NZや豪ドルは相場の牽引役になることが多い! [金曜・岡安盛男のFXトレンド]
2014.05/22 櫻井彩子 記事URL


みなさんこんばんは、櫻井です。

昨日は黒田日銀総裁会見スタートと同時にドル円101円割れ。
その前からじりじりと下げていたので仕掛けてきたという感じだそう。
あと5銭で今年の最安値ですが、買い戻しが入って来たことから、
あまりポジションが偏っていなかったと考えられるようです。
(ドル円のロングが減少、ショートは出来てきたか?)


とりあえずは100円を見たので、達成感はある様子。
一安心し、当面はいいかな、とも考えられるものの、
NYの株価がどうなるかは注目しておいた方がよさそうです。
(一般的には、NY株価上昇→リスクオン→円売り)


■為替市場ニュース
<ドル円>
FOMC議事録が出ましたが、直接の反応はほぼありませんでした。
密室会議で何か話し合ったのではとも噂されていたので、
そういう意味で注目されていた議事録ですが、
出口戦略を検討し始めたことが伺えるのは結構大きな要素です。


住宅事情はまだ遅れていることや、
ウクライナのような地政学的リスクが懸念されることなどで、
テーパリングが終わってもゼロ金利解除はしないだろうと
マーケットは捉えているわけですが、
出口戦略の検討がなされていることが分かったのは重要です。


<ユーロ>
先週放送後からこの一週間は下落傾向。
金融緩和をしてくるのはほぼ確実だと見られています。
量的緩和は難しいものの、マイナス金利などで実施の可能性大。
インフレはおこらないだろうという見方が大半です。


<ポンド>
本日17:30にGDPが発表され、
放送中にかなり下に動きました。
ポンドに関してはここ最近の経済指標発表前後の動きを見ると
情報がリークしているような懸念も伺えるようです。
短期筋がポンド/ドル、ユーロ/ポンドを仕掛けている!?


GDP(前期比)-1Q 結果 0.8% 前回 0.8% 予想 0.8%
(前年比)-1Q 結果 3.1% 前回 3.1% 予想 3.1%


<豪ドル>
先週放送後から豪ドルも下落。
予算発表があり、緊縮財政などから
格付け引き下げの噂も出た影響が考えられます。
ただ、下落要因はそれだけではなく、
日本からの売りが出ているようです。


実は、NZドルや豪ドルは相場の牽引役になることが多いとのこと。
NY株上昇→リスクオンからの円売り→
豪ドル円売り切ったところでの買い戻し。
現在が調整の買いなのか、一旦底をついたのかは、
あと数日観察が必要だそうです。


この動きがドル円の指標になる可能性が高いので要注意です。
もし豪ドル円が下落しはじめれば、
ドル円ももう一度100円突っ込む可能性もありそうです。


■チェック項目
100円へ行くのかどうかが気になるところですが、
実はその値段というよりは、値幅の動きが重要なのだそうです。
100円切ってくると流れが変わるのではないかという不安感があるので、
指標としての価格はもちろん無視できませんが、
為替は売りも買いも一緒!値幅を重視です。


NYの株価と債券の動きがまだバラバラなのが気になります。
本来、金融緩和が長引くならば→株が上がって→金利が下がる。
ところが昨日は株価が上がっても、金利が上がってしまっています。
双方の方向感がつかめていない動きですので、
この辺りを見ながら、ドル円が100円にぶつけてくるのかどうかに注目。


また、マーケットの懸念材料であるウクライナは、
今週末25日に大統領選挙があります。
ロシア軍は6/1に撤退という発言も。
ということで、ウクライナ情勢が落ち着くのか否かにも注視しましょう。

市場のバランスが崩れ気味に・・・ [金曜・岡安盛男のFXトレンド]
2014.05/15 櫻井彩子 記事URL


GDP発表や黒田総裁の会見では大して動かなかったのですが、

夕方、ヨーロッパ勢が動き、

ユーロ、ポンドが下がってドル円が上昇に(夕方時点)
長期金利が上がったところでドルが買われたと思われますが、
いまはドル円が動かないので、
ユーロやポンドが主役になっています。

■為替市場ニュース
先週放送後にECBとECBの会合をチェックということでしたが、
結果はユーロ急落。
ドラギ総裁が6月追加緩和の可能性を示唆しましたが、
量的緩和は難しいとの観測が。
でも、もしやらなかったらユーロが買われてしまうので、
何らかの緩和はやるのではと見られています。
政策金利の値下げや不胎化をやめるなど、
小さいところで行うのでは・・・と言われています。


ポンドに関しては、普段なら動かないレベルの失業率上昇値で、
大きく下げました。これまで買われすぎていたので、
きっかけで投げたという感じだそうです。


先週もお伝えした通り、クロスが入って来ていて
方向感がつかみにくいのが現状です。


NY株式や債券市場は少し不可解な動きという感想。
PPI(生産者物価指数)で良い数字が出たところで
株が上がってもおかしくない状況でしたが、下がりました。
「テーパリング⇒低金利長期化しない⇒債券の利回りは上がる」
の図式のはずが、利回が下がり、株も下がりました。
そうなるとドル円も大きく下がってもおかしくないのに、
そこまで下がりませんでした。


ヘッジファンドの手仕舞の45日ルール、なども言われますが、
このあたりが修了してから別の動きが始まるのかどうかが注目です。
全体的には市場のバランスが崩れて来ている感じだそうです。


主役がユーロからポンドに移り、再びユーロに、そして最後はドルに。
ユーロ・ポンドに対してはドルが買われていますが、
米金利を見ると、ドルは売られないとおかしい状況。
果たしてどちらが正しいのかを、この数日で見極めたいところです。


マーケット全体的に漠然とした不安感があるなか、
25日のウクライナの大統領選挙がひとつの区切りになるかどうか。
金利差で長期的に見るとドル円を買って行きたいところなのに
じりじりと下がって買えない状況。
買っても上に行けず、下も堅い・・・
こういう時、短期的な動きが本来は入りやすくなるのですが、
ドル円は行ってこい。ポンドも戻って来ていて、ユーロは下抜けで
4/4の安値を完全に抜けてしまうと、もう一段下がる可能性も。


■チェック項目
・EUのCPIとGDP
下が完全に抜けるとユーロがもう一段下がる
上げると、ダブルボトムの可能性も。

・アメリカCPI
指標が良いのに株が下がる、などの動きがあると、
恐怖感が高まってドル円下値リスクが高まる可能性が・・・


※18:00で出ましたね。来週解説して頂きます!

今晩のBOE、ECBに注目! [金曜・岡安盛男のFXトレンド]
2014.05/08 櫻井彩子 記事URL


みなさんこんばんは、GWはゆっくりできましたか?
明けてすぐの水曜は
日経平均は400超の下落、ドル円も101.50までつけました。


■為替市場ニュース

先週発表された雇用統計は非農業部門で28.8万人と
予想を上回る数字が出たのですが、ドルが売られました。
(一度上がってすぐ下がる、これまでの解説通りの動きに)
イエレンFRB議長のハト派的な発言の影響もありそうです。
パートタイマーなどに関しても今に始まったことではなく、
失業率6.3%は良い(以前は6.5%をゼロ金利解除のポイントとしていた)
ので、少し慎重になり過ぎかという印象を受けるそうです。
マーケットに期待を持たせないようにしている感じもあり、
前回の金利引き上げ発言の影響を意識しすぎているのかもしれません。


景気は緩やかに良い方向ですが、
長期金利は低下、米株も上値が重く、
ドルの上値も重い状況です。
ユーロもポンドも対ドルではほとんど高値近辺をつけています。


今日はBOE、ECBの政策決定会合がありますが、
ECBに関して今回は利下げ無し、という予想がほとんどです。
ただ、ドラギECB議長はサプライズをすることが多いので、
慎重にならざるを得ない・・・のですがユーロが買われています。

むしろ、ユーロが強いというよりも、ドルが弱いとも言えそうです。
ここまで弱いのは、
年金がアメリカの国債を買っているのではないかという予測や、
ウクライナ問題がくすぶっていることなどが考えられるようです。
(5/9は旧ソ連の対独戦勝記念日ということで何かあるのでは?
という声もあるようですが・・・)
こうなると、安全なアメリカ国債を買おうという動きにも。


<米金利の低さ>
米金利は2.5%代後半と低水準です。
このままいけば、秋口にはテーパリングが終わり、
来年以内にはゼロ金利解除かとも言われています。
現況を長期的に見れば
米金利は上がっても良いところですが、目先は下がっており、
為替も、その目先の下落に反応しているという感じです。
長期、中期、短期の資金というのは常にあるものですが、
現在は方向感が無いので、短期の資金が動きやすいのではとのこと。


<株価の影響>
ドルが重いなかで、昨日のドル円102円というのは、
NYダウが上がったところでのリスクオンの流れで円売り、と考えられます。
ただ、ナスダックが弱いのが気になるところ。
Twitter株低下や、イエレン議長による小型株買われ過ぎ発言などで
高値警戒感があるようです。
(ちなみに日本株は下げ過ぎですね・・・)

ドル円の上値の重さを見ると、
天井が下がってきているなという感じだそうです。
鉄板の101円前半は抜けてしまうのか??
もし突発的なものが出るとしたら、ウクライナ。
あるいはECBの追加利下げ(←あれば)。
ユーロドルが下がればドル円も下値をトライ。
あとは、NYの株と債券の動向が影響します。


<ポンド>
ユーロ/ポンドは底値近いところまで来ています。
ポジション調整でユーロ買いポンド売りが出ている状況。
対ドル1.70はリーマンショックの戻り高値ということで、
投資家はかなり意識しているため手前では利食い売りが出ます。
ただ、下げ幅は狭いので、ドルに対してはやはり強気と言えそうです。


<豪ドル>
国内の景気が良くなっているので、
緩和政策から引き締めに入るのでは?とも言われていますが、
先日はまだ高いレベルであるとの声明もありました。
直近の雇用も良く、それを受けて再び買われています。
また、GW明けに機関投資家による外債買いが動くとの噂もあるようです。
豪ドルは政策金利が2.5%で、ドルや円に比べれば高い水準ですので
このあたりの期待感から買われるようです。



■チェック項目

今晩のイエレン議長の発言は注視するほどではなさそう。
株価はしっかりしていて金利が抑えられているのは、
FRBの思惑通りというところ。


ということで、直近では
今晩のBOEECBの金融政策決定会合
米株価・債券をチェックです。



※ブログを書いている途中にBOEは出ましたね。
BOE政策金利発表 0.5%( 前回 0.5% 、予想 0.5% )
資産購入目標は3,750億ポンドとのことです。

重要指標目白押しの一週間。連休明けは要注意!? [金曜・岡安盛男のFXトレンド]
2014.05/01 櫻井彩子 記事URL


みなさんこんばんは、櫻井です。
先週放送後から
重要指標・イベントが目白押しの一週間でした。


■為替市場ニュース

まずは日銀金融政策決定会合
黒田総裁は引き続き強気の姿勢。
2015年2%達成を明言、
それを受けてドル円が買われましたがすぐ戻りました。


アメリカ1-3月GDP
は予想の1.0%を大幅に下回り0.1%。
大寒波の影響ではありますが、
個人消費が良かったことなどが注目されました。
ただこれも、オバマケアの影響という分析もあります。
また、次の4-6月は反動で良くなる(3%という予想も)
ということを先取りして相殺、
マーケットはこの結果でそこまで下がらなかったという見方もあります。


ADP雇用統計
は予想の21万人を上回って22万人。
おそらく明日の雇用統計も良いとの予想。
ただし、先を折り込みすぎていて、
良い話にもそこまで反応しない可能性大とのことです。


それにしてもアメリカの景気は良く、
ダウは4ヶ月ぶり最高値を更新しました。
Sell in MAYの5月、
一日から高値更新して始まるのも少し気になるところ。
もちろんそれだけ強いという見方もありますが・・・
低金利が続くということでアメリカ長期金利が下がって、株価が上がる。
このように現在は、昔ながらの金融相場の動き。
しかし本来は業績相場に入ってくるという予想もあるのに、
まだ金融に頼っているというあたりが違和感の要因です。


ダウに引っ張られて日経平均も続伸ですが、
ドル円は102.20近辺で動きません。
ドル売りと円売りがぶつかって動きませし、
FRBはハト派、日銀はタカ派となると金利差を見ても
しばらくは動かない感じです。


こうなると、ドル円だけ見ているのではダメ。
ポンドやユーロに欧米勢は仕掛けをしてきます。


<ユーロ>
ユーロ/カナダ・豪ドル・ポンド・ドル・円
全てのクロスでユーロが売られています。
以前も説明して頂いた通りに、
ウクライナ問題でユーロが買われ易い状況ですので、
そこが落ち着くとまず売られるのがユーロ。
ウクライナ問題で、
ロシアに対するユーロの制裁が厳しくないと分かったことも
売られた要因のひとつではないかとのこと。
昨日はちょっと買い戻しが入りましたが、
この辺りの欧米勢の複雑なクロスはちょっと日本人には分かりにくい部分。
ほぐれてくると、マーケットが動きやすくなるので、
5月はこの動きの中でドル円に戻ってくる・・・かも??


<ポンド>
イギリスは少しバブルの気配がありますが景気が良さそうです。
先日、米ファイザー(製薬会社)がイギリスのアストラゼネカを
10兆円規模の買収するという発表があり、ポンド高を後押し。


実は2009年の8月ぶり、つまりおよそ5年ぶりに
ロンドン株式市場も最高値を更新しました。
ポンド円はずっと三角持ち合いが続いていますが、
5月初旬くらいから少し上に離れそうな気配。
(上昇トレンドが来ていて三角持ち合いが収束すると、
またトレンドに戻る、というのがひとつ教科書的な見方)


ポンドが上がると円が売られるので、
全体的にドル円も底堅くなる可能性もあります。
ただし、予想に反して、
クロス円全般に売られる可能性もありますので、
連休明けはやはり要注意です。


■チェック項目

デイトレで方向感が無い時は、
日中ユーロドルやポンド円がよく動きやすいので
流れに乗って逆らわないのが大事。(逆ばりダメ!)
欲を張らずにすっと入ってすこし抜けたら満足。充分。深追いしない!


現在のようにアメリカ、イギリス、EUも良い先進国主導型のマーケットは、
結局はアメリカが良いことによるもの。
最終的に主役はアメリカドルと見てよいそうです。
ただ、今は方向性が分からないので、
要人発言や経済指標を注意深く追うことが重要です。


金曜日は米雇用統計
土曜日は中国PMI
続いて来週にはBOE政策金利発表がありますので、
引き続きチェックしていきましょう!

マーケットは材料を探している状況 [金曜・岡安盛男のFXトレンド]
2014.04/24 櫻井彩子 記事URL


きょうは番組直前にTPPに関する甘利大臣の会見があり、
合意に至らず交渉継続とのことで
ドル円が売られるというスタートとなりました。

膠着状態のマーケットは、動ける材料を探している状況。
今回のTPPはサプライズもなく、
番組時間内ではその材料とはならなかったようです。


■為替市場ニュース
イースターを挟んで、マーケットは膠着状態。
1円ちょっとしか上がっていない状況でした。


最近の傾向として、経済指標に素直に反応してくることがあげられます。
数字に過剰に反応し、すぐにもとに戻るのだそうです。


日本の貿易赤字は大きく膨らみましたが、
それも予測通りということで、円安要因にはなりませんでした。
ただ、貿易赤字が恒常化しているために、
長いトレンドで円安が続くだろうという感じになっています。

月足チャートでは年初につけた105円を抜けていないことから、
105円というのがひとつの重要なポイントです。


アメリカの企業業績に関してはアップルやFBなど
軒並み良い数字が出ており、
しっかりとした景気が安心感をもたらす状況です。
このような状況下ではリスクオンの動きが強まり、
クロス円が買われる(円が売られる)形になりますが、
材料が足りない状況は変わりません。


GW前には
FOMC、日銀金融政策決定会合、アメリカ雇用統計など
重要イベントが目白押しとなります。
このあたりの結果を見ないと動きにくい状況です。

毎年5月、GW明けというのは何かが起こりやすい時期。
たとえば一昨年は、ユーロ危機、
昨年はバーナンキ発言で長期債が売られるなどがありました。
直近だとウクライナや中国問題が気になりますが、
ただ、思いがけないところから出てくるものなので、
予測はなかなか難しいかもしれません。


■注目通貨
<ユーロ>
17:00にドイツIFOが発表となり、
予想よりも良い結果にユーロが買われました。
ドラギ総裁はユーロ高に対して非常に敏感となっていますが、
ドイツは基本的には金融緩和したくないなど複雑な状況です。
何故そこまでユーロが買われるのかを考えると、
やはりウクライナ問題が大きいので、
もしウクライナが落ち着いた場合、ユーロが売られる可能性も高いです。


動き的にはフランスが悪くて売られ、
その後発表のドイツが良くて買われるというように、行って来い状態。
ドル円と同じく短期勝負の動きになっています。
ちなみにユーロはマーケット・トレンドの放送時間帯に一番よく動きます。
傾向として、ユーロ市場は東京がポジションをどちらかに偏らせると反対に動きやすく、
ドル市場は、同じ方向に動きやすいようです。

また、テクニカル面でもチャートにはユーロが強い根拠が出ています。
一目均衡表の日足で見ると、雲の上限に沿ってジリジリと上がっている形。
ゆっくり上がって行き、黙っていると買われてしまうような形です。


<NZドル>
NZで利上げが決定し、NZドルが買われたのですが
豪ドルの下げに押されて下げています。
2年間インフレが続く=引き締めが続くというので買ったものの、長続きしません。
こちらもこれまで示したように、ポジションが短期で終わってしまう形です。

この短期の動きでは、捕まらないようにするのが得策です。
たとえば豪ドルはCPIで売られたのですが、
対ドルでも対円でも下がったということは、売り切りであることが分かります。
売り切りの場合は戻らないと見た方が良さそうです。
そうではない場合、短期で戻るので、追いかけないようにするなど
この見極めが重要になりますので、
ひとつだけではなく他の通貨も合わせてみていくことで
感覚を養うことが大切だそうです!


■チェック項目
明日、日本のCPIが発表されます。
4月消費税引き上げた後の消費がどうなったかが注目を集めています。

経済指標は織込済み。ポジション調整の動きに。 [金曜・岡安盛男のFXトレンド]
2014.04/10 櫻井彩子 記事URL


先週の放送から一週間、円高に振れています。
火曜日の黒田日銀総裁会見で追加の金融緩和がいまは無いこと、
現地水曜日のFRB議事録がハト派寄りだったことなどで
ドル安円高が続いている状況です。


■最近の為替市場ニュース
<黒田日銀総裁会見>
今回はじめてリアルタイムの会見ライブ放送がありました。
追加緩和の必要はないとはっきり発言した瞬間にも数十銭の動きで、
日本サイドはほぼ織り込み済みという感じ。
しかし海外勢の中には期待していたところもあり、
24時間まわって円高に振れていたという感じです。


消費税の影響についても
6-9月には持ち直すだろうという楽観的な意見でした。
いまは先取りして円高になっていますが、
いつか必ず追加緩和をやるだろうとマーケットは予測。
実現した時には影響力を持ち、円安に振れることを考えると
黒田総裁はマーケットを分かっているとの評価にも。


<FOMC議事録>

先日のイエレン議長の「利上げは6ヶ月後くらい」という発言を受けて、
それがFOMCで議論されていたことなのかどうかが注目されていました。
・・・というより、マーケットは「取り上げてないだろう」と予測していたわけで、
何かの材料を見つけたかったという注目だったように感じます。
利上げなどタカ派的な意見が期待されていましたが、
結果はハト派寄りだったことで株価上昇。
2年債は低下で10年債が上昇。
つまり短期でみるとドル売り、長期でみるとドル買いということに。
実際売られてドル安になっているのが現在の動きです。


日銀も、FOMCも、雇用統計も
どれも予想通りで織り込み済みなのにも関わらずドルが売られたことから、
全体的にポジションの修正が入っていたと考えられるようです。
一部では、マーケットの本確的な転換期ではないかという声もあります。
まだそこまでではないということですが、
このような声もあることは鑑みておいたほうが良さそうです。


「株価が売られて長期金利が上がって、円高になる」
というのが一般的なリスクオフの動きですが、
今はそのように動かず、株と為替の連動も見られなくなってきていることから
それぞれのポジションに修正が入って来たとみたほうが良さそう。
ますますマーケットが難しく感じますが、
要はドル円100-105円のあいだでレンジに入っている状況です。


ちなみにレンジを抜けるのはどういう時か気になりますが・・・
意外に何もない時なんだそうです!
漠然とした不安感がある時は、
たいした材料ではなくても抜けてしまうとのことでした。



■今週の注目通貨
本日はBOE(イギリス中央銀行)の政策会合。
RICS住宅指数が非常に良く、土地価格上昇でインフレ懸念も。
景気が良くなって来ていることから
金融緩和政策を打ち切って来年春の利上げが予測されています。


これを受けてユーロポンドの動きが活発に。
本来ならポンドが買われる状況ですが、ユーロポンドの巻き戻しが目立ちます。
イギリスはユーロの影響を受けやすく、
ユーロがポンドを動かしているようなイメージです。
昨年6月くらいから下げているのがここにきて戻しているのは、
大きなポジションの巻き戻しがきていると考えてよさそうです。


先週も教えて頂いた通り、ユーロは本当は下げたいのですが、
ウクライナなどもあり、なかなか下がらない状況です。
ユーロは量的緩和をこれからやろうという段階で、
反対にイギリスは金融引き締めにかかろうというところを考えると
長期的にユーロポンドはまだ売りかなというイメージだそうです。



■チェック項目
豪ドルがボラティリティも高く上昇。
南アフリカランドなど資源通貨がしっかりしているのも注目です。
こういう時は、本来リスクオンの相場です。
全体的にはアメリカの景気が良くなって来て、
欧州も良い感じになってきていることでリスクオンの流れ。
不安要素は引き続きウクライナと中国というところです。


明日(米現地)からG20が始まり、何か解決策がでてくれば
またもう一段安心感が広がってくるのではないかということでした。

****

櫻井は先週のドル円、ユーロ円、ユーロドルを追うので精一杯でしたが、
今日教えてもらった豪ドル、ユーロポンドもがんばって
追ってみたいと思います!

「岡安盛男のFXトレンド」スタート! [金曜・岡安盛男のFXトレンド]
2014.04/03 櫻井彩子 記事URL


マーケットトレンド史上初の、為替情報をお伝えする
「岡安盛男のFXトレンド」がスタートしました!

商品先物をメインで取引されていて、
為替市場にそこまで詳しくないという方にも
分かりやすくお伝えする番組にしたいとの
意気込みを語って下さいました!


為替初心者の櫻井から見ると
為替はとても難しいイメージがあるのですが、
実際は非常にシンプルだと岡安さん。
為替の主要通貨は限られていて、
お金とお金の交換、それぞれの比較で見ていくもの。
ドルは基軸通貨なのであらゆる通貨とのやり取りがあるため、
基本はドルを中心に見て行くことになります。
言い方も、「ドル円が上がる」の場合は、ドル高・円安。
「ドル円が下がる」は、ドル安・円高というように、ドルが基本です。


さらに、
相対取引で24h取引できる。流動性が高い。取引量が大きい。
インサイダーがほとんどない。
何かが起こった時に、為替が真っ先に反応するので
インジケーターになる・・・などなど、
様々な面白さを持ち合わせているのが為替ということなので、
商品との兼ね合いも含め、これから色々と教えて頂きたいと思います!



■為替市場ニュース
先月まではウクライナ問題で占められていましたが、
落ち着きを取り戻したことで再び
アメリカの金融政策に目が向いて来ているようです。
イエレン議長が、テーパリング後6ヶ月程度でのゼロ金利解除について発言し
一時マーケットに動揺が走りましたが、
その後の修正発言でマーケットに安心感を与えたこともあり、
ドル円は104円に振れるなど円安に傾いているのが現状です。


そして今週末は米国雇用統計
失業率だけではなく物価動向などを幅広く見て行くなかで
雇用統計だけがどれだけの影響を与えるかは未知数ではありますが、
数字的には20万人前後というのがマーケットの総意。


もしこれが予想よりも極端に良すぎると・・・
長期金利上昇に繋がる→ドル高に振れて株価が下がる
→リスクオフで円が買われる→ドル円下がる。
・・・しかし長期金利は上昇でドル円上がる。
という流れで「ドル買い・円買い」が始まってしまい、
ドル円が動かなくなってしまいます。
従って、経済指標が良すぎても悪すぎてもだめ。
緩やかに株も長期金利も上昇していくというのが
FRBにとっては好ましい状況になりそうです。



■いま注目する通貨
ECB理事会が開かれ、ユーロが強すぎるため
追加緩和をするのではないかという話が出ています。
これを織り込んで現在はユーロが売られていますが、
もし実際に行われず発言だけだとまた上がることになります。


ユーロが買われている理由は、
・1月新興国問題で新興国からユーロに資金流入。
・ウクライナ危機でロシアや周辺国からユーロに資金流入。
などが考えられています。


追加緩和や利下げが必要ですが、調整を考えると一筋縄では行きません。
不胎化(ふたいか)介入も簡単ではない状況。
  ※為替市場への介入によるマネタリーベースの変化を、
    国債などの売買で相殺する為替介入のことで、今回でいうと
    EU(南欧)の債務問題以降、債券を買って資金を供給→再回収。
    ここでの回収を停止したら資金が市場にだぶつく→インフレを抑えられる。
    しかし、どこを買うのかなど問題が山積中。
これまで追加緩和に反対していたバイトマン独中央銀行総裁がOKを出しそうなど、
ユーロが様々な通貨と入り交じって複雑な動向になってきているので
しばらくはユーロに注目が集まりそうです。



■チェック項目
全部の通貨ペアをチェックするのは大変なので、まずは
ドル、円、ユーロ、ポンドあたりを見ておけば流れはつかめるようになるそうです。

経済指標に関しては、アメリカの指標が80%で、
とくに雇用と物価関係が重要。
数値と関連性、どの程度織り込んでいるかなどは最低限チェックをしましょう。

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