GW明け、株式活況で金動意薄 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2013/05/08(水) 18:17 大橋ひろこ

GW中は大きな波乱はありませんでした。

むしろ米国の堅調が際立ち、週明けの日経平均は大幅上昇でのスタートです。

為替の方は意外と慎重で100円の大台突破はならず。

金相場は4月の急落から半値戻し水準で揉みあいに終始しています。

バークシャー・ハサウェイのウォーレン・バフェット氏が2日、

金相場が1000ドルになっても800ドルになっても買うつもりはない、

と金に関心がないと語りましたが、果たして金相場は天井打ちとなってしまったのでしょうか。

 

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。

今日はオーバルネクストアナリスト森成俊さんにお話しを伺いました。

 

4月の急落時には2002年から続いた上昇相場の終焉との声もありましたが、

アジア勢中心に実需家は買いを先行させ早晩1,400ドル台を回復した金。

 

しかし、1,400ドル台後半から1,500ドルに接近すると

実需買いが減少する傾向がみられるのだそうです。

3日に発表された4月30日現在の建玉明細によると、

NY金市場の大口投機家の買い越しは97,052枚まで減少。

昨年10月上旬に1,790ドル台まで上昇した時の買い越し幅は

21万枚を超えていたが、その半分以下まで減少していることとなります。
しかしながら、まだ「売り越し」にはなっておらず、

ショートカバーによる急騰シナリオというのも考えにくい環境でもあります。

 

金の大きな買い手である中国の第1四半期のGDPは前年同期比+7.7%にとどまり、

事前予想の+8.0%を下回り、金需要に対しての不安が強まっています。

4月のPMIは50.6に低下し、中国経済に先行き不透明感が強まっていましたが、

今日発表された貿易統計では輸出が14.7%、輸入が14.1%と市場予想を大きく

上回りました。輸出水増しとの指摘も根強くありますが、この数字自体は

コモディティ市場の買い要因となるでしょう。

 

中国はじめ、新興国中銀が落ちた金を買拾う反面で

金ETF市場からは資金流出が続いています。

金現物保有高は3月29日現在の1,565.66トンから

今月 7日現在、1,402.19トンまで急減しており、売りがまだ止まりません。

 

欧米ファンド筋の売りVS新興国実需筋の買いの構図ですが、

ここからの金投資に妙味はあるのでしょうか。

詳しくはオンデマンド放送で森さんの解説をお聞きくださいね。

コメント