12月で調整は一段落しそう!? [金曜・岡安盛男のFXトレンド]
2014.12/18 櫻井彩子 記事URL



岡安さんはかなりの寝不足のご様子ですが・・・それも無理ありません。
先週までは"スケートリンク"と言っていたスピード感。
今週はもう"ジェットコースター"と言うほどにめまぐるしく動きました。
ドル円は売られたのにフェイントをかけてすぐに上昇しているので
ロングもショートもかなりしんどい展開に。


FOMCの声明文では「相当な期間」と「忍耐強く」のふたつが入りました。
株式市場は「相当な期間」に反応。
緩和政策が続くことは、株式市場ではプラス。
ロシア危機をもプラス視する強気の相場。
一方、債権市場は「忍耐強く」に反応。

長期債利回りが上昇し、金利が上がったのでドルが上がりました。

つまり株式市場は緩和政策を、債権市場は利上げを取る結果となり
合わせ技とも言えるイエレン議長の思惑通りに動いたと言えそうです。


ここまで株も下がってドル円も下がっていたというのは
年末の薄商いの中でヘッジファンドなどの手仕舞いなど、調整だったと考えて良さそう。


ロシアは政策金利を6.5%上げて17%とするなど
これまで見たことのないような上げ幅です。
それでもルーブルが下がったので、ロシアにとっては相当なダメージ。
しかし相場は今ところアメリカの金融政策にとっては影響がないと結論づけています。
イエレン議長も、長期化しないとの見方をしている様子。
ロシアから資源国に広がっていくとかつてのアジア通貨危機が連想されますが、
97、98年のようにはならないのではというのが多くの見方。
ただ、シェールガスの採算コストと言われる40〜50ドルまで原油が下がった場合は要注意です。


120円超えも特に過熱感はなかったので、長期的にはドル円は上昇方向。
ユーロの買い材料がないのに上がったのは、ドル安が原因でしたが、
米国債権も買われて金利も下がったのでドルが買われてきたので
不安定な状況は是正されるのではと予想されます。


ただ、欧米はクリスマスで小休止に入り、さらに薄商いに。
薄商いの時に変なニュースが出ると、勢い良く動きやすいので注意です。
また、今回はフェイントがかかるので、少し傷が癒えるまでは時間がかかりそうです。


最後に豪ドル。
下落が顕著な豪ドルはちょうど0.81まで来ているのですが、
1月にRBA議長が「0.8が適正レベル」と発言しており、
そういう意味では良いところまできているので
豪ドル円を少し買ってみるのも良いのかも?


いずれにせよあまりポジションを偏らせないで
上下の動きに気をつけて臨んだ方が良さそうです。


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(実際に、円建ての金は現在上昇中)
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12月の特殊要因も重なって・・・ [金曜・岡安盛男のFXトレンド]
2014.12/11 櫻井彩子 記事URL



















スピードが速く振れ幅が大きい相場に渋い表情の岡安さん(笑)!


先週末のアメリカ雇用統計は32.1万人と大変良い結果になり、
ドル円は121.85まで上昇。125円も見えるか・・・!?
というところでストンと117円台まで下がりました。


中国の景気懸念とも言われていますが
12月の特殊要因もありそうです。


オバマ大統領が日欧景気後退が
アメリカの景気リスクと発言していたそばから上海株が急落。
8日に貿易収支が発表され、予想を上回わったのですが
内容を見ると輸出の伸び率が大幅に縮小。
輸入はさらに悪く前年同月比-6.8%という結果でした。
輸入の減少=国内景気が悪いということで上海株の下落に。
次いでNY時間にアメリカ長期金利が下がり、日経先物も下落。
この辺りから動きがおかしくなってきました。


ここまで、随所にガス抜きがあったドル円は
大幅下落がないと思われていたのですが、
3日間で121.85から117.45まで4円以上の下げとなりました。


12月はヘッジファンドが決算でボジションを閉じるシーズン。
原油価格の急落で損失を出したHFの閉鎖が出てきており、
その際に他のポートフォリオも売りに出した動きがみられます。


NYダウを押し上げたのは、
石油関係の株が急落したためとも言われますが、
逆に原油安で上がった株もあることを考えると、
それが直接的な原因ではなさそう。
もちろん原油安は最終的に
シェールガスの輸出にマイナスではありますが、
今現在のことではないので、それで下がるのも違いそう。
従って、12月の季節要因でのポジション調整と考えられます。


アメリカの長期金利下落=ドル売り。
株価下落=リスク回避の円買い、米債買い。
上記の円高とドル安が同時に来たという感じです。


ギリシャの大統領選挙前倒しもリスク。
財政緊縮に反対する野党が台頭=リスク拡大=ユーロ売り
・・・のはずですが、ユーロが上がっています。
これを材料視していないということは、
やはり何かのまとまった売りによる受給で動いていると考えて良さそう。


ECBの追加緩和が来年になりそうですが、
これもユーロ売りにはつながらず、
イタリアの格付けが引き下げられても影響がありません。
従って、いま市場のセンチメントは
NYや日経の株価や中国の動きに向いていると考えられます。


ただ、特殊要因とはずっと続くわけではないので、
売り切れば元に戻るはずです。
きょうのNYダウがそこまで崩れなければそろそろ終わりに近い可能性も。
来週はFOMCが開催されます。
「相当な期間」という文言が削除され
「patient(ペイシェント:忍耐/辛抱強い)」、つまり
利上げまでにいろいろ我慢しなくてはいけないという
文言が入る可能性があると言われています。


FOMCで利上げが目に見えてくるのであれば、
ドル高にがらっと変わる可能性も。
(今回の急落で特に日本勢は買い下がっているので、
 上がる時は売られる動きも見られそうです。)


そしてFOMCのあとはクリスマス休暇。
ポジションをほとんど閉めてくるので山場は来週で終わり。
日本勢が正月休みの頃から新たなポジション作りが入ってきます。


そう考えると年末にポジションを持ち越すのは怖いところですが、
大きな流れとしては
「アメリカはゼロ金利解除、日・欧は金融緩和」
ということで状況は全く変わっていません。
状況が落ち着いてくればドル円の買い戻しが出てきて
長期的にはドル円上昇に。


短期的には振れ幅が大き目で動くのでこの点は注意です。
円安になればなるほど振れ幅は大きくなります。
75円の10%といえば、7.5円しか動かないのですが、
120円の10%といえば、12円動きます。
まだ市場はこの感じになれていないのですが、
今後はもっと振れ幅が大きくなると考えたほうが良さそうです。


崩れた時は一旦ポジションを縮小・ニュートラルにしていたほうが良く、
入るときもいつも以上に慎重に!



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ドル高で120円目前 [金曜・岡安盛男のFXトレンド]
2014.12/04 櫻井彩子 記事URL


ドル円は120円目前の119円97銭まで行きました。
少し前までは「来年の高値くらい」と言われていた数字です。
120円は大台。ここはみんなが気にするところなので、
前回の大台110円を抜けた時と同じく、
抜けても一度すとんと落ちるような調整を見せる可能性もありそうです。


いまのこの動きはドル高全面高。
ベージュブックも良く、ISMの景況指数は予想を上回りました。
ADP雇用統計は予想を下回ったものの20.8万人と20万人越え。
明日の雇用統計も含め期待感があります。
前回は予想を下回ったもののドル買われたので同じような動きが予想されます。
景気(とくに雇用)の良さがドル高を後押し。


さらに、先週木曜日OPEC総会で原油の減産をしないことが決定。
かなり織り込んでいたのですが、原油が一層下がりました。
原油安=ドル高
(アメリカは最大の原油輸入国で、原油が下がると
 アメリカにはかなりプラスということでドル高に)
ということからも、やはりドル高要因に。


なお先週のブラックフライデーでは
4日間トータルで前年比マイナス11%と
落ち込んでいるという見方もできるのですが、
今回はいつもより長期ディスカウントをやっているところが多く、
4日間だけではわからないようです。
サイバーマンデーもディスカウントし過ぎていて数字が出なかった様子。


要人発言では、フィーッシャーFRB副議長が
「原油安はアメリカ成長にとって非常に良いこと」
「日本の最近の政策行動は適切」
「FOMCでの"相当な期間"を削除する時期が近づいている」
などに言及しています。
・原油安を良いと言っている=ドル高容認
・日本の政策行動OK=円安容認
日欧の景気が悪くなることはアメリカ経済にとってリスクなので、
いまは円安、ユーロ安を容認しています。


ということで、このような一連の流れがドル高を支えており、
120円に近づいていると考えられそうです。

「政策行動は適切」と言われた日本ですが、
ムーディーズでは格下げ。唐突に出てきたニュースです。
直後は素直に日本売りになり、一気に円が売られてドルが上昇、
ドル円は119円に行きましたがその後ストンと下がりました。


一般的には
「日本の国債の格付けが下がる=国債が売られる=金利が上がる=円買い=株価にマイナス」

・・・ですが、追加緩和で日銀が年間80兆円規模で国債を買ううえに、
国内で90%以上保有しているので、あまり影響はなさそうです。
ちょうど3年前の2011年8月に
S&Pが日本の格付け引き下げましたが、この時もほぼ影響がなかったので、
今回も同じと見て問題なさそうです。
そもそも最近では格付け会社の信用も落ちているようです。
いずれにせよ、結果的には
買っていた人は慌てて投げたので、丁度良い調整になったという感じです。


スイスの金保有関連の国民投票の結果は否決され、
ユーロスイスが買われました。
介入するとアセットが膨らんでしまいますが、
その20%を金にしないといけないとなると
介入自体がしにくくなります。
すると1.2を割り込んでも介入できないということで
やはり予想通り否決となりました。
頭は重い感じ。ユーロが売られています。


本日はECB。
国債や社債を追加緩和の中に入れようという話ですが、今回はなさそう。
欧州の司法裁判所が来年1月の半ばに判断するという
リスボン条約の問題があります。
これは欧州連合の基本条約を修正する条約で、
国債をECBが直接買うと財政ファイナンスになってしまうので
それが良いのか悪いのかという解釈の仕方を変えるために判断されます。
従って、これを待ってからECBが追加緩和をするのではと言われています。
今回追加緩和の言及がないとなると、一旦ユーロが買われる可能性も。
ただ、最終的にはやらざると得ないので、ユーロの上値は重いのではということです。

本日のECB、明日の米雇用統計に注目です!

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薄商いでだまされないこと! [金曜・岡安盛男のFXトレンド]
2014.11/27 櫻井彩子 記事URL


アメリカは感謝祭でお休み。
翌日はブラック・フライデーとなります。
ブラックと聞くと悪そうですが、黒字という意味!
この日からクリスマス・セールが始まり
小売が黒字を出すことからブラック・フライデーと呼ばれます。


日本でいうと、お正月に相当するので
ポジションを手仕舞いしてお休みに入る人が多く、
米国市場はお休みモードになります。


直近の米経済指標が予想を下回る悪い数字が出ています。
GDP改定値は3.9と良い数字で、
GDPの60%くらいは消費なので、消費が良いのかと思うと、
そうでもなく消費者信頼感指数が予想を下回る88.7に。
個人消費支出も予想通りではあるのですが
政府目標には未達ということで
ブラック・フライデーの消費活動がどうなるのかが
今後の指標になるので注目しておいたほうが良さそうです。


ドル円はスピード違反。
追加緩和をしてから4週間で10円の上昇。やはり少し早すぎます。
ユーロは調整。売られ過ぎた分の買い戻し入っています。
円、ポンド、カナダ、豪ドルといろいろなクロスで読みにくい状況に。
スイスが30日に金の保有20%義務付けの是非を問う選挙で
ユーロスイスが売られましたが、
否決されそうだということで若干買い戻しが入っています。


ECBは追加利下げの話、
日本はさらなる追加緩和の用意、
中国は政策金利を下げる・・・という動きのなか
アメリカだけが利上げ方向ということで
ドルがしっかりしてしまうのは必然です。


感謝祭を挟んで薄商いになるいまの時期は
少し動いただけで大きく反応しやすく、
実は「だまし」の動きが多いそうです。
大きな動きは変わらないのですが、
たとえばユーロが買われてドル円が下がると、ドル円は頭を打ったのでは?
・・・と思いがちですが、非常に薄い商いの中で反応しすぎただけ。
だまされないように冷静に見る必要がありそうです。


さてここにきて要人発言が増えてきています。
黒田日銀総裁が円安が早すぎると発言していなかったら
120円行っていた可能性も。


コンスタンシオECB副総裁は「各国の経済規模に応じて国債購入を検討」
ということで、ドイツに大きな負担を求めている可能性があります。
これに対しバイトマン独連銀総裁は「法律的にハードルが高い」と牽制。
このようなやりとりがあるということは、
話し合いが煮詰まってきているということ。
ECBの3か月ごとの見直しが12月なので、そろそろスタートか?次回か?
というところですので、ユーロが底を打ったと考えるのは時期尚早。


また、よく動いているのが豪ドルで、瞬間0.85を抜けました。
参加者が少ないなかでオプションのトリガーがあると言われていたところを
短期筋が狙った感じです。現在戻ってきていますが
ロウ副総裁「豪ドル下落の可能性」など
こちらも発言が増えてきています。


豪ドルは商品価格が下落しているので、苦しい状況。
上述のようにいまは投機筋が狙いやすい時期で、
0.85をクリアに抜けてくると失望売りが出るので、
来週まで様子を見てみたほうが良さそうです。


「だまし」か否かを見極めるのは
感謝祭を終えてマーケットに人が戻ってくる時。
ユーロ豪ドルが買われているなか、そのユーロが下げ始めた時は
豪ドルが買われるので要注意です。


アメリカは長期金利が低く、ドルの上昇が抑えられています。
アメリカの経済は世界に突出して良いため
長期債が他の南欧などに比べるともっと低くても良いのに、
他が低くなっているので、よく見えてみんなが米債を買う流れに。
円に関してはドル上昇しているが、どちらかというと円安で、
ユーロではドル安。まだ抑えられています。


麻生氏や黒田氏の発言で早すぎる円安を抑えようとしましたが、
こういうときはポジション低くしたほうが吉。
様子を見ながら、下がったところを
少し増やしていくというスタンスが良さそうです。



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今回、販売するインゴットは100gと10g。
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円安のヘッジに円建ての金が注目。。。と番組でもお伝えする機会が増えていますが、
(実際に、円建ての金は現在上昇中)
おそらく、これから来るであろうインフレヘッジとしてますます注目が高まると思われます。
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動いている時はチャンスが多い! [金曜・岡安盛男のFXトレンド]
2014.11/20 櫻井彩子 記事URL


・・・ということで、ご機嫌な岡安さんを激写。

一時119円に届きそうというところまで円安が進みましたが、
先週から今日までは盛りだくさんの一週間でした。


まずはGDPショック。
ここまで悪い数字が出るとは誰も思っていなかったのですが、
これだけ悪いと、消費税先送りは市場のコンセンサスになっていました。
(従って解散総選挙の必要性が曖昧ですが、
 ここでやっておきたいということなのでしょうか・・・)


海外投資家からの評価ですが、債権に関してはネガティブな意見もあったものの、
消費税増税については概ね受け入れられているようです。
結果的に安倍政権が続くのであれば、
アベノミクスが継続、円安継続。緩和政策も
CPI1%割れもあり得るとのことなので、長期化するのではという見方。


黒田日銀総裁の会見で
消費税増税のための追加緩和ではないとの発言でしたが、
財政健全化を求めるメッセージ的な意味合いも感じます。


続いてアメリカ。FOMC議事録では
「相当な期間」がどのような経緯で残ったのかが注目ポイントでした。
削除したほうが良いという意見に対し、
市場が金融緩和から極端に金融引き締めにいくと考えることを懸念し
文言を残したということでしたので、名目上であることが伺えます。
粛々と金融引き締めを行うということ。


また、日欧中の景気鈍化は「アメリカ経済には極めて影響は限定的」とも。
ドル高容認とも取られました。
実際、直近の住宅関連の経済指標が良かったこともあり
先行きの見方が強気になってきています。
株価も強く、悪いところがない状況です。
今後長期金利が上がってくる可能性があるので
ドル高の流れは変わらないとみられています。


一方で日本は金利が下がるため、円安が続く・・・つまり
ドル高円安が明確になっています。


ポジションの回転が効いているのでロングの買い持ちが溜まらないというように
こまめにガス抜きがされているので、調整しながらも上を抜いていく動きです。
しばらくはドル円の上昇トレンドは変わらないとみて良さそう。


ユーロ(ドイツ)の経済指標が良かったのでユーロ買いにつながっています。
今後まだ追加緩和が残っているので、どこかの時点でユーロ売りの可能性も。
ドラギECB総裁が、金融政策に国債の購入も含まれると発言していますが
ドイツが反対しています。しかし景気が悪くないならば
EU全体のために妥協を求めるというような形になりそうです。


豪ドルもよく動いていますが、ユーロとの関連性が高いとのこと。
ユーロポンドの買い、ユーロスイスの売り、ユーロ豪ドルの買いと
ポジション調整的なものが入ってきています。
ユーロスイスの売りなのは、スイス高。
スイス円では30年以上前のレベルまで上昇しています。
スイスの1.2は介入のポイントであるのと、
金の売却の是非を問う投票が行われということで、しばらくは続きそうです。


とにかくいまは各通貨が動いています。
動いている時は、チャンスがいっぱいあるということですので、
上手にポジション調整しながら挑戦しましょうとのことでした!

マーケットが円主導に!? [金曜・岡安盛男のFXトレンド]
2014.11/13 櫻井彩子 記事URL


↑↑↑サプライズ続きなので驚いている岡安さんにしてみました(笑)!

これまで為替といえばアメリカ主導でしたが、
日銀が追加緩和というサプライズを行ってから
GPIF、さらに日本の国内政治に対しての関心など
日本の動向が注目を集めています。


あっという間に7年ぶりの116円台をつけましたが、
動きが早い分、調整が何度も入ります。
1〜1.5円くらいはストンと行くので、
手綱をしっかり持っていないと振り落とされてしまいます。


120円まではスピードや時間調整があるので
一気に行くかどうかは分かりませんが、
小さいガス抜きをしているので大きなガスがたまらないため、
今回は、昨年の4月の追加緩和で下げた10円までは
下がらない感じがします。


アメリカに関しては先週雇用統計が発表されたのですが、
日銀→GPIF→ECB追加緩和発表とサプライズ続きなので
そこまでの注目は集めなかった様子です。


予想は下回るものの、21.4万人と20万人越え。
失業率は5.8%で、トータルで見ると良い数字。
ここでも最終的に1円以上下がったので、振らされてしまい
ポジションが溜まってこない状況に。


日米の金融政策の差がはっきりと見えてきていますが、
ドル高/円安はどちらかというと日本側の円安。
クロス円も円全面安で、主導は円になっています。


日本の選挙も不確定ながらかなりマーケットが影響を受けています。
先週行われた安倍首相とクルーグマン氏との会見あたりから
じわじわ消費税増税延期の雰囲気が高まっており、
やらないと言っていた解散総選挙も実行する可能性が出ています。


このあたりを受けて円安がさらに進んだようです。
消費税延期になれば・・・
株価にプラス=景気に良い=株高=円安強まる=ドル円買われる、という動き。
ちょっと前まで市場に漂っていた
「財政再建が柱のアベノミクスが失敗しそう」という見方が弱まり、
マーケットの雰囲気が円安の流れに向かい偏りやすくなっている感じです。


消費税増税に関しては来週早々に発表という声も。
当初は12月に発表と言われていましたが、
月曜のGDP速報値での判断の可能性が高まってきました。


財政再建が失敗してアベノミクス失敗=円高という捉え方や、
消費税上げて景気悪化=後ろ向きな円安
とろうと思えばいくらでも円安にとられます。
いずれにせよ最終的には円安に持っていく雰囲気。


もし円高に振れたとしても充分にガス抜きされているので
110円まで戻ることは考えにくいようです。
昨年の4月の金融緩和で100円を超えてから10円下がりましたが、
数字的には38.2%の戻し。
今回にこの数字を当てはめると112円付近が底ではとのことです。

直近のイベントはG20。
「自国通貨安を誘導しないように」という話があるかどうかに注目です。

ちなみに豪ドルですが、G20がオーストラリアで開催されるので
口先介入しにくくなると考えられていましたが、
「為替介入も視野に入っている」という発言がありストンと下がりました。
実は豪ドルは1月も「介入するよ」の話が出たところが底値になって
上昇に転じているので、今回も発言が底値かも・・・!?
105円が去年の高値なのでそこを目指して上昇が考えられますので、
長い目で見て、買っておくのも面白いとのことでした。

相場は動き始めると・・・ [金曜・岡安盛男のFXトレンド]
2014.11/06 櫻井彩子 記事URL


先週の金曜日に発表された日銀の追加緩和。

為替相場の様相を大きく変えました。


先週、FOMCでドル高が進むと見ていたうえ、

GPIFがリスク投資を行うという発表がありドル買い円売り

・・・というタイミングで

量的緩和第二弾が発表されました。


まさに絶妙なタイミング。

日銀内部では一票差での決定ということなので、

直近で決めたことかもしれません。

いずれにせよサプライズでした。

昨年の4月に量的緩和を行った際は、

3日くらいで7円程度の上昇がありました。

今回も109円から115円、同じ値幅できています。


現状ドル円115円台はしこりができている感じもあるそう。

(しこりというのは、売り切れていないで持っている人が、

 売りたくなるポイント=115円近辺)


ECBの政策会合では

日銀が発表したのでそれならこちらも!となるのか注目。

12月に量的緩和することは言われていますが

ECB内部の亀裂が見えてきているので、

実際にできるかどうか懐疑的な見方もあります。


日欧が量的緩和を行うことに対して

アメリカは黙認していますが、

中間選挙で共和党が過半数取ったことで読みにくくなっています。

共和党は量的緩和に対してはここまで反対の姿勢ですので、

FRBに対してバランスシートの縮小や利上げ要求など

なんらかの圧力がかかる可能性もあります。

どちらかというとドル高肯定ですが、

ただ、ドル高牽制的なことが出てくると、

一旦はドルが売られる場面も出てくるので要注意です。


今回は6-7円あがり、いいところ。

昨年を例に見てみると、

ちょうど一ヶ月くらいもみ合ってから6割りくらい下がっている。

水準でいうと111-2円なので、調整はこの辺り?

しかし、アメリカは利上げで日本は第二弾量的緩和ということで

明確に金融政策に違いが出てきているので、

下値は切り上がっていくと考えて良さそうです。


上値ですが、2007年7月あたりにつけたのが120円というレベル。

115円の次は120円という大台になってしまいます。

相場は動き始めると早いものですが、

ただ、今回はスピードが早すぎるので、

小休止がくるかもしれないというところ。


そこに控えているのが雇用統計です。

良い数字が出れば瞬間ドルが買われると思いますが、

一旦利食いの売りが出ることも考えておいた方が良さそうです。

(115.53は目先の天井?)


日足のローソク足に「宵の明星」が出てくると

一旦は売りが出やすくなるので要チェック。

しばらくはまだまだ乱高下があると思われるので、

良いところで一度利確を。欲張り過ぎないように

気を付けつつ指標やニュースをチェックしていきましょう!



■注目ポイント

・ECB

・雇用統計
今回のFOMCで節目を迎えた米金融緩和 [金曜・岡安盛男のFXトレンド]
2014.10/30 櫻井彩子 記事URL


28・29日に開催されたFOMCですが、

内容的にはほぼ予想通り。

かつ、タカ派的ということでドル全面高となりました。


先週までは株価等の乱高下もあって

各要人からのハト派発言が増えたという話をしていましたが、

結果はタカ派で統一。


とくに注目されたのは

・本当に量的緩和が終了するのか?

・「相当な期間」の文言が残るのか?


ということでしたが、量的緩和終了が明言され、

文言は残るという形になりました。

タカ派的な発言はたとえば・・・

「失業率が低下」して「雇用は確実に伸び」ている。

「労働市場の弛みは緩やかに縮小しつつある」などがあり、

さらに「著しい資源活用不足」が削除されました。


テーパリングが終わり、これからゼロ金利解除に向かうというサイン。

地ならしが始まるんだなという感じを受ける内容です。


また、ドル高に関する懸念発言が無かったことも影響大です。

最近の市場の混乱・欧州経済・ドル高懸念などには触れられませんでした。

つまり、欧州経済への懸念はあまりなく、ドル高はある程度容認。

アメリカ経済は強いということ=金利を上げるということ。

NYダウが31ドル安程度の調整だったのは、この辺りの強さを受けたことや、

先々週くらいで混乱が一巡し、調整が終わったと考えられます。

全体的にFRBのシナリオ通りで全くぶれていなかった。

結局アメリカが中心だったなという印象を与えました。


EU経済への懸念が明言されなかったものの、

EUのストレステスト25行不合格という結果が気になりますが、

金曜日にはリークされていたうえ、結果自体は1月時点のもので、

既に資本増強などを進めているところが増えているので

諸々織り込み済みの予想通り。

キプロス・ギリシャ・イタリアなどが悪く

ドイツ・オランダは良かったので、

その辺りも含めてマイナスにはならなかったようです。


直近のアメリカの経済指標は

耐久財受注が -1.3%と悪く、瞬間的にはドルが売られましたが、

その1時間半後に発表された

消費者信頼感指数が7年ぶりの高水準で

87という予想が94.5と相当良い結果となりました。

消費者の景気先行きの期待が高まっているということは、

クリスマス商戦にかなり良好になりそうでプラス材料。


ドル全面高=ユーロ安、円安ということですが、

日欧の景気に関しては非常に好ましい形です。

ただ、これがいつまで続くのかが気になるところ。


そういう意味でも

今晩22:00〜イエレンFRB議長の講演は大注目です。

きのうの声明文を受けて

雇用に関して本人の口から改善という言葉が聞けるのかどうか。

続く来週の雇用統計への期待が高まります。


同じく今晩21:30発表のアメリカ7-9月期GDPが良く(予想は3%)、

イエレン議長の講演もプラス要素になると、

再度110円も見えてくるようです。


ドル高に対して文句が出れば別ですが、出なければ強いはずです。

ユーロポンドが売られ、ポンドが買われる。

豪ドルなども急激に下がるなどのところから

調整的なクロスが入って来ています。

良いものはこれから買われて行く流れに。

(良いものとは、アメリカの景気が良くなって、

 株価がしっかりしてくると、資源国通貨が見直される可能性UP)


マーケットはセンチメントの影響を大きく受けます。

不安定な相場の際にはエボラのようなリスクが大きく扱われますが、

不安材料が無くなってくると、マーケットは再びリスクを取ってきます。

2008年から始まった量的緩和がこれから終了していくという

ビッグイベントが今回で節目を迎えたと考えると、

これからチャンスかもしれません。



■注目ポイント

・21:30〜アメリカ7-9月期GDP速報値

・22:00〜イエレンFRB議長の講演

(来週は雇用統計!)
ユーロ圏の製造業PMIを受けて・・・ [金曜・岡安盛男のFXトレンド]
2014.10/23 櫻井彩子 記事URL

先週は若干パニック的な動きを見せましたが、

今週は少し落ち着いた動きとなっています。


ただ、本日17:00ユーロ圏の製造業PMIが予測より良かったことで

直後ドル円が一気に動きました。

昨日ドイツのバイトマン独連銀総裁が

「ドイツ経済は根本的に強いままだ」と発言。

そして本日ユーロ圏のPMIは、50を下回るという予測を上回り50.7に。

ここでユーロが買われ、ドル円も買われました。


先週同時株安でリスクが高まり→

→米金利が下がり→ドルが売られ→ユーロが買われました。

欧州経済が悪いから米も影響が出るだろうということで

本来ならユーロが売られる場面でそれ以上にドルが売られる形に。

その巻き戻しが入って来たところに今回の結果。

リスクが低下すると円を売ってくるので、

今回のドル円の上昇につながりました。

ただ、ユーロ圏の景気が悪くなさそうということで

ユーロが買われましたが、本当に景気が良いのかどうかは

もうすこし観察が必要そうです。

たとえばストレステストで、

少なくとも11行が不合格になるとの報道(ECBがこれを否定)

なども一部出ています。


このような不確定な中にありながら、PMIだけで

一気に動いたのは、

悲観的な雰囲気が過剰だったため、その反動の意味合いも。

同じくしてNYでも先物が買われ始めましたが、

今日のNYのマーケットも上がればリスクオンの流れに。

バイトマン独連銀総裁が「ユーロ安は良いこと」と発言しているように

ユーロ圏はユーロ安を望んでいますし、

アメリカも欧州経済の悪化はリスクであることから

どこかでそれを容認しているようなところもありそうです。


そのアメリカでは経済指標の悪化で

株価が不安定になったことを受けて

要人発言に変化が見られました。


ロックハート アトランタ連銀総裁

「労働市場は成長の状態からほど遠い」


コチャラコタ ミネアポリス連銀総裁

「労働市場は悲惨なほど弱い。2015年の利上げは不適切」


ブラード セントルイス連銀総裁

「FOMCは量的緩和終了の先送りを検討すべき」


ローゼングレン  ボストン連銀総裁

「経済が弱くなれば、QE4を検討すべきだ」



ただ、イエレン議長は金曜日まったく触れず、

フィッシャー副議長も

「量的緩和再開検討はあまりに時期尚早」と発言しているように

トップ2名が冷静ですので、様子を見ようというところ。

「相当な期間」という文言は残すかどうかを含め

来週のFOMCはこれまで以上に注目を集めそうです。


それ以上に注目されそうなのが

ユーロ圏の動きで、

金融政策やストレステストの結果は大きそう。


その後は

今回の株価の乱高下に対しては

カンフル剤的な効果になった

上述の連銀総裁達の発言が変わってくるのかどうか。


金利の動きはパニック的とも言えますが、

セリングクライマックス的な下げだったような感じも。

「上昇相場とは、悲観と懐疑的なところで育つ」

が今かどうか・・・今後の動きをチェックです。


■注目ポイント

NYの株式&債券市場の動き










不安定な動きは暫く続きそう! [金曜・岡安盛男のFXトレンド]
2014.10/16 櫻井彩子 記事URL


NYダウが一時460ドル下落、

米国債券の買いも入り10年債利回りが一時1.86%に、

そしてドル円105円台を付けたりと、

マーケットは全体的にパニック的な動きを見せました。


とにかく市場のセンチメントが非常に悪い状況。

最初はIMFが世界経済、特にヨーロッパの成長減速を示唆したこと。

次いでFOMC議事録で世界経済の減速がリスクだという意見があり、

これらが立て続けに出たことは大きいようです。

ドイツの経済指標下方修正=EUの景気不安=アメリカに影響・・・

というところから動揺が広がって来ています。


大きなニュースとなっているエボラ出血熱に関しては、

2〜3週間前のマーケットであればここまで影響しなかった問題ですが、

経済への不安が強まって来ている状況となると無視はできず

必要以上に警戒感が広がっているという感じです。


ドルが売られています。

アメリカで利上げ先延ばしになる可能性も出て来ているうえに、

欧州の景気減速でイギリスも利上げ先延ばしか・・・?ということで

これまで利上げ期待で買われて来たドルとポンドがいま売られている状況です。


アメリカの国債がこれだけ買われるなら、

ドル買いになってもおかしくないのですが、

実際には売られていることから

現在の米債券の買い&株の下落というのは

米国内での資金シフトがかなり強まっているのではないかと

考えられるようです。

ドイツ債も同じで、ユーロ圏内でドイツ債が買われ南欧債が売られています。


結局何かあればアメリカ、ドイツ、日本が最後まで生き残るだろうという思惑で、

お金が強いところに移動している動きになっているようです。


EUに関しては、

もしドイツの財政出動などがあれば一旦収まる可能性もあるので

今後はドイツからの発言がかなり注目されることになりそうです。

とにかく、現状を止めてくれるものは何かというのをマーケットは探してきます。


今回の米ベージュブックは「緩やかな回復」ということで

前回とほとんど変わらないのですが、

昨日のNY連銀製造業景況指数、小売売り上げ、PPI(生産者物価指数)が

いずれも予想を下回ったことでパニック状態に。

諸々が重なって疑心暗鬼のようになってしまっています。


マイナスのセンチメントやパニックに巻き込まれないためには、

熱くならず遠目に見ることが大事!と岡安さん。

良く観察すると実は状況はあまり変わっていないとも言えます。

今月の28・29日のFOMCで

ゼロ金利解除に言及するのではと見られていますが、

昨年のバーナンキショックで予備演習をしているようなものですので

初めて聞くサプライズというわけでもありません。

いずれにせよ、しばらくは不安定な動きになると

考えておいた方が良さそうです。


マーケットは動き始めたら止まらないもの。

もし105円が割れるようであれば、

前回の101-103円レンジの上限である103円近辺までの下落も可能性が。

ただ、昨日のNYの動きは

下がる時は数時間かけて下げ、上がる時はスパッと上がっていることから、

まだ買って来ている人がいると見られます。

買っている人は105円を切ると一度投げてくるので

きょうのNYの株式&債券市場が非常に重要になってきます。

105円のミドルが堅いとなれば、落ち着いてくると考えられますが

もしNY株がもう一段下げるのなら、リスクとなります。


BOEのMPC(金融政策委員会)ウィール委員の発言

「インフレ率はポンド高や商品価格の下落で著しく低下している」は

ポンド高がインフレ率を下げているという

ポンド安くした方が良いとも取れるものです。

全体的に、各国が自国通貨を安くしようという動きが見られます。

G20では為替は議題にならないと言われていましたが、

ユーロの話から始まり

各国は自国通貨安を目的にしてはいけないとルー財務長官が締めくくりました。




■注目ポイント

NYの株式&債券市場の動き

 
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