になるのです!
長期的な円高基調が終わるためには、貿易収支の赤字化と、2%物価目標を掲げるデフレ脱却がカギとなります。
2つとも長短の両面があるので、一概にどちらが良いとは言いきれませんが、でも、124円14銭、大きな節目となりそうです。
詳しい清水さんの解説はオンデマンド放送でお聴き下さいね!


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衆院選・産業界の焦点 [日経新聞編集委員]
2014.12/08 山本郁 記事URL
衆議院選挙も投票日まで一週間。選挙戦も本格化してきました。
本日のコメンテーターは、日本経済新聞社 企業報道部 編集委員の安西 巧さんです。
産業界・経済界ではアベノミクス高く評価し、引き続き与党が勝利し安倍政権を続けて欲しいという考えが大勢のようですが
今、円安で苦しんでいる中小企業からは不満の声が上がっています。
衆院選投票日を前に、争点となっているアベノミクスの成果について振り返り、問題点を考えてみました。

アベノミクスの効果は、第一の矢、第二の矢によって、為替レートは1ドル70円から120円へ、日経平均株価は1万円前後だったのが1万8000円と、目標であったデフレの脱却、円安、株高へ導くことには成功しました。
投資家や証券業界、そして大企業や輸出中心の製造業からはアベノミクスは効果があったと評価が高いのですが
まだ効果が届かない、中小企業や、個人消費の冷え込みで苦しんでいる小売業、住宅業界では、次なる政策〝第三の矢"に期待している所です。

しかし、その第三の矢"成長戦略の効果が出ていません。
もう少し大胆なやり方をすべきだと安西さん。

例えば、成長戦略の一つとして安部総理が掲げていた再生可能エネルギー固定価格買い取り制度は、太陽光バブルが起こり電力会社が買い取りを制限する事態になってしまいました。
これも送電網が、電力会社各社でバラバラであるため。電力システム改革のスケジュールを前倒しにして、送電網を統合すれば各地域からの需給が調整できるようになります。
しかし、発送電分離をすれば、大手電力会社は解体を迫られます。

1980年代、中曽根政権時、公社民営化が行われました。電電公社はNTTやその他電力会社に。国鉄はJR各社に。
それぞれ成果をあげ、日本の通信コストは世界に誇る安さを実現しました。
当時はこの大胆な改革に、経団連や財界団体が後押しをしてくれていました。
その代わりにこれ以上の増税は許さない...といいう条件で。

先送りされたものの消費税増税を控えている今、また上手く行っているとは言い難い自民・経団連の関係では、大胆な規制改革は難しいのでしょうか?

中小企業は、大手企業ばかりでなく中小企業にも光を当てて欲しいと悲鳴を上げています。
恐れているのは、法人税減税で大企業の実効税率を下げる代替財源として、今検討されている中小企業に対する優遇が撤廃されるのではないかという不安です。

今一つ関心の高まらない衆議院選挙ですが、産業界のこのような今抱えている問題点なども参考に、ぜひ投票に足を運んでいただきたいものです。
詳しい安西さんの解説は、オンデマンド放送でお聴き下さいね!


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経済の構造改革に踏み込む中国・習近平政権 [日経新聞編集委員]
2014.12/01 山本郁 記事URL
中国では11月21日に中国人民銀行が政策金利を引き下げ、景気のテコ入れを行いました。
中国経済の減速を懸念する声が数多く上がっていますが、現状はどうなんでしょうか?
本日のコメンテーター、日本経済新聞社 編集局 編集委員の後藤康浩さんに伺いました。

中国は、GDPの成長率はどんどん下がって減速が進んでいます。
実体経済でも、鉱工業生産も、消費の伸びも急激に鈍化。
不動産市場も全国主要都市70都市の内、69が下落。
このような現状を受けて、人民銀行が金利を引き下げたのですが、市場の予測よりもかなり早いタイミングで、サプライズとなりました。
しかし、早めに動いて景気テコ入れ策をとった...という評価と、もう一方で、
こんな早いタイミングで引き下げなくてはならないなんて、そこまで実態経済は悪くなっているのか...と疑心暗鬼になってしまっているのです。

習近平政権になって構造改革を進めてきたために経済成長率がどんどん落ちてきて、実体経済が悪化。
ここで構造改革に手をつけないと、中国経済は長期的にみても成長できなくなる。
今が正念場。実体経済が悪化しているのがわかっていても、構造改革を優先しなくてはならない...というのが現状。
そしてそれが習近平政権の大きな特徴と言えるそうです。

今、中国は、新常態(ニューノーマル)という言葉を掲げて、新しい経済の形を進めています。
国有企業の整理
過剰生産能力を削減
中小企業支援
独自技術の開発推進
つまり、これまでの「国有企業中心の模倣j経済」から、「中小企業中心のイノベーション経済」へと変わろうとしているのです。

中国はどんどん普通の国になってきているのでしょうか?
そしてそれによって日本にも新たなビジネスチャンスが?

後藤さんの詳しい解説はオンデマンド放送でお聴き下さいね。



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下値探る金、原油相場 [日経新聞編集委員]
2014.11/17 山本郁 記事URL
本日のコメンテーターは、日本経済新聞社 商品部 編集委員の志田富雄さんです。
朝内閣府から発表された7-9月期のGDP、マイナス1.6%という数字は市場に大きな影響を与えました。
株価は517円と今年2番目の下げ幅、為替(ドル円)は、発表直後、円安へ向きましたが、株が下がったことでリスク回避で逆に円高に。
V字回復と予想されていたのが大きく裏切られたためショックが大きかったわけですが
ただコモディティー市場(非鉄金属を含む)ではもう少し冷静に見ていたようです。
4月の消費増税の駆け込みの反動で在庫を抱えているため、それを消化するまでは当然マイナス圧力がかかります。
特に住宅。自動車という大物が不振で、住宅が動かなければ、それに関わる家材、家具なども動かず影響が大きい。
個人消費も、企業の設備投資も動きは無い。これでは大きな回復はないだろうと。
志田さんも選挙が終わるまでは流動的と見ているようです。

さて本日のテーマは『下値探る金、原油相場』
金も原油も随分と下げました。
金は最高値から比べると4割安の1130ドル台。
原油は約半値の73ドル台。
原油の値下がりは資源輸入国の日本としては将来(1年後)の企業収益が良くなり景気の回復につながるので、歓迎するべきことという側面がある反面
この値下がりの意味合いを考えると少し色合いが変わっています。
中国。欧州の景気が良くないためで、これは世界景気には下押しの圧力となりリスクとなります。
原油が高騰した局面で米国のシェールオイルの供給量が一気に増えて供給過剰に。
OPECが2009年に公表していた2015年の産出量予想は5240万バレル。
しかし、直近の見通しは5710万バレルと大きく開きがあります。
来週27日のOPEC総会が注目されますが、調整が取れず、減産は打ち出せないのではないかと志田さんは見ています。
するとまだ値下がりもあるのでしょうか。

一方金は足元で反発の動きが出てきました。
期近で1130ドル台まで下げましたが、今1180ドルまで戻しています。
1190ドルのチャートポイントを抜けると強気のサインが出てくるのでチャート的にも節目がきつつあります。
年内の下げは一段落かなと見てもよさそうですが、ただ、来年米国の利上げが具体的に浮上してくると、またドル高・金安の局面も。

世界景気が予想より弱く、コモディティ全体に需要が弱く供給過剰になっています。
この供給過剰をどう解消するかが今後のポイントです。

詳しい志田さんの解説はオンデマンド放送でお聴き下さいね。




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