流れが変わるのか?雇用統計に注目! [金曜・岡安盛男のFXトレンド]
2014.07/31 櫻井彩子 記事URL


<ドル>

先週の放送後、NY時間に新規失業保険申請件数が

8年5ヶ月ぶりの低水準で28.4万人となりました。

この数字を受け、今回の雇用統計が良いのではと

期待が高まって動きが出てきました。


GDPが予想の3%を上回って4%。

1990年からのデータを見直した影響が

どの程度か分からなかったのですが、

いずれにせよ今回の結果はサプライズ。

前期1-3月期の-2.9も-2.1に上方修正され、

経済の復調がはっきりと表れて来ている様子。


GDPの6-70%を占める個人消費も2.5%(前期1.2%)と

かなり良い数字になりました。

貿易赤字が足を引っ張っているものの、

輸入が多いということは消費が旺盛ということで、

消費が上向きとも考えられるようです。


ただ、ADPは予想を下回る23万に21.8万人なのが気になりますが、

ここまでの堅調な動きを鑑みる限り

今回少しくらい悪かったとしても、悪材料にならないと見られています。


水曜日のFOMCでイエレン議長は雇用に対して

「著しい労働力の活用不足」と、まだまだ神経質。


マーケットは長期金利が0.01%くらい上がっての終了。

債券が売られ、NYダウが下がっているものの、

ナスダックは上がっているものも。

ゼロ金利解除早期実施への期待感による素直な動きだと考えられます。

一部ナスダックが買われていてるというのは

そろそろ金融相場ではない動きがあるということが

確認できはじめていて、理想的な動きに。


FOMCでも若干タカ派も増えて来ているようで、

CPIに関して目標に近づいて来ている旨の発言や、

ブロッサーフィラデルフィア連銀総裁が反対票を出すなど、

ゼロ金利解除に向けてのサインがじわじわと出ています。


FOMC終了後103.05まで瞬間的に行ったドル円ですが、

今後はしっかりと103円台に乗せてくるかどうか。

もしそうなれば、方向感が出始めてくるとのこと。

テーマがないと方向感は見えず、

方向感がなく動き出すと、また膠着状態になってしまいます。


いまのテーマはやはりアメリカの政策金利。

ドル高が始まるかどうかが注目されます。



<ユーロ>

水曜日、EUがロシアに対して

本格的な経済制裁で合意したということで

ユーロがかなり売られました。

ユーロポンドの買い戻しが入って

ポンドが売られてユーロが買われる動きに。


18時にユーロ圏のCPIが発表だったので

そのポジション調整か仕掛けかという動き。

短期的な投機筋とも捉えられます。


いまはとにかく雇用統計に向けて

あまりポジションを持ちたくないところなので

瞬間的に動きやすくなっているようです。


ユーロが円に対して動いているのは、

円安というよりはドルが全面高と捉えた方が良さそう。

ドル円が今まで動かなかった出遅れ感で

買われていて、円安とドル高が強まったという認識です。


これまでユーロやポンドが動いていましたが、

ドル円が動き出すと、反転し、ユーロの流れが変わる可能性があります。

この辺りの見極めは、やはり雇用統計を受けた動きからの判断になりそうです。




■注目ポイント


ドル円の方向性が見えるのか?ユーロの流れが変わるのか?

今回の雇用統計はかなり注目です。








CPIがいつもより注目されるのはなぜ? [金曜・岡安盛男のFXトレンド]
2014.07/24 櫻井彩子 記事URL


先週の番組放送後の夜、マレーシア航空機の撃墜事件が起こり、

さらにガザ地区の戦闘も厳しい状況になってきました。


夏枯れ気味で動かないのかなと思っていると

予想外のニュースが起こるのがマーケットの常です。


しかし結局ドル円はあまり動かず、

他の主要通貨も動きませんでした。

結果101.09まで行って折り返すという

底値の堅さを確認してしまった感じです。


かなり大きいニュースなので動かないのも少し不気味で、

じゃあどんなニュースなら動くのか?と思うわけですが、

逆にニュースではないきっかけかもしれません。

何かのきっかけでふと気が緩んだ時に動く可能性も大きいので、

いつでも反応できるようにしておいた方がよさそうです。


ちなみに8月は円高になりやすいというアノマリーがありますが、

5月にはセル・イン・メイにならなかったなど

これまでのパターンと同じように動かなくなって来ているので、

臨機応変に。



<ドル>

ドル円以外の通貨は結構動いています。


たとえはNZランドの政策金利発表は3.5%で、

本来ならば買ってよいところだが急落しました。

年内に複数回やるという期待があったのですが、

今回の利上げでとりあえずしばらく無いという見方が強まったことや、

「あまりに強すぎるので急落するだろう」という声明文の影響での下げ。

豪ドルもつられ安となりました。


豪ドル/キウイのクロスがかなり買われている

・・・というより、ドル抜きクロスが買われています。

ドル円は「動かない」ことが分かっているので、

動く通貨に向かっているようです。


なお、豪ドル/キウイは本来だと同じような動きをする通貨ですが、

これをペアにするメリットは

中長期でじっくり上がったり下がったりすること。

短期的にはあまり動かないので、

似た者通貨は長期のポジションに向いているそうです。

(ユーロ/ポンドなども長期的にはずーっと下がる、的な。)



ドルに戻ります。

来週はFOMC、雇用統計がありますが、

9月のFOMCが大注目なので、今回は何も出ないとの予測なので

いつもほどのお祭りにはならないと見られています。

雇用統計も質が見られているので数字では動かない可能性大。


代わりに、CPIで動く感じなのが現在の動きです。
(ほかに飛びつく材料がないため)

明日朝は日本のCPIが発表です。

普段は注目されない指標ですが、予想を下回ると動く可能性もあります。




<ユーロ>

15時に大きく下がっているのですが、恐らくオプション絡みだそう。

15時ちょうどというのは、アジアの「カットオフタイム」に当たります。

ここでオプションの期限が切れ、ポジションが偏りがちになります。

ただし、それが起こるのがいつなのかは予測できないので、

あとから「オプションだった」と分かる感じだそう。

ただ、オプションの場合は行ってこいになる場合が多いので、

あまり慌てて追いかけないで戻しを狙う感じの対応ができそうです。


ファンダメンタルズの側面からは、

今回のマレーシア航空機の撃墜で

欧州の対ロシア経済制裁がさらに強化されると・・・

エネルギーの輸入を完全にストップ

→ ユーロ経済にダメージ → ユーロ売りの可能性が。

南欧債やドイツ債が下がって来ているのもユーロ売りの要因に。


全体的には金融政策じわじわ効いて来ている感じです。




<ポンド>

ユーロ/ポンドのクロスがかなり入っているのは、

明日のGDP発表を控えて。

経済指標の手前から動く最近の傾向の通りです。

17:30の発表に注目です!



■注目ポイント

いつもよりもCPIの結果に関心が集まっています。

また、ポンドは17:30の英GDP発表で動きが。

発表前から動くことに注意。









EUのCPIを受けてどう動くかに注目を! [金曜・岡安盛男のFXトレンド]
2014.07/17 櫻井彩子 記事URL


本日の日経平均終わり値は9円4銭安・・・

ドル円も1円ちょっとの動きということで、膠着状態が続いています。

今週は日銀政策会合やイエレンFRB総裁議会証言がありましたが

大きな反応はありませんでした。

今週来週は大きな経済指標やイベントもありません。


こういう時には、短期筋が投機的な動きを活発にします。

ポンド、豪ドル、カナダドルなど瞬間的に

数字に関係なくいじってくるタチの悪い感じだそう!

投機の動きは一日の間で戻ってしまうので、

あとから追いかけるとケガをしやすいので要注意です。

ただ、短期で狙う場合は面白いことも確か・・・



<ドル>

動かないとはいえ、ニュースはありました。

イエレンFRB議長の発言はこれまでの内容を踏襲したものですが

若干の反応はありました。


前回6月の雇用統計では雇用者数が増え失業率も低下ということで、

数字的には大変良かったため

そのことをイエレン議長がどう捉えるかに注目が集まっていたのですが、

最初のひとことは「労働市場で著しい"弛み"が残っている」というものでした。

弛みとは、賃金の伸びがイマイチ、就業者も短期的で長期が少ないとのことで

やはり質を重視。


ただ、現実としては、数字が増えているうえ、

全地区で景気回復が著しいとのことでベージュブックも非常に良い評価。

株価も17,000円回復で高値更新・・・ということで

アメリカにとっては好材料のものばかりです。


続いての発言の中で、

「労働情勢がFRBの予想よりも早く改善し続ければ、

利上げは予定より早くなりペースも早くなる」という内容があり

マーケットは反応。長期金利も上がりドルも買われる展開になりました。


イエレン議長はハト派発言ですが、

超タカ派ジョージ・カンザスシティ連銀総裁「ゼロ金利解除は今年も来年もあり得る」

ブロッサー・フィラデルフィア連銀総裁「目標達成前に利上げすべき」

などタカ派の発言もちらほら聞こえてきています。


とはいえ緩和政策はまだまだ続きますので

9月の発表までは様子見となりそうです。

ドル円を横目に

ポンド・カナダドル・豪ドルが動き始めています。

一昨日イギリスのCPI(消費者物価指数)が予想を上回り、ポンド急騰。

昨日はイギリス雇用統計で発表前から買われ、発表後ストンと下落。

豪ドルは中国GDP発表後ポンと買われ、倍返しで売りが強まり、

NY終わると元に戻るというまさに投機的な動きに。

カナダドルもBOC政策金利据え置き発言で上下に動きました。


このような動きからも、

フラストレーションが相当たまっている様子が伺えます。



<ユーロ>

急に浮上してきたポルトガルショックで

ヨーロッパ金融不安が拡大するのかが心配されました。

BES(バンコ・エスピリト・サント)の親会社である

ESFG(ESファイナンシャル・グループ)の経営不振ということで

銀行にも影響があるのではという流れでしたが、

当局は「影響ない」という判断でとりあえず収まった様子。


ただ、スペインの銀行等がBESに投資をしているので、

まだ不安は残っています。

今の時期はちょうど銀行査定をしている最中。

査定結果が9〜10月あたりに出て来た際、

BESの他にも同じような銀行が出て来ると不安は再燃しそうです。

(現在は一行だけの問題と捉えられているため!)


14日、ドラギ総裁からも特に関連発言はなく、

また、全体の発言を受けてもユーロは動きませんでした。

売り材料は減ったのか?

一時戻ったが一昨日のポンド急騰時に

ユーロポンドの売りが出て、ユーロが下落。

本日放送後、ユーロ圏のCPIが発表されるので注目です。


テクニカル的に1.35付近は非常に堅いところ。

1.3480近辺が今年の最安値で、

下抜けするとユーロは売りが加速しやすくなります。

ユーロ買ってポンド売りというのをもう一度やり直すのかどうか。


投機的なものであれば、売り切れなかったら買い戻してきますので、

1.3480近辺抜けなかったら反発しそうです。

ここまできて織り込んでいるだろうというところでもありますが、

もし抜けたらユーロポンドを売って行くスタンスで良さそうです。



■注目ポイント

EU圏CPI発表後のユーロポンドの動き!


また、この一週間は豪ドル、カナダドルに注目。

さらに、南アフリカランドも。政策金利発表があります。

(ほとんど予想通り動いた試しが無いとのことですが、

 金利が高いので興味深い通貨だそうです。)











7月はポンドの動きに注意! [金曜・岡安盛男のFXトレンド]
2014.07/10 櫻井彩子 記事URL


先週の木曜日の夜に、米雇用統計とECB発表がありました。

もう既に過去のことになってしまった感もありますが、

しっかりと復習していきますよ。


まず雇用統計では

完全雇用や賃金上昇の項目はまだまだながらも、

やはり28.8万人という数字が出た瞬間

マーケットは素直に反応しました。

そして失業率6.1%は2008年9月あたりの水準。

全体的には、かなり良かったという印象です。


また、同日ドラギECB総裁の発言後、ユーロはストンと下がりました。

ドルが高いためにユーロが売られたのかどうかは微妙なところですが、

ドラギ発言を受けてユーロ売りとドル買いが同時に入った結果に。



<ドル>

雇用統計発表後、

102円台に乗せてその後101円台までジリジリと戻ってきました。

これらの動きを受けて、昨日発表のFOMC議事録では

「量的緩和は10月終了?」「出口戦略が議論されている」

等から瞬間的にドルが買われましたが、

その後「議論はされているが速やかに行われるわけではない」

というような発言から、再びドルは売られる形に。


リバースレポ(債券を担保に資金貸し出しを行う)など

量的緩和の他にも金利目標手段はあると示唆。

実際にゼロ金利解除になった際、

サプライズでマーケットが混乱しないように

情報を小出しにしてきている段階に入っているようです。

いきなり実施すると、債券が売られて金利が急上昇したり、

株価が急落したりという恐れがあるので慎重です。


実際にゼロ金利解除になれば、ドル円は動くのか気になりますが・・・

5月頃から言われているように、

アメリカ企業決算は堅調な業績が期待できます。

これまで「金利が上がれば株価が下がる・

金利が下がって株価が上がる」金融相場でした。



この段階から、業績相場への移行を狙っていると考えられます。

本来の

「金利が上がる=景気が良くなる=業績が良くなる=株価が上昇する」

のようなループになることで、

景気がしっかりしてきたので金利を上げても株価は大丈夫、

の確認が取れた時点ででゼロ金利解除に動くのでは?


そもそも業績が良ければ雇用も増えるはずですが、

現在はまだそこまで行っておらず、企業の力を蓄えている段階。

イエレン議長がこだわる雇用がしっかりして来たときが

タイミングと考えられます。


量的緩和が10月に終わるかどうかは9月のFOMCで発表のはずです。

また、8月には流れが変わると言われているジャクソンホールでの

イエレン議長の講演があるため、8-9月は動けないと考えられます。

そして動きがなく安定してくると

クロス円が買われる=ドル円を支える=ドル円動かない・・・

ということで相変わらずしばらくは膠着と見てよさそう。


さらに、テクニカルからも同じような示唆が。

ドル円はこれまでずっと200日移動平均線の上にいたのですが、

現在は下回っており、101.80近辺です。

昨日は瞬間的に抜けたが押し戻された形に。

これまで、「サポート(下値支持線)」だったのが

「レジスタンス(上値抵抗線)」に移行したと考えられます。

・・・ということは、やはりドル円は改めて上値が重い状態だと言えそうです。





<ユーロ/ポンド>

昨日のドラギECB総裁の発言にはあまり反応がありませんでした。

ただ、ユーロ/ポンドの動きがかなり複雑になってきています。

本日はBOEの政策会合。

ポンドの利上げは織り込み済みなのですが・・・

ちょうど1年前の7/1にカーニーBOE総裁が就任し、

そこから1年間ポンドは上がり続けています。

金利相場の利上げ期待と、カーニー総裁に対する信頼感で買われている状況。

利上げが本格的になるのでもう一段買いに行くのか??

それとも一旦大きな調整が入るのか??

7月はポンドの節目になりそうですので、用心しておいた方が良さそう。

もちろん、ユーロ利下げ・ポンド利上げで

ユーロにも影響してきますので、ユーロにも注視を。




■注目ポイント

上述のポンド!BOE後の動きを要チェックです。
米雇用統計とECB理事会・ドラギ総裁会見で今晩が勝負! [金曜・岡安盛男のFXトレンド]
2014.07/03 櫻井彩子 記事URL


さて、明日7月4日はアメリカの独立記念日で

マーケットはお休み。

本日木曜日の雇用統計発表となります。

さらに、ECB理事会・ドラギ総裁会見もあるということで、

両者の結果でどう動くかに注目が集まります。



<ドル>

200日移動平均線が101.70くらいにあったのが

下回り、いよいよ動くか?と期待したのですが、

結局101.10にある週足50日平均線を抜けられませんでした。

ドル円はポジションが偏っていないことや、

予想以上にエネルギーが溜まっていなかったことが判明。

やる気が無くなっている感じです。


その後戻しては来ていますが、上値は限定的。

下値も101.4-50のレベルを下回っても戻ってくる印象だそう。


ADP雇用統計は28.1万人と予想をかなり上回りました。

雇用統計は21.5万人の予想です。

これも予想を上回るレベルで良い結果だと、

素直にドル円は買われると思われます。

ただ、内容を見てみないと分からないのが昨今の動き。

長期失業者、賃金上昇、労働参加率の良い結果が見えてこないと

買われていたのにストンと下がることも。

メインの数字が良いからと言って突っ込んでしまうのは危険。

特に明日から休みで商いが薄いなか

ポジションが偏るとすぐに戻そうとするので要注意です。



<ユーロ>

昨日はユーロがらみのクロスが動いていました。

ユーロ/豪ドル・カナダが買われ、

ユーロ/ポンド・ドルは売られているという

それぞれに違う動きでしたが、

ポジション調整がかなり入っていると考えられるようです。


ここのところユーロは複雑な動きになっています。

ちょうど一ヶ月前の米雇用統計発表時に

1.36の75-80あたりからストンと下がりました。

今回1.37近くまで戻っているので、

もし米雇用統計の結果が良くてドル買いになった場合に

「ユーロレベルが高すぎる」などのドラギ総裁発言が重なると

ユーロが売られて、ドルが買われるという形が加速される可能性あります。



じつは今日、スティーブンスRBA(豪州中央銀行)総裁が

豪ドルが高すぎると懸念発言をすると豪ドルがストンと下がりました。

このイメージがユーロと重なるとのこと。


1.37を超えて行くようであれば上昇する可能性が高いので

準バリで買って行き、

逆に抜け切らなかった場合は、売ってみるのもひとつとのこと。



<ポンド>

キャメロン首相はユンケル氏の欧州委員長選出に反対だったものの、

結果はユンケル氏に決定。

移民に職を奪われているということで、

イギリスのEU離脱論が活発化しているようです。

このあたりの政策が影響してくるかどうか。


過去、EUに参画するかどうかのときは、

ユーロに近づき、1.0に寄って行きました。

しかし今回はEUから離れるということで、

ユーロが上がればポンドはさらに下がる形に。

今はユーロが売られているので、

むしろポンドが買われやすくなってくるとのこと。

長期的にもユーロ/ポンドの売りは明確。

とにかくここも今晩の結果に注目です!



■注目ポイント

米雇用統計とECB理事会・ドラギ総裁会見。

とにかく今晩が勝負ということなので、

諸々の発表以降は張り付いて見ていた方が良さそうです。

明日はかなり流動性が低くなるので、

全然動かなくなるのか、あるいは乱高下するのか、

きょうはそのテーマを与えてくれるかどうかがポイントになりそうです。








ドル/円どちらの側面から考察しても膠着状態はまだ続く!? [金曜・岡安盛男のFXトレンド]
2014.06/26 櫻井彩子 記事URL


新成長戦略の発表に米GDPの発表・・・とイベントはあったものの、

ドル円は思ったよりも動かず、レンジの中でした。


<ドル>

■米GDP

1-3月期は寒波の影響で悪いと予測済みだったものの、

それをさらに下回るサプライズの-2.9%に。

その後マークイットという民間企業発表の

6月PMI数字が良かったことを好感して、

株価が買われて金利が下がりました。

普段はほとんど注目されない指標で反応し株価が強気になるということは、

株価のセンチメントが強いと考えられるのだそうです。


前日はNYダウ下落し、高値警戒感の中でのGDP発表にも関わらず

その後の巻き返しがあったという形ですが、

みんなが慎重な時は、逆に大きく下落しないとのこと。

(みんなが一気に買った時が一番危ない!!)

今の動きを見るとまだ慎重なので、株価上昇トレンドは続くと見られます。


慎重になるのはどの辺りかというと、株価がまだ高い感じがするところ。

イエレン議長は大丈夫とは言っているものの、

まだまだイラクやウクライナなどの問題が常にくすぶっている。

何が起こるか分からず膨らんだ風船が弾けるのが怖いということで、

利食いも早く、ポジションが偏らない状況です。

こういう時は下がっても買ってくるので、一気には下がりにくいのだとか。


1-3月期GDPは-2.9%。

FOMCのGDP成長見通しが2.1〜2.3%

4-6月期は反動で良いとされ、予測の4%とすると、

1-2Qの平均は0.5%・・・ということは、

成長見通しを達成するために年後半で少なくとも3.5%以上必要です。

(V字とまではいきませんが、かなりの景気上昇があれば、

 ゼロ金利解除早くなる→金利上昇→株価下落のシナリオ)


以上のことからも

ドルは3ヶ月くらい見ないと分からない状態ですので、

ここまで以上に今後の指標が重要になってきます。



<円>

■新成長戦略

アベノミクス2012年秋の成長戦略で20円くらいドル円が上がりました。

もう一段の円安になるためには、
成長戦略が具体化され、実行され、
結果が出ないとダメ。

ということは、円の動きが分かるにはまだ数ヶ月か数年かかります。


→現時点では、円安はドル高に頼るしかなくなる


→しかし、ドル高も数ヶ月分からない(上述の通り)


→→→膠着状態はまだ続く



ということで、ドルから見ても円から見ても

動くのはもう少し先になりそうですね。



<テクニカル>

ドル円が200日移動平均線で101.65円くらいまで上がっています。

普通なら緊張感が走るところなのに、今回はあまりないとのこと。

ただ、相場は「見たがる」ので、近づくと付けてくる可能性は高いとのこと。

そろそろ抜けるのかどうか?注目です。





さて、ドル円膠着状態では他の通貨に流れて行き、

ドル抜き相場でユーロ/ポンド、豪ドル/NZドル、ユーロ/カナダなど

クロス取引が増えます。



<ユーロ>

16時からぐぐっと下がって来たユーロ。

ユーロ/円が下がってポンド/円が上がるということは、

ユーロ/ポンドの売りが出ているということ。


カーニーBOE総裁会見は18:30から。

火曜日に利上げの件は発言済みのため、

ポンドの利上げ期待というよりは、

月末の調整が入って来ていると考えた方が良さそう。


前回は利上げに積極的な話だったので、内容が同じなら動かない。

反対にもし慎重な話が出ると、ポンドが売られる可能性があります。

現在ユーロ/ポンドは投機的な短期筋が入っている感じがするため、

要注意だそうです!


ただ、長期的ににみると、

金融政策の違い(ポンド利上げ、ユーロ利下げ)は大きいので

最終的にはユーロ/ポンド売りが強まるとの予測です。



<金利の高い通貨>

■カナダ ドル

CPIの結果を受けて先週からよく上がっている通貨です。

資源国通貨で、比較的金利が高めなので人気があります。


アメリカの先行指標になることが多いので、

カナダが先に金利を上げてくると、

次はアメリカか?という意味で注目です。



■豪ドル

これから金利が上がる通貨を探したいのが投資家心理。

ポンドやカナダドル、豪ドルも利上げか?と言われています。

豪州は住宅価格や賃金が上がって来ているので、

利上げは必須な様子。かといって豪ドルが上がるのは困るというので、

ジレンマの中にいる状況です。こちらも注目通貨の一つです。




■注目ポイント

米個人消費支出、新規失業保険申請件数などの

経済指標を受けてNYがどう動くか。

悪い数字に反応せず、良い結果に反応するのであれば、

センチメントは強くリスクオン。


もう一段長期金利が下がるとドル安。

株価が上がると円安。相殺されてしまいますね・・・。

きょうのドル円が金利と株どちらに反応するかに注目です。



祭りのあと。続くか、それとも・・・!? [金曜・岡安盛男のFXトレンド]
2014.06/19 櫻井彩子 記事URL



手に持っているのは新橋の和菓子屋さんが販売している

「景気上昇最中」です!

「もなか」と「さいちゅう」の両読みで縁起がイイ!!!

(なぜか写真が横になっちゃいます・・・ごめんなさい ><)


****


さて本日、日経平均株価は246.36円高となりましたが、

ドル円はジリジリと頭を抑えられている状態。

昨日のFOMCを受けてNYダウが上昇&長期金利下落。

その時点でドル円は売りが強まり、

他通貨ではドルが全面安になりました。

本来株高なら円安なのですが、

現状はドル安が円安を上回っています。

ただ、いまのドル安だと逆にもっと行ってしまう所を、

株高によって101円で保たれているとも言えるため

むしろ底堅いという感じだそうです。


昨日でFOMCのお祭りが終了したため、

来週にかけては特に注目材料はありません。

ここからは昨日の株高金利安が一過性で終わるのか、

あるいは続くのかが注目なので、今日のNYは要チェックです。



<ドル>

FOMC、サプライズはありませんでしたが、

タカ派見通しが出るのではという予測が多かったなか、

全会一致でのハト派発表が行われ、

イエレン総裁の指導力を印象づける結果となりました。


ハト派ではあるものの、正常な金融政策に戻そうという

主張を持つフィッシャー副総裁が参加したので、

彼の意見が聞きたかったという岡安さん!

議事録は来月に発表になるので、どんな発言があったか注目です。


また、米経済成長の見通しが下方修正になりましたが、

世銀やIMFが下方修正しているので、既に織り込み済み。

来年再来年は据え置きということから、影響は少なめ。

為替に関しては、基本的に過去はあまり見ないとのこと。

それよりもこの先どうなるかということに関心が集まります。

今で言うと「金融政策がどうなるか?」などです。


数ヶ月先までは景気が良いということ、

今がバブルではないというのも影響力のある発言です。

市場最高値を更新し続けている株に対して

「正常である」と言ったことで株高を招き、

下方修正で長期金利が下ががったという

この二つが今回の大きな目玉だったと言えるようです。


いずれにせよ金利が低下して株が上がるというのはFRBの期待通り。

しばらくはこのままいくのではないでしょうか。



イラク情勢の緊迫化に関しては、

原油価格がかなりのレベルまで上昇してくると、

世界景気に対する悪影響が懸念されてくるので

予断は許しませんが、現在はまだそこまでではないので

とにかく注視しておく、というのが良さそうです。


テクニカル的には、

200日移動平均線が101.60円付近に上昇しています。

これが切れると、弱気の人が増えるそうです。

どこかで仕掛けてくる可能性もあるので要注意。

きょうのNYで金利がさらに低下してくると、割り込む可能性も。

逆に、金利上昇すればドル円は戻る可能性も。

大変微妙なところです!




<ユーロ>

ユーロドルの上昇が強いのですが、

ドル全面安でドルが引っ張っている感じです。

チャートはお皿のようなラウンドボトム(ソーサーボトム)。

この形の場合、ラウンドが始まるレベルまで戻り、

そこからはもみ合いという形が多いそうです。


抜けるタイミングは、やはりドル円とのこと。

ドル金利がさらに下がると、上値トライの可能性があります。

現状はポジションのカバリングの印象が強いようですが、

ユーロドルは基本的に下降トレンドなので、
1.36の後半が抜けるかどうかがポイント。

ただ、今後イベントが無く方向感がわかりにくいため、

もみ合いの可能性が高いとのことです。




<金利の高い通貨>

イベントが無いので、金利が高い通貨が買われやすくなります。

豪ドルやNZランドドルなどに注目。


よく動いているのはポンド。

年内に利上げという可能性が高まっているので、

ユーロポンドの巻き戻しで、ユーロ売り・ポンド買いの動きが。

(それでもユーロがしっかりしているのは、

   ドルが全体的に弱いからと考えてよさそうです。)

1.7というのは重大なところ。

クリアに抜けて来ないと逆に売りが強まるというところで要注意です。



■注目ポイント

きょうのNY株価&金利は要チェック!

潮目はまだ変わらない様子 [金曜・岡安盛男のFXトレンド]
2014.06/12 櫻井彩子 記事URL


日銀金融政策決定会合真っ最中ですが、

話題に・・・ならないですね(汗

おそらく何もないとのマーケットの見方で、ほぼスルー状態。

明日は発表です。


<ユーロ>

先週のECBの発表は、ほぼ予想通りの結果になりました。

政策金利0.15%、中銀預金マイナス金利。

持っているカードを全部切ったなという印象だそう。


ユーロはドラギ総裁が追加の緩和の可能性を発言後

瞬間的に下がったものの、買い戻しがあり、

さらに売りが出ている状況。

追加緩和の含みを残したというのが大きく、

マーケットは素直に動いたようです。


ECBの政策は3ヶ月に1度見直されるといわれており、

次が9月ですが今回これだけ出して、

またやるということはないだろうとのことで

もし量的緩和するとしても半年後以降。

ユーロは放っておくとなぜか強くなるので、

ユーロが高ければちらつかせるなり、

口先介入するなどの手段ができたことから、

今回で時間を作ったとも見えます。


なお、ウクライナも落ち着きを見せていて、

そちらから来ていたユーロ買いは売りにきて元に戻りつつあります。

このことを考えると、金利だけで売られたわけではないようです。



<ドル>

雇用統計が出ました。

数字は21万7,000人で4ヶ月連続で20万人超え。

2008年のピーク時の雇用者数を抜き、

リーマンショック前の状態に戻ったことで

ショックからは100%抜け出したという見方もできる

良い数字でした。

しかし、内容は

・労働参加率が前月同水準(伸びてない)

・賃金横ばい

・長期失業者数は減少したものの、若干。


ということで、

トータルで見れば、緩やかな回復に向かって行く様子。

本来なら長期金利が上がっていくのだが、まだ上がらないので、

数字の見方が変わっているようです。


昨日一昨日は、3年物と10年物の国債の入札でしたが

金利が上がると思っているので、あまり入札しないため

上がり方が少ない結果になりました。


また、世銀の成長率が3.2%から2.8%というニュースで

株価が下がる方向へ反応。

普通ならそこまでの材料ではないのですが、

今回反応したのは、常に高値圏にいて、

小幅に高値を更新というような警戒感が強いときに、

悪材料が出て欲しいところだったためのようです。

一度売られ、それがどこまで下がるのかを見て

底堅さを確認したら買いたいという心理。

これらのことから、

きょうの米株価は注目。上がってくると、長期金利も上がる可能性も!?



<NZランドドル>

政策金利が発表され、3%から3.25%にupで予想通りの数字。

流動性が少ない市場なのですぐに動いてしまうとのことです。

口先介入はしているが、効いていないのが現状。

長期的に見ると面白い通貨だそうで、

日本のGPIFなどが動き出すとまた動きそうです。



先週からECBと雇用統計という

大きいニュース二つが出揃いましたが、

潮目に関しては、まだ変わらなかったようです。

夏頃までには?という感じで、引き続き注目です。



■注目ポイント

きょうのNY株価&金利、小売売上高、

来週のFOMC!

 
いよいよこのあとECB! [金曜・岡安盛男のFXトレンド]
2014.06/05 櫻井彩子 記事URL


みなさんこんばんは、櫻井です。

きょうはラジオNIKKEIの新キャラクター

「ラニィ」と一緒に写真を撮ってみました!

黒いペガサスです、よろしくね★
(後ろの壁と同化してますが、ちゃんと羽がついてますよ)



<ユーロ>

今晩はECBの政策発表!

もちろんここは織り込んできてユーロドル1.4くらいから1.36くらい、

400ポイント下がってきています。

会合前にこれだけ織り込んでいれば買い戻しが入ってもイイのですが、

そこからもみ合いが続き、戻していません。

ただ、発表後は出尽くし感から

ユーロが買い戻されるという声も多いようです。

「噂で売って事実で買う」ですね。


それにしても戻さないというのは、

策士のドラギ総裁が何か考えているのでは???

(金融緩和を小出しにどんどん続けていくことで抑える等々・・・)

という推測もあるようです。


今回行うだろうと言われている政策は

・政策金利が0.25なのを0.1%くらいに?

(次もあるという含みを持たせたいのでゼロにはしてこないはず)


・中銀の預金金利をマイナス金利に

・SMP(Securities Markets Programme/証券市場プログラム)の不胎化を停止

・3年以上のLTRO ( Long-Term Refinancing Operations/長期資金供給オペ)


恐らく今回は上二つくらいと予想されていますが、

それでもマーケットは満足すると言われています。


アメリカや日本のような量的緩和には踏み込めないとの

コンセンサスがありますが(どの国の債券を買うのか?独は否定的)、

ただ、どこかでやってくる可能性もあるので、

含みを持たせるとなるとユーロの買い戻しに繋がるようです。


アメリカの新規失業保険件数発表なども重なるので

今日の20時過ぎ(ドラギ総裁は21:30登場)からは

目が離せません!



<ドル>

先週2.4%まで下がった長期金利が今週は2.6%に上がりました。

2.6%はいい数字ですがこれという理由はなかったような・・・

そもそも下がったのもはっきりしない状況です。


・ポジションの巻き戻しという感じ?

・南欧債の金利が低下して来ているので、それならば

   金利が同じか高い米債を買った方が良いという投資心理。

・ゼロ金利解除発表の際に一斉に長期金利が売られたので、

   そのポジションのショートカバー


などが考えられますが、そうなると米景気だけではなく

ポジション的な動きも多かったと考えられます。


2000年初め、グリーンスパン氏が

短期金利をいくらあげても長期金利が上がらないことを

「conundrum」=コナンドラム、

つまり「ナゾ」と言ったそれと今は同じ感じだそうです。



ADP雇用統計が予想より悪い数字(21万人→17.9万人)だったのですが

「前月はイースターが遅れた影響で良い数字→その反動で今回は悪い」

というのは織り込み済みなので、雇用統計に関しても

大きく下回らない限り、そこまでの影響はないと見てよく、

数字よりも内容の質が重要になりそうです。


先週からじわじわとドル円が買われ 102円後半まで行きましたが、

ドル高要因だけではなく、円安要因もあります。

・第一生命がプロテクティブ生命を5,000億円で買収発表。

   (直接投資が増えているのは円安要因に)

・今月15日に新成長戦略が発表に。その内容への期待。

・GPIFの運用詳細が8月頃発表される?    〃


ただ、上記のような円安要因もあって、米長期金利上昇もあるのに

3円程度の円安なのは・・・

過去4ヶ月、102円ミドルから103円にかけてというのは

何度も跳ね返されたところで、

ここからは買いにくい心理があるからだそうです。


今後抜けるには、明日の雇用統計も含めてボラティリティがどうなるか。

ドル高円安条件が出てもボラティリティが上がらないのであれば、

安定している、変動が少ないということで

金利の低い円を売って他の通貨を買うという動きになりやすいので、

ドル円はボラティリティに注目です。



<ポンド>

ECBの陰に隠れがちですが、今晩はBOEもあります!

ユーロポンドのクロスは欧州でよく取引され、動いています。

「BOEは来年の選挙までには金利を上げる」

「ECBは金利を下げる」・・・という金利差で

ユーロを売ってポンドを買うというのは続いていますが、

ここにきて戻して来ているようです。


前回BOEが発表したインフレリポートで、

「まだインフレは抑えられているので、当面緩和政策は続ける」

と発表しているので、現状維持を織り込み済みという感じ。

ただ、ユーロよりは底堅いとのことです。



<豪ドル>

こちらもよく動いている通貨のひとつ。

RBA(豪中銀)の会合があり、

短期筋の投機玉が入っていますが、

行って来いですぐに戻っているといういつもの動き。

乱高下している時は方向感が掴めていない状況です。



■注目ポイント

ECB、雇用統計などを経て

ここで潮目が変わるかどうか!


とにかく米長期金利とECB! [金曜・岡安盛男のFXトレンド]
2014.05/29 櫻井彩子 記事URL


みなさんこんばんは、櫻井です。
先週はNZや豪ドルの動きがマーケットを先行しやすいと

教えて頂きましたが、まさにそんな動きになりました。

きのうもNZランドドルが非常に薄商いのところで上昇。

東京オープン時には戻るというような荒っぽい動きののち、

東京が引けてからはキウイ、豪ドルがストンと下がると、

ポンドもユーロもドルで下がり動き出しました。


ただ、やはりというかドル円はそこまで動きません。

クロス円も売りが出ているのに、

月火水とも102円台に乗せても押し戻される重い展開に。

ドル円は買っても買っても上がらないという状況です。


アメリカの昨日の長期金利は2.42%と

昨年7月以来の低いレベルをつけたので、

本来であればドル売りになるはず。

しかしポンドやユーロがどんどん下がり、

ドルがどんどん上がるというちょっと不可解な動きになりました。


米指標などからアメリカの景気は悪くなさそうです。

GDP1-3月は天候の影響が大きいので悪いのは織り込み済みなうえ、

4-6月はかなり良い数字が出るとも予測されているので

全体的にはプラスの方向です。


金利差が縮小しており、

ドル円がもっと売られてもおかしくないところまできていますが

動かないどころか、むしろドルが対ポンド、ユーロ、豪ドルなどで買われています。

このあたりの説明がつかないとのこと。


しかしFRBの立場的には

これでゼロ金利解除がやりやすくなっているので、

もう少ししたらがらっとマーケットが変わる可能性もあるようです。

 

ところで今、なぜ不可解な動きになっているのかですが・・・


<仮説その1>

南欧債を売って、米債を買っている可能性。

ECB利下げに入るならば、調整が入っている可能性があるためです。

アメリカ国内で米債を買って株を売るのであれば、為替には影響無し。

しかし、海外勢が米債を買うには、ドルを買わなくてはいけない

(ユーロやポンドを売る→ドルを買う→米債を買う)

ので、ドルが強くなります。

こう考えると説明がつくのですが・・・


<仮説その2>

来週の5日に発表が予想されるECBの利下げを見込んで

ユーロを売る→ドルが手元に!→余ったドルで米債を買う。

・・・ということで、

ECBが利下げするから米債が買われているという説明もあるようです。


狙いを持って米債を買っているか、あるいは
結果的に米債を買うことになっているのか
という違いでしょうか。


さて、5月sell in mayもどうやら回避し、ウクライナもとりあえず大統領選終了。

リスクは減ってきているので円安に動いても良いのですが・・・。


黒田日銀総裁は追加緩和には否定的ですが、

「円高になる理由はない」とも発言しています。

GPIF改革や生保の決算発表でも、

外貨建て、つまり為替リスクに積極的な姿勢を示したことで

心理的にはドル円底が堅くなる動きが。


ただ、外貨建てとは言っても、ヘッジをかけていると為替に影響はありません。

ドル円が上がる想定で外債を買う場合、

オープンで買う(外債を買って、そのまま持つこと)のですが、

反対にドル円の先行きが上がらないとみると

スポットでドルを買って、先物でドルを売るため

相殺されてドル買いにはならず、動きません。


個人投資家さんがヘッジ比率を知るのは難しいのですが、

後か話が回ってくるので事後確認は出来そうとのことでした。

とは言いつつも動きを予測すると、

100円を割り込んで来たらヘッジ比率を高めようとドルが売られる。

103円104円で買われてくると、ヘッジを外してくる、ドルを買う。

という感じですので、このレベルであれば結局動かないのではとのことでした。



昨日もですが、とにかく今は円高・ドル高。

どこかでゼロ金利解除することは分かっているので、

目先に関してはまだドルは買えないというところ。

したがって、ユーロ・ポンドの動きがECBの発表後どうなるかが、

今回は雇用統計よりも注目度が高くなりそうです。


そもそもユーロが高すぎる対策で

金融緩和するということだったのですが、

政策発表前にユーロがかなり下がっているのであれば、

たいした追加金融緩和はしないのではという読みから、

発表前に買い戻しが入る可能性も大きいです。


実際にECBが行動に移したとしても、

次の手はないということで結局ユーロが買われる可能性も!


・・・ということは、どちらにせよちょっと買い戻されるんでしょうか!?


■チェック項目

とにかくアメリカの長期金利

そして、ECBの金融政策発表に注目です!!!!
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