スコットランド問題の影響は・・・ [金曜・岡安盛男のFXトレンド]
2014.09/11 櫻井彩子 記事URL



先週末はイベントが盛りだくさんでした。


<ECB>

ECBが利下げ、ある意味量的緩和のようなものを実行

ジャクソンホールでの発言をそのまま行ったということで、

今後ドラギ総裁の発言力が増すことになりそうです。



<雇用統計>

雇用統計は23万人増の予想が14.2万人とネガティブサプライズでしたが、

内容を見ると、たとえば長期失業者数(6ヶ月以上)が

315万人から改善して296万人など悪くない結果です。

従って、今回一回限りの低下というのは一時的なものと捉え、

ゼロ金利解除に関してはシナリオ通りとマーケットは見ているようです。



長期金利が2.5%に上がって来ていることに関しては、

ゼロ金利解除に向けての準備段階に来ているのか、

スコットランドからの波及なのかはまだよく分かりません
・・・というのは↓↓↓



<スコットランド関連>

スコットランド独立に向けての世論調査で

世論調査で独立賛成派が51%と反対派を越えたなどを受けて

シドニー市場で週初ポンドが急落。

ムリだろうと見ていたところが現実味を帯びて来たことで

スペインやベルギー、イタリアなどの地域でも

独立運動が活発になるのではと

南欧債が売られ始め債券利回りが上がって来ている状況です。


これまで欧州債の利回りが下がっているから米債に

という流れだったのでどうなのか、見極めが難しいところです。


ユーロ下落でユーロ/スイスが一気に買われました。

1.2は、底値として下がったら徹底的に介入すると言うレベルなので

昨日もマイナス金利を示唆する口先介入があり上がりました。

スコットランド問題の影響でスイスも動き出したとも言え

どこまで波及するか引き続き注視が必要です。


ただ、昨日の世論調査では、賛否逆のものも出て来ており

ポンドが買われる動きもありました。

今週は材料が無いので動きやすい週とも言えるため、

18日投票・19日結果を見るまでは荒っぽい動きが続きそうです。



<ドル円>

2008年9月22日から約6年ぶりの107円超となりました。

リーマンショック(9/15)前の高値が110.65くらいですので、

リーマンショック前まで戻り始めています。


岩田日銀副総裁の

「円安にならないと物価上昇率2%達成できない」という発言や、

サンフランシスコ連銀レポートで

「FOMCの参加者よりも一般の人の方が緩和政策の持続を予想」

(つまりマーケットよりFRBはタカ派ということ)

などを受けた、ドル高に。


FOMCを控えているのでこのままスルスル行くかは分かりませんが、

まだ買えていない動きですので、始まったばかりと言えます。

潮目は確実に変わっています。


金利のレベルは恐らくこれで最後

量的緩和をやるのかどうか

これから様子をみてくるのかどうか

ABSなどボリュームはある

これで済むならこれで済ましたい

国債をかうというのはユーロの場合難しいため

とりあえずの出尽くし感がある。


■注目ポイント

スコットランド問題とFOMC!







今晩のECBと、明日の雇用統計に注目! [金曜・岡安盛男のFXトレンド]
2014.09/04 櫻井彩子 記事URL


<ドル円>

この1週間でスルスルと105円を付けました。

年金運用に積極的な姿勢と言われる塩崎氏が

厚生労働大臣に入閣するだろうという話から

GPIF改革が進む期待感で104円の後半に。

その後NY市場ではISMが良かったことで

すんなり105円に乗せることになりました。


アメリカの景気が上向いていることがドル高を後押し。

GDP改定値、建築関係、ISM、ベージュブック・・・

全て良い結果が出ており、これで明日の雇用統計が良ければ

利上げに抵抗する理由がないということになります。


注意したいのは、良すぎた場合。

予想の23万人を大幅に上回ることがあれば、

金利上昇の期待が高まって株価が急落、

債券が売られて長期債の利回りが上がる可能性もあります。

バーナンキショックの際、債券/株式市場が大荒れしたことで

"こなれて"はいるものの、どうなるか本当に分からない状況です。

そもそもイエレン議長はまだなにもはっきりは言っていません。

超ハト派からハト派になっただけで、

タカ派になったというわけではないので、読めない部分も多いです。



ロシアとウクライナの合意はリスクオン要因となるので

本来なら株価が上がって債券利回りが上がるのがセオリーですが、

株価は下がって金利が下がるというイレギュラーな動きに。

また、カナダ円や豪ドル円が上昇した一方、

ポンドやユーロは上値が重い展開に。

このあたりは今日のECBをかなり意識した動きです。


ポンドの急落は、年内中の利上げが先延ばしになったことに加え

スコットランド独立問題で賛成・反対が拮抗していることが影響しており、

注視しておいた方がよさそうです。

もちろん賛成多数だとしてもイギリスから

いきなり独立するというわけではありませんが、

スコットランドは北海原油を持っていることや、

ユーロ入りに積極的などの諸事情があるので、影響は大きそう。

ポンドは「順バリ通貨」。下がっているときは売る、が鉄則です。




きょう黒田日銀総裁の会見がありましたが、

相変わらずの強気発言でした。

ドル円が上がり切らないのは

ドル円を買いそびれた人がかなりいるのかなという感じで、

動きが早すぎて、105円ですぐに売ってしまう流れ。

下がった所を待っている様子です。



<ユーロ>

きょうはECB会合。

ジャクソンホールでドラギ総裁が追加緩和の可能性を示したので

ユーロが売り込まれてきましたが、その反動が出るかもしれません。

そもそも具体的に何かやるのは難しいのが現状。

ヨーロッパ諸国の金利が下がってきているので

正直追加緩和をする必要は今のところありませんし、

このままじっとしていたいというのがドラギ総裁の本音では??


発言もジャクソンホールと同じような内容なら

一旦買い戻しが入る可能性もあります。

ドルの長期金利が下がっているところなので、

ユーロドル買いやすい状況です。

すると、ドルが対ユーロでもう一段売り込まれ、

ドル円でもドル売りが強まる可能性があるので要注意です。


ただ、あすは雇用統計があるので

下がったとしても限定的になりそう。

最終的に下がったところでは結局ドル円を買いたがっている雰囲気です。

(下がっても104.73くらいだったので

 本当は104円くらいまで下がってくれれば買いやすい感じ!)


難しいのは、雇用統計の先にFOMCが控えていることで、

それを見てみないとどう出るのか分からないこと。

まだか?という雰囲気になると、ドルが売られる可能性もあります。


とにかくマーケットが複雑になってきています。

ドイツ利回りが下がったからアメリカも下がったと言われていますが、

ドイツの金利が上がっているきのうは違う動きに。

また、ユーロ/ポンドだけではなくユーロ/カナダ、ユーロ/豪ドルなど

色々なクロスで複雑なポジションの巻き戻しが入って来ています。



■注目ポイント

きょうのECB、あすの雇用統計!







お金が余っている&戻っている!? [金曜・岡安盛男のFXトレンド]
2014.08/28 櫻井彩子 記事URL


<ドル>

先週末はジャクソンホールでのイエレン議長講演がありました。

これまでの発言とそれほど大きな違いはなかったものの、

「リーマンショックから景気が改善してきている」

「賃金もまだ上がる余裕がある」などの発言から

超ハト派ではなく、普通のハト派になった印象です。


これを受けてドルが全面高となりましたが、

長期金利は一時的にしか上がっていません。

普通なら株価が下落して、長期金利が上がるのですが

現段階では株価上昇・長期金利下落とこれまでとは違う動き。

これは、マーケットは完全に織り込んでいない、

まだ始まっていないと言うことを示唆しているようです。


さて、ジャクソンホールでは

FRB連銀総裁4名の発言もありましたが、うち3名がタカ派でした。

ブロッサー・フィラデルフィア連銀総裁

「利上げは遅すぎるより早すぎる方が良い。かなり早期の利上げを求めた。」


ロックハート・アトランタ連銀総裁

「より強い経済成長は利上げを早める」


ブラード・セントルイス連銀総裁

「労働市場が予想より早く改善している。雇用増は早期利上げを指し示している」


そして、ハト派はウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁

「失業率が依然として高すぎる。緩和的政策は必要だが、利上げは来年の夏頃?」


・・・ということで、

こう見るとイエレン議長は中立を保っているという感じです。



ドル高は発言直後から買われ、今日は売られ気味でしたが、

これは利食いの動きのほか、

GDPが予想3.9%を下回るという見方があることや、

来週月曜日はアメリカのLabor Dayでいまは連休前、

さらに来週後半には雇用統計やECB理事会・・・

等々を鑑みて、ポジション調整という可能性もありそうです。


長期金利は2.36%と低く、

グリーンスパン氏のコナンドラム(謎)発言時と同じですが、

金利が変わる=潮目が変わるので複雑な動きとなっている感じだそう。

長期的には長期金利が上がって来て、ドル高円安が進むという見方が総意です。




<ユーロ>

下落し、未だ窓を埋めていない状況のユーロですが、

ジャクソンホールではドラギECB総裁の発言もありました。

「インフレ期待が大幅に低下している」

というような内容で、追加緩和の可能性が出て来たことで

ユーロが売られたのですが、

昨日はドイツ連銀などからそれを否定する発言もありました。

また、ユーロに関してては下がったことに満足しているような発言も

あったことから、逆に買い戻しの動きも出て来ているようです。




ちなみに黒田日銀総裁の発言も。

「円のレベルが、リーマンショック前よりもまだ対ドル・対ユーロで円高」

ということで、長期的には円安に行くという見方をしているようです。



<豪ドル、カナダドル>

地政学的リスクに関しては

ウクライナ問題は平行線という結果ですが

混乱が無かったということをプラスに捉えた様子。

また、ガザ地区停戦も合意ということで、

為替市場はリスクが後退したと見ているようで、

豪ドルやカナダドルがしっかりしています。


ただ、金利が高い国が買われて、

かつ米・独債が買われるというのは

リスクオン・オフ正反対の動きのような気がしますが、

やはりお金が余っているということだそう。


将来的にはアメリカ景気が良いことが分かっており、

株も債券も買われているということは、

少しずつアメリカにお金が戻って来ているということ。

この流れは続きそうです。


ちなみに今回カナダドルが高いのは

バーガーキングがカナダのティム・ホートンズを

115億ドルで買ったため、そのお金が入って来ているのも影響しています。



■注目ポイント

来週月曜はアメリカのLabor Day。

週後半は雇用統計やECB理事会があります。







レンジ抜け、しかし長期的には・・・!? [金曜・岡安盛男のFXトレンド]
2014.08/21 櫻井彩子 記事URL


<ドル円>

4月から続いた101〜103円のレンジは抜けたようですが、

長期的にみて円高を抜けたかというと、まだまだ。


ウクライナ問題は26日の首脳会談が決まり、

少し収まるという推測から株価が上昇。

リスク回避が後退したところから

ドル円もじりじりと上がり始めました。


8/8にオバマ大統領がイラク空爆を承認したことで

102円70−80くらいから101円ミドル近辺まで下がり、

18日あたりに窓埋めしたところで103円は重いだろうと

思ったところに昨日の東京市場で103円を上抜けしました。


まず朝方は・・・

・企業が五十日で輸入手当等10時までにドル円を買う

・日本の貿易収支の赤字が予想を上回った

ことなどが後押しし102円90近辺まで行きました。

その後流動性が低くなる昼に103円20まで上がりました。


一旦抜けたところで、FOMC議事録でさらに動いた形に。

市場は議事録にそこまで期待していなかったのですが、

ポジティブサプライズとなりました。

・労働市場の改善が予想より良かった

・長期的に正常と見られる状況に著しく近づいたことに合意していた

・雇用増で利上げ早まる可能性

ということで、これまでよりタカ派の内容が明らかになると、

アメリカの長期金利が2.43くらいまで上昇。

これを受けて株価は一度下がったもののすぐに戻しました。

景気が良くなる=業績が良くなるだろうということで

株価も利上げを好感したものと見られます。

ただ、これまでにも幾度となく起こったように

市場のセンチメントでひっくり返ることもあるので要注意ですが、

全体的には利上げに対して抵抗力がついてきていると考えられます。


冒頭の長期的にはまだ抜けていないというのは・・・・

フィボナッチ(黄金比率)で高値を調べてみると見えてきました。

かなり長期的なドル円の月足チャートで

1998年8月147円台から105円台まで行った線を

引いてみると、まだ下降トレンドであることが分かります。


2002年1月高値から半値戻しが105円35。

2007年6月124円台の61.8%(←フィボナッチの比率)が105円60あたり。

このようにフィボナッチから見ると

「105円ミドル」を抜けないと、

長期トレンドで円安を抜けたとは言えないことになります。

現在は103円を上抜けたところ!

今回は上昇が早かったのでまだ買い切れていない雰囲気があり、

簡単には抜けなさそうです・・・。


もし22日のジャクソンホールの講演でハト派的な内容が出ると

一旦売りが強くなるかもしれませんが、

それでも市場は既に先を織り込んで「やる」と思っているので、

下がっても一時的な動きになりそうです。



<ユーロ/ポンド>

ユーロドルが1.3330を抜けたのは

ドル金利が上がったことが大きそうです。


また、BOE議事録も公表され、

メンバーのうち2人が利上げ主張していたことが分かりました。

BOEはこの3年間、全会一致で決まっていたのですが

昨日それが崩れたということでポンドが買われてユーロが売られました。


ユーロの下げはドイツ・フランスGDP悪かったこともありますが、

全体的に弱気だったところにドルの強さが相まって

対ポンド、円、ドルで全面安となりました。


同じく円も全面安。

今までボラティリティが低すぎたのでエネルギーがたまっています。

まだ始まったばかりというところでしょうか。

大きな流れとしては


・アメリカ利上げ

・日本利下げ

・ユーロ利下げ

・イギリス利上げ


この金利ギャップに素直に動くと見て良さそうです。

従って今後の方向性としては

・ドル高・円安

・ポンド買い・ユーロ売り(ユーロ/ポンド短期的には戻されていますが)


ポンドに関しての注意点は、

来月スコットランドがイギリスから独立するという話がどうなるかで

ポンドを買いにくい状況になる可能性もあるということです。




<豪ドル>

中国のPMIが良くないことで一時売られましたが、

相対的には金利が高いので

GPIFや損保・生保の買い支えで下がりきれないという形に。





■注目ポイント

明日のイエレン議長の講演をチェックです。







あっという間にリスクオンの流れに [金曜・岡安盛男のFXトレンド]
2014.08/14 櫻井彩子 記事URL


<ドル>

先週の金曜日、米オバマ大統領がイラク空爆を容認というニュースが出て

ドル円は101円台に行きましたが、あっという間に戻しました。

東京は株価は400円以上下がるなどの影響がありましたが、

アジア市場と欧米市場では感覚が違い、NY市場では好感された様子。

セリングクライマックス的なあく抜けをし、

むしろリスクオンの動きも出て来ています。


昨年オバマ大統領が米は世界の警察ではないというスタンスを強調したため

中国やロシアの動きなどバランスが崩れた感もあり、

マーケットは強いアメリカを好感。

結果株価が強くなり、金利も低くなると

リスクオンで相対的に金利が高い通貨が買われ

NZドル、カナダドルなどのクロス円がしっかりしています。


日本の4-6月期のGDPは-6.8%と悪かったのですが、

予想は-7%ということで想定内。

ただ、前期との差を考えるとやはりサプライズではあり、

7-9月期も続けて悪い場合は追加緩和の声もあがり、

円安にすすみやすくなります。


今月末はジャクソンホールでイエレン議長の講演です。

ゼロ金利解除に関する方針を示す可能性もあり、

その後の動きが安定していればドル買いにつながります。


ただ、11日のフィッシャー副議長の講演は

新興国市場を中心として景気鈍化、かなり期待はずれ

との悲観的な内容でした。

国際的には地政学的なリスクが、国内では労働参加率の低下が

成長の鈍化につながり、最終的に住宅部門の回復を圧迫している

ということで、イエレンさんに近いスタンスを示しました。

債券市場や株式市場に対する牽制の意味も込められているようです。


<ポンド>

ユーロポンドが買い戻されています。

BOEのインフレレポートで賃金動向見通し 2.5%を1.25%に下方修正。

マーケットは年内利上げの思惑が後退し、

ポンド売りが強まりました。


カーニー総裁は

今後賃金動向が利上げ時期やペースを決定するうえで重要な要素になると発言。

雇用の質が上がらないと利上げはできないという姿勢ですが、

住宅価格はかなり上がっており、抑えるためには

利上げをせざるを得ないという難しい状況。

年内かと予測されていた利上げは少し先になりそうです。


イギリスの賃金に関する経済指標には今後大注目。

少しでも良くなるとポンドは買われます。


<ユーロ>

現在はユーロポンドの買い戻しが続いていますが、

バイトマンドイツ中央銀行総裁が

強い欧州は強いユーロであり、

ユーロ安を通じて競争を工場するのは統一通貨の目的になるべきではない

と発言しました。


ドラギECB総裁を中心に本来ならユーロ安に誘導する時期での

この発言は、ユーロポンドの買いを促したものの短期的な影響に。

大きな流れはECB追加緩和&BOE利上げ、が基本です。


マイナー通貨で円が売られているのは、

来月に発表されるGPIFの方針や生保が外債投信への転換などが

影響していて、ランド円など金利が高い通貨が買われやすい状況です。

大きな流れとしてお金が余っていると考えてよさそう。



■注目ポイント

今後のイギリスの賃金関連指標は要チェックです!







流動性が低下している時期は注意! [金曜・岡安盛男のFXトレンド]
2014.08/08 櫻井彩子 記事URL


<ドル>

先週金曜発表の雇用統計は予想の23万人を下回るものの

6ヶ月連続で20万人を越す20.9万人とまずまずでした。

しかし、GDPが良かったことで利上げ期待が意識され、

前日にNYダウが300ドル以上下げたことの方が影響大。


そこに、アルゼンチンの債務不履行、ガザ地区の戦闘、

ポルトガルのBESが上半期に大きな損失を出し金融不安懸念などが

まとまって出てきてしまいました。

ひとつひとつだとそこまで動く要因ではないのですが、

一気に出て来たことで、利上げによって世界にあった余剰マネーが

引かれてしまうのではないかという不安感が重なってしまったようです。


しかしここでもドル円はびくともしていないことに注目。

昨日、200日移動平均線がある102.20あたりをストンと抜けましたが、

ちょうどロスカット注文がある場所で、抜けたらダメだと思って

さらに売ってくるという損切りの動きで101.77までいきました。

反対に、今日は102円を抜ける動きがありました。

昨日はロングが投げさせられ、今日はショートが買わされたようです。


結局戻るので再びレンジかとも考えがちですが、

株価が動いた後に為替も動いていることや

ユーロも動きやすくなっていることなど、

諸々動き始めたというのが前回の膠着状態とは違うところで、

煮詰まっている感じがあります。


8月下旬のジャクソンホールでのイエレンFRB議長の講演では

利上げに関する発言があるかどうかは分かりませんが、

そこで動いたら間に合わないということで

先に先に動いているのが現在です。

昨年のバーナンキショックを警戒していることもあり、

はっきりと見えないことも先読みの要因のひとつのようです。



<ユーロ>

ウクライナ関連の問題ではヨーロッパの景気が心配されます。

ユーロ圏のCPIが非常に低い0.4%と4年9ヶ月ぶりの低水準になり

デフレリスクの再燃で更なる追加緩和をやるのではないかという

思惑が先行している状況。

(9月から実際に6月に決めた緩和をやるので、

 効果を確認するまでやらないとは見られていますが・・・)



ロシアへの制裁(エネルギー)と、ロシアからの報復措置(農産物)

に関してドイツを中心にユーロ圏の経済に大きなダメージが予測されるうえ、

ロシアの強気発言が重なり昨日のドル売りに繋がっているようです。


きょうのECBでこの辺りの動きに言及するかどうか。

(ブログの時点では言及しましたね・・・)


きのうのRBA(豪中央銀行)では、

豪ドルに関する言及がないことで買われたことを考えると、

明日、日銀の黒田総裁の記者会見もいつもよりは

動く要因になり得るかもしれません。


ちなみに、ポンドユーロ豪ドルは主要通貨なので、これらの下げと

NZドルや南アフリカランドなどフラジャイルな通貨の下げは

少し性格が違います。後者はお金の流れが変わるとすぐに売られやすい通貨です。

余剰マネーが引き上げるのではないかという先読みして先に売る形。



現在夏休みシーズンで流動性が低下しているので、

少しのことで動きやすいため要注意です。

ここ1-2週間は荒っぽい動きが強まりそう。

流れが変わる時は、次のテーマを探す時なので

次のトレンドができるまで辛抱だそうです!



■注目ポイント

BOE、ECB、明日の黒田総裁会見もいつもより注視を。



*******


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流れが変わるのか?雇用統計に注目! [金曜・岡安盛男のFXトレンド]
2014.07/31 櫻井彩子 記事URL


<ドル>

先週の放送後、NY時間に新規失業保険申請件数が

8年5ヶ月ぶりの低水準で28.4万人となりました。

この数字を受け、今回の雇用統計が良いのではと

期待が高まって動きが出てきました。


GDPが予想の3%を上回って4%。

1990年からのデータを見直した影響が

どの程度か分からなかったのですが、

いずれにせよ今回の結果はサプライズ。

前期1-3月期の-2.9も-2.1に上方修正され、

経済の復調がはっきりと表れて来ている様子。


GDPの6-70%を占める個人消費も2.5%(前期1.2%)と

かなり良い数字になりました。

貿易赤字が足を引っ張っているものの、

輸入が多いということは消費が旺盛ということで、

消費が上向きとも考えられるようです。


ただ、ADPは予想を下回る23万に21.8万人なのが気になりますが、

ここまでの堅調な動きを鑑みる限り

今回少しくらい悪かったとしても、悪材料にならないと見られています。


水曜日のFOMCでイエレン議長は雇用に対して

「著しい労働力の活用不足」と、まだまだ神経質。


マーケットは長期金利が0.01%くらい上がっての終了。

債券が売られ、NYダウが下がっているものの、

ナスダックは上がっているものも。

ゼロ金利解除早期実施への期待感による素直な動きだと考えられます。

一部ナスダックが買われていてるというのは

そろそろ金融相場ではない動きがあるということが

確認できはじめていて、理想的な動きに。


FOMCでも若干タカ派も増えて来ているようで、

CPIに関して目標に近づいて来ている旨の発言や、

ブロッサーフィラデルフィア連銀総裁が反対票を出すなど、

ゼロ金利解除に向けてのサインがじわじわと出ています。


FOMC終了後103.05まで瞬間的に行ったドル円ですが、

今後はしっかりと103円台に乗せてくるかどうか。

もしそうなれば、方向感が出始めてくるとのこと。

テーマがないと方向感は見えず、

方向感がなく動き出すと、また膠着状態になってしまいます。


いまのテーマはやはりアメリカの政策金利。

ドル高が始まるかどうかが注目されます。



<ユーロ>

水曜日、EUがロシアに対して

本格的な経済制裁で合意したということで

ユーロがかなり売られました。

ユーロポンドの買い戻しが入って

ポンドが売られてユーロが買われる動きに。


18時にユーロ圏のCPIが発表だったので

そのポジション調整か仕掛けかという動き。

短期的な投機筋とも捉えられます。


いまはとにかく雇用統計に向けて

あまりポジションを持ちたくないところなので

瞬間的に動きやすくなっているようです。


ユーロが円に対して動いているのは、

円安というよりはドルが全面高と捉えた方が良さそう。

ドル円が今まで動かなかった出遅れ感で

買われていて、円安とドル高が強まったという認識です。


これまでユーロやポンドが動いていましたが、

ドル円が動き出すと、反転し、ユーロの流れが変わる可能性があります。

この辺りの見極めは、やはり雇用統計を受けた動きからの判断になりそうです。




■注目ポイント


ドル円の方向性が見えるのか?ユーロの流れが変わるのか?

今回の雇用統計はかなり注目です。








CPIがいつもより注目されるのはなぜ? [金曜・岡安盛男のFXトレンド]
2014.07/24 櫻井彩子 記事URL


先週の番組放送後の夜、マレーシア航空機の撃墜事件が起こり、

さらにガザ地区の戦闘も厳しい状況になってきました。


夏枯れ気味で動かないのかなと思っていると

予想外のニュースが起こるのがマーケットの常です。


しかし結局ドル円はあまり動かず、

他の主要通貨も動きませんでした。

結果101.09まで行って折り返すという

底値の堅さを確認してしまった感じです。


かなり大きいニュースなので動かないのも少し不気味で、

じゃあどんなニュースなら動くのか?と思うわけですが、

逆にニュースではないきっかけかもしれません。

何かのきっかけでふと気が緩んだ時に動く可能性も大きいので、

いつでも反応できるようにしておいた方がよさそうです。


ちなみに8月は円高になりやすいというアノマリーがありますが、

5月にはセル・イン・メイにならなかったなど

これまでのパターンと同じように動かなくなって来ているので、

臨機応変に。



<ドル>

ドル円以外の通貨は結構動いています。


たとえはNZランドの政策金利発表は3.5%で、

本来ならば買ってよいところだが急落しました。

年内に複数回やるという期待があったのですが、

今回の利上げでとりあえずしばらく無いという見方が強まったことや、

「あまりに強すぎるので急落するだろう」という声明文の影響での下げ。

豪ドルもつられ安となりました。


豪ドル/キウイのクロスがかなり買われている

・・・というより、ドル抜きクロスが買われています。

ドル円は「動かない」ことが分かっているので、

動く通貨に向かっているようです。


なお、豪ドル/キウイは本来だと同じような動きをする通貨ですが、

これをペアにするメリットは

中長期でじっくり上がったり下がったりすること。

短期的にはあまり動かないので、

似た者通貨は長期のポジションに向いているそうです。

(ユーロ/ポンドなども長期的にはずーっと下がる、的な。)



ドルに戻ります。

来週はFOMC、雇用統計がありますが、

9月のFOMCが大注目なので、今回は何も出ないとの予測なので

いつもほどのお祭りにはならないと見られています。

雇用統計も質が見られているので数字では動かない可能性大。


代わりに、CPIで動く感じなのが現在の動きです。
(ほかに飛びつく材料がないため)

明日朝は日本のCPIが発表です。

普段は注目されない指標ですが、予想を下回ると動く可能性もあります。




<ユーロ>

15時に大きく下がっているのですが、恐らくオプション絡みだそう。

15時ちょうどというのは、アジアの「カットオフタイム」に当たります。

ここでオプションの期限が切れ、ポジションが偏りがちになります。

ただし、それが起こるのがいつなのかは予測できないので、

あとから「オプションだった」と分かる感じだそう。

ただ、オプションの場合は行ってこいになる場合が多いので、

あまり慌てて追いかけないで戻しを狙う感じの対応ができそうです。


ファンダメンタルズの側面からは、

今回のマレーシア航空機の撃墜で

欧州の対ロシア経済制裁がさらに強化されると・・・

エネルギーの輸入を完全にストップ

→ ユーロ経済にダメージ → ユーロ売りの可能性が。

南欧債やドイツ債が下がって来ているのもユーロ売りの要因に。


全体的には金融政策じわじわ効いて来ている感じです。




<ポンド>

ユーロ/ポンドのクロスがかなり入っているのは、

明日のGDP発表を控えて。

経済指標の手前から動く最近の傾向の通りです。

17:30の発表に注目です!



■注目ポイント

いつもよりもCPIの結果に関心が集まっています。

また、ポンドは17:30の英GDP発表で動きが。

発表前から動くことに注意。









EUのCPIを受けてどう動くかに注目を! [金曜・岡安盛男のFXトレンド]
2014.07/17 櫻井彩子 記事URL


本日の日経平均終わり値は9円4銭安・・・

ドル円も1円ちょっとの動きということで、膠着状態が続いています。

今週は日銀政策会合やイエレンFRB総裁議会証言がありましたが

大きな反応はありませんでした。

今週来週は大きな経済指標やイベントもありません。


こういう時には、短期筋が投機的な動きを活発にします。

ポンド、豪ドル、カナダドルなど瞬間的に

数字に関係なくいじってくるタチの悪い感じだそう!

投機の動きは一日の間で戻ってしまうので、

あとから追いかけるとケガをしやすいので要注意です。

ただ、短期で狙う場合は面白いことも確か・・・



<ドル>

動かないとはいえ、ニュースはありました。

イエレンFRB議長の発言はこれまでの内容を踏襲したものですが

若干の反応はありました。


前回6月の雇用統計では雇用者数が増え失業率も低下ということで、

数字的には大変良かったため

そのことをイエレン議長がどう捉えるかに注目が集まっていたのですが、

最初のひとことは「労働市場で著しい"弛み"が残っている」というものでした。

弛みとは、賃金の伸びがイマイチ、就業者も短期的で長期が少ないとのことで

やはり質を重視。


ただ、現実としては、数字が増えているうえ、

全地区で景気回復が著しいとのことでベージュブックも非常に良い評価。

株価も17,000円回復で高値更新・・・ということで

アメリカにとっては好材料のものばかりです。


続いての発言の中で、

「労働情勢がFRBの予想よりも早く改善し続ければ、

利上げは予定より早くなりペースも早くなる」という内容があり

マーケットは反応。長期金利も上がりドルも買われる展開になりました。


イエレン議長はハト派発言ですが、

超タカ派ジョージ・カンザスシティ連銀総裁「ゼロ金利解除は今年も来年もあり得る」

ブロッサー・フィラデルフィア連銀総裁「目標達成前に利上げすべき」

などタカ派の発言もちらほら聞こえてきています。


とはいえ緩和政策はまだまだ続きますので

9月の発表までは様子見となりそうです。

ドル円を横目に

ポンド・カナダドル・豪ドルが動き始めています。

一昨日イギリスのCPI(消費者物価指数)が予想を上回り、ポンド急騰。

昨日はイギリス雇用統計で発表前から買われ、発表後ストンと下落。

豪ドルは中国GDP発表後ポンと買われ、倍返しで売りが強まり、

NY終わると元に戻るというまさに投機的な動きに。

カナダドルもBOC政策金利据え置き発言で上下に動きました。


このような動きからも、

フラストレーションが相当たまっている様子が伺えます。



<ユーロ>

急に浮上してきたポルトガルショックで

ヨーロッパ金融不安が拡大するのかが心配されました。

BES(バンコ・エスピリト・サント)の親会社である

ESFG(ESファイナンシャル・グループ)の経営不振ということで

銀行にも影響があるのではという流れでしたが、

当局は「影響ない」という判断でとりあえず収まった様子。


ただ、スペインの銀行等がBESに投資をしているので、

まだ不安は残っています。

今の時期はちょうど銀行査定をしている最中。

査定結果が9〜10月あたりに出て来た際、

BESの他にも同じような銀行が出て来ると不安は再燃しそうです。

(現在は一行だけの問題と捉えられているため!)


14日、ドラギ総裁からも特に関連発言はなく、

また、全体の発言を受けてもユーロは動きませんでした。

売り材料は減ったのか?

一時戻ったが一昨日のポンド急騰時に

ユーロポンドの売りが出て、ユーロが下落。

本日放送後、ユーロ圏のCPIが発表されるので注目です。


テクニカル的に1.35付近は非常に堅いところ。

1.3480近辺が今年の最安値で、

下抜けするとユーロは売りが加速しやすくなります。

ユーロ買ってポンド売りというのをもう一度やり直すのかどうか。


投機的なものであれば、売り切れなかったら買い戻してきますので、

1.3480近辺抜けなかったら反発しそうです。

ここまできて織り込んでいるだろうというところでもありますが、

もし抜けたらユーロポンドを売って行くスタンスで良さそうです。



■注目ポイント

EU圏CPI発表後のユーロポンドの動き!


また、この一週間は豪ドル、カナダドルに注目。

さらに、南アフリカランドも。政策金利発表があります。

(ほとんど予想通り動いた試しが無いとのことですが、

 金利が高いので興味深い通貨だそうです。)











7月はポンドの動きに注意! [金曜・岡安盛男のFXトレンド]
2014.07/10 櫻井彩子 記事URL


先週の木曜日の夜に、米雇用統計とECB発表がありました。

もう既に過去のことになってしまった感もありますが、

しっかりと復習していきますよ。


まず雇用統計では

完全雇用や賃金上昇の項目はまだまだながらも、

やはり28.8万人という数字が出た瞬間

マーケットは素直に反応しました。

そして失業率6.1%は2008年9月あたりの水準。

全体的には、かなり良かったという印象です。


また、同日ドラギECB総裁の発言後、ユーロはストンと下がりました。

ドルが高いためにユーロが売られたのかどうかは微妙なところですが、

ドラギ発言を受けてユーロ売りとドル買いが同時に入った結果に。



<ドル>

雇用統計発表後、

102円台に乗せてその後101円台までジリジリと戻ってきました。

これらの動きを受けて、昨日発表のFOMC議事録では

「量的緩和は10月終了?」「出口戦略が議論されている」

等から瞬間的にドルが買われましたが、

その後「議論はされているが速やかに行われるわけではない」

というような発言から、再びドルは売られる形に。


リバースレポ(債券を担保に資金貸し出しを行う)など

量的緩和の他にも金利目標手段はあると示唆。

実際にゼロ金利解除になった際、

サプライズでマーケットが混乱しないように

情報を小出しにしてきている段階に入っているようです。

いきなり実施すると、債券が売られて金利が急上昇したり、

株価が急落したりという恐れがあるので慎重です。


実際にゼロ金利解除になれば、ドル円は動くのか気になりますが・・・

5月頃から言われているように、

アメリカ企業決算は堅調な業績が期待できます。

これまで「金利が上がれば株価が下がる・

金利が下がって株価が上がる」金融相場でした。



この段階から、業績相場への移行を狙っていると考えられます。

本来の

「金利が上がる=景気が良くなる=業績が良くなる=株価が上昇する」

のようなループになることで、

景気がしっかりしてきたので金利を上げても株価は大丈夫、

の確認が取れた時点ででゼロ金利解除に動くのでは?


そもそも業績が良ければ雇用も増えるはずですが、

現在はまだそこまで行っておらず、企業の力を蓄えている段階。

イエレン議長がこだわる雇用がしっかりして来たときが

タイミングと考えられます。


量的緩和が10月に終わるかどうかは9月のFOMCで発表のはずです。

また、8月には流れが変わると言われているジャクソンホールでの

イエレン議長の講演があるため、8-9月は動けないと考えられます。

そして動きがなく安定してくると

クロス円が買われる=ドル円を支える=ドル円動かない・・・

ということで相変わらずしばらくは膠着と見てよさそう。


さらに、テクニカルからも同じような示唆が。

ドル円はこれまでずっと200日移動平均線の上にいたのですが、

現在は下回っており、101.80近辺です。

昨日は瞬間的に抜けたが押し戻された形に。

これまで、「サポート(下値支持線)」だったのが

「レジスタンス(上値抵抗線)」に移行したと考えられます。

・・・ということは、やはりドル円は改めて上値が重い状態だと言えそうです。





<ユーロ/ポンド>

昨日のドラギECB総裁の発言にはあまり反応がありませんでした。

ただ、ユーロ/ポンドの動きがかなり複雑になってきています。

本日はBOEの政策会合。

ポンドの利上げは織り込み済みなのですが・・・

ちょうど1年前の7/1にカーニーBOE総裁が就任し、

そこから1年間ポンドは上がり続けています。

金利相場の利上げ期待と、カーニー総裁に対する信頼感で買われている状況。

利上げが本格的になるのでもう一段買いに行くのか??

それとも一旦大きな調整が入るのか??

7月はポンドの節目になりそうですので、用心しておいた方が良さそう。

もちろん、ユーロ利下げ・ポンド利上げで

ユーロにも影響してきますので、ユーロにも注視を。




■注目ポイント

上述のポンド!BOE後の動きを要チェックです。
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