よろしくお願いしま―す! [金曜・岡安盛男のFXトレンド]
2015.08/06 袰川有希 記事URL
マーケット・トレンドをお聴き頂いている皆様、初めまして。

袰川有希です。
いやがわゆき、と読みます。

ザ・マネー木曜を担当していますが、今月からマーケット・トレンド木曜も担当させていただくことになりました。

素敵な岡安さんと優しいスタッフさんたちのおかげで、第一回は楽しく終了。
皆様、ありがとうございます!




今日のドル円相場は国内外にイベントを控え、小動き。
日中、昨晩NYでつけた125円台に乗せることはありませんでした。

ただ、岡安さん注目のBOEは今晩。
政策金利と同時に、議事要旨が発表されるということで、注目度はより高そうです。

何かと話題の「黒田ライン」。
昨夜は「抜けた」わけではなく、「タッチした」というところ。
明日の「黒田発言」もまた注目でしょう。


...ということで、番組と同時にblogも担当していきます。

Facebookは半年で放置。
ハッシュタグの意味も最近知り、
インスタグラムって、どうやって見るの?ってレベル...。

↑これが、私。
SNSオンチです。。

拙いblogでも、あたたかい目で見てやってくださいませm(__)m

ではでは、みなさま、また来週(*^o^)/\(^-^*)

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各国の金融政策の違いが明確に [金曜・岡安盛男のFXトレンド]
2015.07/23 櫻井彩子 記事URL


ギリシャ問題は20日が懸念されていましが、
つなぎ融資によりIMFにもECBにも返済となり、
第三支援もほぼ決定となり安心感が広がりました。
ただ、秋以降も返済はあるため事実上先送りであることや、
国内の混乱に対するチプロス首相の政治手腕なども
懸念材料として消えたわけではありません。
とりあえずは一旦問題が引っ込んだということで
他国の金融政策に関心が移り始めています。


もうひとつの懸念材料の上海も小幅ですが上昇し、
こちらもとりあえず暴落の懸念は一旦後退ということで
市場には安心感が戻ってきています。


問題が落ち着くと、関心は再び米利上げへ。
20日にはブラード・セントルイス連銀総裁が
「9月の利上げの可能性が50%を上回る」
「ギリシャや中国株の動向はアメリカに影響を与えない」
等の発言をし、先日のイエレン議長のタカ派的発言を後押し。
市場では近い時期の利上げ予測が高まっています。


ただその割にはドル円が上がっていない感じもあります。
また、米長期金利が上がらずむしろ下がり、株価も下落。
ユーロもギシリャ問題後退にも関わらず売りが強まっています。
このような少し不思議な動きが出てきているということは、
金融政策に目がいっているとも言えます。


金と原油が下げ止まらないことも気になります。
上海でまとまった金の売りがあったことが
下落のきっかけとも言われています。
また、金は金利がつかない商品なので、
より金利が高い投資をするために売っているという説も。
米のヘッジファンド等も投機目的で売っている感じがあり、
どうやら短期ではなさそうです。
金はリスクが高いところで買われるものですが、
現在のように安心感が広がってくると売られやすくなります。


金を売った世界の投資マネーは残っているはずなので、
それがどこに行ったのかが気になるところ。
米長期金利が上がっていないことから、
もしかしたら一旦米債などに戻ってきている可能性もあります。
金融政策がはっきりし始めている中での動きで、
また実際に金利が上がる際に再び米債を売って
他に動くことも予測されます。


各国の金融政策の違いがはっきりしています。
カナダ、NZドル(今朝-0.25%を発表)は利下げ。


南アフリカランド(+0.25%で6%予定)
イギリスポンドは利上げ。
カーニー総裁はじめ要人が次々と
「年内利上げの可能性」「アメリカは待たない」等発言。
ポンドは強いのですが、ドルも強いので
ポンド/ドルはあまり動かないが
ユーロ/ポンドは一旦調整が入っていますが再び下落方向へ。


日本とECBは現状維持。
これから下げるのではなく今のままであるため、
下がってくる通貨に対して買われやすくなります。
ユーロ/カナダ等が上昇などの動き。


ドル円はギリシャ問題終わったところで2円以上の上昇。
124円ミドルの黒田レンジでとりあえず利食いの売りが出ています。
しかし、基本的にはドル円は強いとみられます。


ドル/カナダなどはリーマンショック前の基準に。
カナダが下げてアメリカが上がるというように
金融政策の違いがきっちりと通貨に現れています。
去年のゼロ金利解除でドル/カナダがかなり買われ始め、
いまの水準まで来ているのですが、
一つの節目では行って来いですので一旦上昇は止まるかもしれません。
これからもドル/カナダを買っていいのかは
今後の政策をみないとわからない状況です。
近い国は引っ張られる可能性もあるので、
いずれはカナダ買いみられるかもしれません。


世界のお金の流れが戻り、
次のフェーズに行くとドル円ももう一段上を目指す可能性も。
利上げ前にこのままドルが上がってしまうと
また利上げできなくなってしまう可能性もあるので、
いまの水準でいくと順調かもしれません。
また、利上げ後に織り込んで一旦ドルが売られる予想もありますが、
全体の流れを見るとそこまでは売られないことも考えらるようです。

関心はギリシャ・中国から再び米利上げへ [金曜・岡安盛男のFXトレンド]
2015.07/16 櫻井彩子 記事URL


相変わらずバタバタ動いた一週間でした。


ギリシャは15日までに財政再建案を議会で可決、
法制化されたことで、
ひとまずユーロ離脱等大きなゴタゴタは収まりました。
ここからは財政再建が実行できるかどうかが注目されます。
20日に迫るECBへの返済のつなぎ融資も何とかなりそうですので
金融的には事なきを得た感じですが、
デモが暴徒化するなどこれからのチプロス政権は荒れそうです。
港など公共部分を売却して返済金を補う案も出ていますが
国民は反対。道のりは厳しそうですし、これからも続きます。
今回の結果がユーロにとって良かったか否かはまだ分かりません。


ただ、ユーロはそれほど上下せず
1.09−1.14レンジの中に入っていることから、
ギリシャ一国の問題と捉えているようです。


ギリシャ問題が落ち着いてもユーロが下げているのは、
これまでも番組でお話したユーロのキャリートレードが大きそう。
また、今晩のECB理事会で
ドラギ総裁は追加緩和について継続等の姿勢を
強調するとみられています。
アメリカが利上げとなると、ユーロは緩和でドル買いユーロ売りに。
他の問題も落ち着いてきているので
金融政策の違いで売買する通常運転に戻ってきつつある可能性も。


上海も本日は下げ止まり。
中国GDPは予想6.8%を上回って7%に。
下げるわけにはいけない中での数字ではありますが、
とりあえず良い状況ということに。
バブルとはわかっている中国ですが、
力技で止めたなという感じで様子見です。


ギリシャ・中国不安が一旦収まると
マーケットの関心はアメリカに戻ります。


注目されたのはイエレン議長の議会証言。
先週の講演でも年内利上げを示唆していましたが、
今回も年内ということを強調しています。
利上げが遅れると急激に金利を上げることになりますが、
早く実施すれば緩やかにできるということで、
時期ではなく、ペースが重要と改めて強調。


早く実施して緩やかなペースで・・・と考えると
9月利上げの可能性も十分残ります。
今回の証言をハト派的という評価もありますが、
そう考えるとタカ派でもあります。
ギリシャの法案可決前の発言で
「ギリシャや中国に問題があれば
利上げは一旦遅くなるかもしれないが
逆に早くなる可能性もある」とあったので、
ひとまず収まった今は早める可能性も十分にあります。


また、経済指標は鉱工業生産やPPIもプラス。
雇用も改善の見通しがあると発言され、
ベージュブックでも大半の地域が緩やかな成長とのことから
景気は大丈夫そう。


とにかく今回の米金利上昇を巡り、
出口戦略がいかに難しいことか分かります。
そういう意味ではBOEはFRBの状況をみて上手く立ち回り、
マーケットに刺激を大きくさせないように
布石を打ってきている印象です。


最後に日銀政策会合・黒田会見。
物価目標やGDPは下方修正となりましたが、
黒田総裁は強気の姿勢を崩していません。
ただ、物価目標を達成できなければ追加緩和
という状況は変わらないので、円安要因です。


米利上げ、日本は緩和という路線が明確になったわりには
ドル円の上値重い感じです。
ユーロクロスが売り出ており、ユーロポンドが下がっています。
今晩のECBに向け細かい調整が入っているので
ユーロ売りポンド買いに。
ユーロ円も下がり、クロス円は全般的に
上値が重く円高方向に。


本来株価がしっかりすれば円安なのですが、
このようなクロス円が上値を抑えている状況です。
125円のラインも意識されているようです。

しばらくは予断を許さない状況に [金曜・岡安盛男のFXトレンド]
2015.07/10 櫻井彩子 記事URL


ギリシャの国民投票は、
緊縮財政に反対という結果になりました。
これを受けての交渉がスタート。
ギリシャは年金と税制改革を提案し、
ユーロ圏に対してESMを要請しています。
今日提出し、12日に最終決定される予定です。
週明け、要注意となりそうです。


市場としてはユーロ離脱の可能性は低くなったという
見方が強まり安心感がでてきたところで、今度は中国。
政府が様々なテコ入れしたにも下変わらず3割下落。
ギリシャで不安感があったところだったので
影響が大きくなったようです。


上場企業の半分程度が取引停止に。
相場は流動性がとても大事。
どんな時でもプライスが出れば逃げられますが、
停止となると逃げられないということ。
このような動き自体、上海総合指数が
まだ未熟である表れとも言えそうです。


これを受けて日経、NY三指数が下落。
リスク回避としての円買いが進みました。
ドル自体が売られたという感じではなさそう。
一方、欧州株式市場は上がっているので
ギシリャは問題ではないと見ているようです。

中国はバブル気味で買われ過ぎたものが
巻き戻しに入ってきているとも見られ、
ポジションはこなれてきているので
落ち着いたところからまたスタートという感じに。


ドル円も120円台をキープして戻ってきてはいますが
しばらく余談は許さない状況です。
中国、ギリシャ審議等週明けの動きを見る必要があります。

先週木曜日発表の米6月雇用統計は22.3万人。
前月、前々月は下方修正で、
失業率は6.3%。労働参加率が低下しているようです。


利上げに対して22万人は問題ありませんが、
6/16-17のFOMC議事録はハト派気味。
「利上げはもう少し情報を得てから」等、
早い利上げに対しては腰が引けている雰囲気。
また、懸念は
「中国の景気減速」と「ギリシャ問題」とのことで、
現在この2つが起こっていることから
9月の利上げは難しいという雰囲気も出始めています。
いずれにせよ株価が不安定だと利上げはできないので、
落ち着いてからになりそうです。


ポンドは利上げ期待で買われるバブルの様相でしたが
調整の売りがでてきています。
下げ止まると、再び
利上げという可能性が出てくるので
どこまで下がるか見極めたいところ。
BOE政策会合で
ネガティブな話が出るともう一段売りがでるかもしれません。


豪ドルの下落が大きくなっています。
原油価格、コモディティ価格下落の影響大です。
中国景気減速で売り上げが落ちると見て売りが出ます。
追加緩和はないことで買われたものの、
その後上海の問題が出て売られました。
また、エルニーニョが小麦生産に影響するのではと言われ、
センチメントがネガティブに偏っている状況です。


ユーロはそれほど売られているわけではないので
ギリシャは一国の問題とみており
問題自体を心配することはなさそうですが、
ギリシャをめぐる
市場のセンチメントがネガティブということは要注意です。

米連休明けの月曜日に注意! [金曜・岡安盛男のFXトレンド]
2015.07/02 櫻井彩子 記事URL


今週も先週に引き続きギリシャに振り回され、
週明けからユーロ円で5円近く下落して始まりました。


結局6月末の返済を延滞したものの
あまり動きませんでした。
国債ではなかったのでデフォルトではない
と言っていますが、事実上はデフォルトのようなもの。


ユーロ圏財務相会合でも
もう諦めたという感じ。マーケットも辟易。
延期はせず75億ユーロの支援は
一旦打ち切りです。
ギリシャのユーロ離脱自体も
ある程度織り込み始めています。


5日に国民投票が予定されており、
メルケル独首相もそれまでは交渉しない等の発言。
もはや今日明日の市場の関心は
アメリカに移りつつあります。


5日の結果予想ですが、
事前アンケートでは「イエス」が上回っているので
今のままでいけば緊縮財政を受け入れる流れに。
チプロス政権も解散、内閣も改造となると
もう一度交渉に入り、
ユーロ離脱の可能性は低くなるためプラス。


もし「ノー」だったら
とりあえず月曜日のマーケットはドスンと
マイナスになる可能性があります。

ただ、月曜日に一度下げていることを考えると
どちらかというと
ユーロが買われる可能性の方が高いようです。


デフォルトになっても
経済には大きな影響はないとして
ドイツ産業界などでは「ギリシャはいらない」
という雰囲気もできつつあります。


それよりもギリシャ問題から波及する
南欧諸国の影響が一番怖いとされています。
ただ、今週のスペインやイタリアの債権は
それほどパニックになっておらず、
落ち着いているように見えることから、
もはや「ギリシャは別問題」というくらいに
切り離して見ているのかもしれません。
万が一ユーロ離脱が現実となっても、
逆に「悪材料出尽くし」となる可能性もあります。


アメリカですが、今週の経済指標は良好。
ADPも予想を上回っており、
雇用統計でもし20万人割り込んでも流れは変わらなさそう。
センチメントが楽観的に傾いているため
いい数字に反応しやすくなります。

アメリカは明日金曜日が独立記念日で休場のため
本日発表となります。


※ブログ作成時には発表済
 ・結果 22.3万人
 ・予想 23.3万人
 ・前回 25.4万人
  (前回発表28.0万人から修正)


休みを見込んですでにポジションは縮小しており、

上から下に行ったとしても元に戻ってくるはず。


連休明けの月曜日に動きがあると考えられますが、
先週はユーロドルが下がってドル円も下がったので
ユーロが加速度的に下落。
今度は逆に上に行く可能性もあります。
そこで一旦ユーロの問題は終わるかもしれません。


週明けシドニー、東京から始まる際は
薄い商いなので気をつけた方が良さそう。
ポジション少なく迎えたいところです。


ドル円レンジは抜けない可能性が。
ギリシャデフォルト懸念で
122円を割り込んだものの、ほぼ滞空時間がなく、
122円の底堅さを確認しました。


日銀短観では日本の景気も良さそう。
日銀の追加緩和の可能性は後退し、
円安材料は当分出にくい状況なので
ドル円の上値も限られます。


今後ドル中心となるのであれば
長期金利は上昇して、ドル高へ。
上値125円のところはいずれ抜けていきそうです。

今回の結果で9月利上げもさらに意識。
プエルトリコのデフォルト等も若干影響されるのか
一応見ておいた方が良さそう。


ポンドは
昨日発表された製造業PMIが予想を下回り下落。
今日建設業PMI予想を上回って上昇。
ポンドはユーロポンドのクロスが入ってよく動いています。
アメリカの後はイギリスの利上げが期待されています。
アメリカが良くなると他の国も良くなってくるとみて、
いずれECBや日本も米英に続き利下げ競争が終わっていくはず。


ポンドは対ドルで見るとダブルボトムで上昇。
上値を一度抜いて押し戻されていることから
基本的には強いと見られます。
昨日の下げは買い場になったという感じで、
今後も指標次第ではさらに強さを見せそうです。

マーケットはギリシャに辟易!? [金曜・岡安盛男のFXトレンド]
2015.06/25 櫻井彩子 記事URL


ギリシャに振らされている為替相場。
22日に一旦合意に向かっているということで
ユーロ上昇が予想されたのですが、逆に売られました。
その後結局昨務省会合で新提案が受け入れられなさそう
となると、ユーロ下落が予想されたものの、買われる動きに。


毎回、セオリーとは逆の動きになっていることには
いくつか理由が考えられているのですが、
そのひとつがユーロのキャリートレード。
ユーロの金利が安いので
ユーロを売って他のものに投資していくという方法ですが、
ギリシャ問題によるリスクが高まると、
一回売っていたギリシャを買い戻して
ポジションを小さくしようとしてユーロのショートをカバー。
このため、逆の動きになるのではという説も。


去年の夏くらいからユーロは下がり続けていましたが、
ユーロ安ではなく、金利政策からドルが買われていました。
歴史的な金利政策の転換が現実的になってきたところで
ドルを売ってユーロを買うユーロの買い戻しが入っているという説も。
これまでの1年以上のポジションを
とりあえず手仕舞っておこうという動きで、
どれが正解かわからないのですが、
いずれにせよ、ポジション調整の色が強そうです。


マーケットが調整に入っているということは
ギリシャ問題が何かあった時に
瞬間的には売られるものの、
ショートカバーでユーロ買いに動く可能性も大です。


6月末まででどうなるかある程度の決着がみえてくるので、
6月からは新たな相場が始まると考えておきたいところ。
ただ、今回の返済がなんとかなっても
再び8月末には100億ユーロの返済が迫ります。
結局デフォルト懸念はずっと続くことが分かっていて、
マーケットは辟易している感もあります。


万が一ギリシャがデフォルトになっても
世界経済にはそれほど大きな影響はありません。
(スペインやイタリアが続くとなると別・・・)
ユーロ離脱はむしろユーロにプラスという見方も出ており、
リスクはリスクながらも、影響は少なくなっているようです。


これからアメリカの経済政策に目が移ってきます。
パウエルFRB理事の発言では9月利上げが「五分五分」ということや、
9月に利上げしたら12月も行うという内容があり、
前回の政策金利見通しよりも、若干緩やかな利上げが予想されています。
こうなるとドルの上昇も抑えられてくるかもしれませんが、
最終的には為替は金融政策の違いであるので、
ドルは底堅いとみています。


今週のドル円はレンジでした。
122円ミドルが割り込むことも予想されましたが、
結局跳ね返されて122円ミドルから124円ミドルのレンジに。


直近の米経済指標では、
GDPは予想通りだったものの、住宅関連や個人消費は良好。
もしら来週の雇用統計もよければますます9月利上げが確信され、
124円ミドル上抜けの可能性も出てきます。


ギリシャを見た後は・・・というより、
もうすでにドルに目が移ってきています。


もうひとつ。上昇を続けていたポンドは
1.6を目の前にして折り返してきてはいます。
1.58を抜けて1.59にタッチ、その後1.57台に入っているので、
このまま若干下がるとダブルトップ気味になります。
しかしイギリスも利上げの話が現実味を帯びており、
一部ではアメリカよりも早いのでは?という見方もあるので
今後の発言等、要チェックです。

FOMC&会見終了 [金曜・岡安盛男のFXトレンド]
2015.06/18 櫻井彩子 記事URL


今週最大のイベントとも言える
FOMCとイエレンFRB議長会見が終わりましたが、
利上げ時期は明確になりませんでした。
年内の可能性は示唆。
2015末の政策金利見通しが0.625%。
0.5%を1回で上げるというのは考え難く、
0.25%で2回となれば9月頃には・・・という感じに。


イエレン議長は、
いつ利上げをするかという期間だけを意識し過ぎで、
問題なは利上げしたあとのペースであることを強調。
利上げ時期ばかりが注目されるマーケットを
牽制するような発言でもありました。


再来再来年末の見通しをそれぞれ0.25%引き下げているので、
利上げしたとしてもその後は大きな金利引き上げはないという
意思表示にも。


利上げの根拠とするのは
雇用の一層の改善と、インフレ率目標達成。
雇用は緩やかに回復しており、
条件は整いつつあるのでもう少し見ておこうという感じ。
内部でも意見が分かれたようなので来月の議事録に注目です。


ドル高については
「ドルは概ね安定したように見える。続けばインフレが高まる」
との発言。ドル高が安定したら・・・と言っているのか、
ドル高はダメだと言っているのか、捉え方で変わりますが
この辺で大体いいのでは?という感じではないでしょうか。


ここで見通しが示されなかったことで、
次の9月まではドル高にはなりにくく、
ドルが全般的に売られています。


先週の黒田日銀総裁による円安牽制発言で、
124円60近辺から122円50付近まで下がりましたが、
その2円幅でうろうろしています。
「黒田レンジ」が125円近辺を上限とすると、
下は122円のミドルを試している感じ。
ここを抜けると121円や120円が
見えてくる可能性もありますが、
ドル円を巡る金融政策の状況は何も変わっていないため
下げ止まるのを見て買いが出てくる状況です。
しばらくはレンジの下限・上限を確かめる動きになりそう。


ユーロはギリシャ問題を引きずっていますが、
チプロス首相は相変わらずの強気で合意に至らない雰囲気。
「問題解決ができなければギリシャ政府は
極めて重大な決定を下す可能性がある。」と
離脱等の可能性も示唆。
駆け引きではあるが、合意に至るのは難しそうです。
ただ、ユーロが買われていることからも
マーケットはもうあまり重要視していない様子。
むしろ気になるのはスペインやイタリア債権が
ギリシャ債権につられて売られていることです。
また6月末目指して問題は引き伸ばされそう。
ドルが弱いところでユーロの上値を試している感じです。


ポンドが上昇を続けています。
テクニカルでかなり底堅くなったことが確認されます。
90日移動平均線で見ると
下値はダブルボトムでサポートされています。
ヘッド・アンド・ショルダーの右肩1.55(半値戻し)を上抜け。
さらにヘッドの1.58も抜けてきています。
これはかなり強いというサイン。
ポンドは順張り通貨なので、
止まるまでレベル決めずに波に乗るという感じです。


カーニー総裁もインフレ懸念発言をしていますが、
フォーブスBOE委員もポンドが強い中で
インフレは早く回復し、次は利上げ。時期は遠くない。
というような発言をしています。
出口戦略の様相も呈しています。
アメリカが出口戦略で難儀しているので、
早めに対策しておこうという雰囲気が見て取れます。
住宅指数なども予想を上回っており、
ドル利上げの次はポンドという感じが強まっています。

ユーロが買い難いこともあり、ポンドが牽引役となって
ユーロポンドは売られています。


NZランドドルは下落が続いています。
追加緩和が効いているうえに、
さらに行うという発表が効いている様子。
流動性が低い通貨なので、一回下がると止まりません。
その分、ころっと流れが変わるとも言えるので、
ドル円が底堅くなってきたら要注意です。


FOMCというイベントが終わったここからは
再び経済指標で一喜一憂という状況に戻ります。
ドル円に関しては、明日の黒田日銀総裁会見で
先日の発言をどう説明するのかに注目です。

今晩の米小売売上高&来週のFOMCに注目! [金曜・岡安盛男のFXトレンド]
2015.06/11 櫻井彩子 記事URL


昨日、黒田さんのサプライズ発言があり
ドル円が一気に下落。
「実質実効為替レートがここから
 円安に振れていくことはありそうにない」というのは、
あの段階で「ポロっと言った」というよりは
「ちゃんと言った」のではないかとのこと。
125円を抜け、135円という声が聞こえてきたところで
この発言があったため、それなりに意図したと感じられます。


しかし今日ドル円が戻していることを考えると、
今回の下げで買いたかった人は絶好の買い場を与えてもらった
絶妙なタイミングと言えるようです。


東京海上が米HCCインシュランスHDを9,400億円で買収
したというニュースが出ていますが、
125円と122円では3円違うだけで24億円程度違います。

円安でもMAを含めてまだ動いているということは
長期的には円高ドル安の見通しは変わらないということ。
ドル円は121円ミドル近辺から急激に4円上昇。
あまり買えていないところが今回は買い場になりました。


今回の黒田総裁発言の為替は
「実質実行為替レート」
(通過の価値を総合的に把握する指標)
で、実際の為替レートではありません。
あえてこれを使ったのは
ひとつは
・物価が今後も上昇してドル円が今のレベルであれば、
 円安が行きすぎているということ。

もうひとつは
・円安によって貿易黒字が増え、為替が動かない状態であれば
 為替が行きすぎているということ。

このあたりを伝えたかったのでは、とのことです。


先週末発表された米雇用統計は
予想22.6万人を大きく上回る28万人でした。
過去3ヶ月も上方修正ということで、
利上げの条件かなり揃って、9月という声が高まっています。

ボラティリティ高まった状況が
まだ3ヶ月間続くということ。


8日にオバマ大統領が「強いドルが問題」と発言したと
フランスの当局者から聞こえてきましたが、
すぐにアメリカ当局者から否定されました。
火のないところに煙は立たないということで、
G7のタイミングで何らかの発言したのでは?とも。
TPA法案審議中で、行きすぎたドル高は困る状況もあります。
また、これにより今のマーケットは
要人発言に対して敏感に反応することが再確認されました。


そして、次に黒田さんの発言。
125円台から振り落とされているということは
当面は125円を買っていくのはしんどいということ。
124円台ミドル近辺当面重くなったと考えられます。


来週の16(火)、17(水)はFOMCで、
水曜日にイエレン議長会見があります。
発言に関しては、すでに5月、株価が買われ過ぎという話や、
債権市場も利上げ後に急速に上がる懸念があるという話、
そして年内に利上げもあるという話をしています。


ECBドラギ総裁からは
いまの低金利時代は急速に金利が上がる懸念があるので
みなさん慣れておいてください、(私は何もしないけど)との内容が。
ECBは出口戦略とまでは言わないまでも、
0.3%の物価上昇、景気も上向きの中で
ユーロを買ってくるなかでの発言。


これらに続く黒田総裁の発言を考えると、
9月まであと3ヶ月しかないなか
ガス抜きしたいという思惑を感じます。
タイミング的には三つの中央銀行が
併せてやっているような雰囲気にも。


米株は上昇、
独金利は1%、米金利も2.5%まで戻し
利上げに動き始めている様子です。
ただ、マーケットはすでに
利上げを織り込んでいるので、来週のFOMCでは
どの程度の期間、どのくらいの幅で利上げするのか
ということに注目です。


ユーロはショートカバーが入っています。
対ドルだけでなく、対円、対ポンドなどの
巻き戻しが入ってくるのでわかりにくい動きに。
下げきれていないので、もう少し底堅い動き続きそうです。
ユーロが買われ過ぎてしまうと
ユーロ圏の景気が悪く物価が下がってしまうので
ユーロの上値には限界があります。
その限界を試しに来ているので、ボラの高さに注意が必要です。


ギリシャはIMFへの返済を6月末に引き伸ばしたので、
また月末に注目はされるものの、
EU引き留めの雰囲気が若干弱くなってもいます。
どちらかというと、スペインなどに波及するかどうかに注目。


NZが利下げを行いました。
朝6時という一番マーケットが薄いなかで
0.25%下げてきたので急落し、ほとんど戻しませんでした。

元々「もう一段やる」と言われていたところで
先にやってしまったので、材料出尽くしに。
なぜ今かというのは、やはり景気が悪いため。
豪ドルにも波及してきたので要注意です。
利上げを控えてボラティリティが高まっているため、
リスク商品が買いにくいという現状も影響がありそうです。



利上げの根拠のひとつとして、
今晩発表される米小売売上高、そして来週のFOMCに注目です。

いよいよ米雇用統計! [金曜・岡安盛男のFXトレンド]
2015.06/04 櫻井彩子 記事URL


番組直前にユーロドルが急上昇
ECBの理事会を受け、ユーロ圏の景気回復が早いという見方が強く
おそらくポジションの巻き戻しが入った様子。


ドル円は125円をつけました。
東京時間の昼頃、瞬間的に125.07円をつけ、
滞空時間が短くあっという間に戻しました。
抜けるというより、つけに行った、という感じ。


125円の手前付近に
オプションのバリアがかなりあり
防戦売りがあると言われていたのですが、
下に下がらなかったことをみると、
買いそびれているところが多かったようです。


ドル円が動き始めたきっかけは
先週のイエレン議長発言から。
発言前からユーロやポンドに対してはドルが強含んでいたので、
レンジに入っていた出遅れ感から仕掛けが入ったとみられます。
ADP雇用統計は予想を若干上回る20.1万人。
明日の雇用統計も20万人は確保出来ると見る向きが多く、
あとはどれだけ多く予想を上回るかが注目を集めます。
もし結果が良ければ今月16-17日開催のFOMCで
6月利上げも・・・!?という話も出てくる可能性も。
アメリカがこれまでの金融政策を大変換するということで、
為替だけではなく株式、債券にも大きな影響が出て
マーケットはかなり混乱することが考えられます。


ISM非製造業景況指数は予想を下回ったのですが、
その前の製造業は上回り、内容的には雇用が良いので
緩やかな景気回復とみて良さそうです。


また、もし6月に利上げをしないとなると、
9月の可能性が高くなってきます。
その3ヶ月の間にポジションの巻き返しや
新規のポジションメイクが入ってくることが考えらます。


ECB理事会でいまはユーロが主役に。
ドラギ総裁が「現状では量的緩和の追加は必要ない」と発言。
また、以前クーレ理事がした夏前に量を増やす旨の発言を否定。


景気回復が順調ということで、
記者団からも出口戦略に関する質問が出ました。
アメリカが利上げに移行する中で
ユーロ圏もアメリカに続き、
予想よりも早く終了する可能性も。


明日のギリシャは「なんとかなるだろう」という見方。
とりあえず6/5は大丈夫ですが、
6月82億ユーロ、7月107億ユーロ、8月44億ユーロ・・・
と続きます。
こうなると目先動きにくいので、
明日は大丈夫だろうということと、
景気回復への期待感が相まって買われています。


ユーロは対円、豪ドル、カナダドルのショートカバーが
出てきているので強く、
一旦は1.15を目指していきそうです。
ユーロやポンドは順張り通貨なので
レベル感で売ったら大変なことに!要注意です。


テクニカル的には
今週に入って日足の一目均衡表の
「雲のねじれ」が色々なところに出てきているとのこと。
雲がねじれる=相場の流れが転換するときで、
豪ドルドル、豪ドル円、
ユーロドル、ユーロ円、
ポンドドル、ポンド円どれにもねじれが。
ポジション調整が入っている様子です。


兎にも角にも明日の雇用統計に注目ですが、
ドル円の125円はかなり意識されているレベル。
米下院で交渉中のTPAで
為替に対する条件が作られるとドル円が買いにくい状況に。
しかし、大きな流れのドル円上昇は変わらないとみられます。


雇用統計が上回った場合は、ドル円は上がる可能性もありつつ、
株価は下がる可能性が。株が下がると円が買われるので
一概に上昇だけの予測もできません。


昨日のアメリカの長期債利回りは上がってはいますが、
ドイツがよりいっそう上がっています。
アメリカの利上げを見込んだ金利上昇ではなく、
債券市場も全然違う動きになってきています。
このような動きは9月まで続く可能性大。


また、明日の結果次第ではユーロが一度売られる可能性も。
片一方にポジションを偏らせると振り落とされるので
注意が必要です。


雇用統計まではドルではなくてユーロやポンドが主役。
BOEの政策会合を受け、ポンドには投機筋が入っているので
上下に振らされる相場です。


ここから先は
色々な憶測・思惑で激しく動くことが多くなりそうです。

ドル円は下値切り上げ!? [金曜・岡安盛男のFXトレンド]
2015.05/28 櫻井彩子 記事URL


日経平均は27年ぶりに10連騰。
ドル円は12年ぶりの124円超に。
先週まではここまでいくとは見ておらず、
日本勢が買いそびれた感もあります。
下にいくと買いが出てくるため下値は上昇。

米・独・英は月曜祝日でしたが、
イエレンFRB議長やフィッシャー副議長の発言に加え
アメリカの経済指標が良かったことでドルが買われました。


なかでもイエレン議長が
年内利上げの可能性を示唆したことが大きく影響を与えました。
年内とは6月も含まれるということ。
今年は緩和から引き締めに入る歴史的な年でもあり、
そろそろ・・・というサインを示してきたのは大きいようです。


指標は、CPI、耐久財受注、新築住宅等が予想を上回りました。
1-3月の反動で良いだろうと期待が高まっていたものの
これまではその期待ほど良くなかったので、
待っていましたという動きに。
ドル円が118円ミドルから121円ミドルまで
3月からもみ合いでしばらく動かないという状況が続き、
今週から一気に抜けてきたため、日本勢は出遅れ感が。
手前で売っている人もいるということで、
下がったら買いたい向きも多く、下支えとなります。
従って、下振れがあったとしても底が上がって120-121円は堅そう。


ドル高が基本ですが、昨日の動きは円安。
クロス円が上昇していることから、
ドル円を買えない人がクロス円を買った可能性もあります。
円安の理由はないのですが、
株価強い=リスク先行型の円安。
安全通貨の円を売ってリスク物を買うという
基本の動きも入っていそうです。


日銀金融政策政策会合で
黒田日銀総裁が追加緩和は考えていないと発言。
さらに、緩和の内容としては量的緩和しか考えいてない
ということで、円高を思わせるような内容でした。


また、ドイツG7に関し為替は主要な議題にならないと発言。
ドル高進んでいるのですがほとんどドル高懸念発言はありません。
日本側からあえて円安を誘導するような動きはないことからも
ドル高牽制はなさそう。
ドルが急速に上昇してきたところで今度は円を売るという動きで
今回の124円になったようです。


気になる上値ですが、
相場は区切りの良いところで見てくるので
120-121円くらいが下値であるとすれば、
125円をクリアした場合に130円を目指すという感じです。


FRBから利上げが本格的に動くというサインが出たら
ドル円も動く可能性大。
来週6/5(金)発表の雇用統計で
21.5万人の予想を大きく上回った場合などは
125円を超えるトリガーになる可能性もあります。


ユーロは下げていますが、
スペインの地方選挙で緊縮財政に反対する左派が
大幅に票を伸ばしたことで、緊縮財政対する嫌悪感が
ギリシャの他にもあるということが分かり不安材料に。
ギリシャも、6/1に返せないという話が出ていることも気になります。


ただ、ユーロの景気自体は良くなっており
物価も16%まで戻していることから
不安材料がどこまで影響するのかというところ。
数字的には1.05近辺を抜けるかどうか。
来週6/3(水)のECBで追加緩和関連の話があるかどうかに注目です。


ポンドは上昇。本日17:30に1-3月GDPが発表され、
0.4%の予想を下回る0.3%でした。
190円というのが大事なところですが抜けています。
きょうの終値ベースがどうなるか次第ですが、
もしGDPが予想を下回ったのに190円をキープするのであれば、
強そうです。190円はダブルトップになるレベルなので、
これを上抜けすると、
次は2008年8月の高値である215円まで節目がありません。
戻る可能性も十分あります。
ポンドはアメリカの次の利上げ国と言われており、
買いのポテンシャルがある通貨です。


来週にはECB、雇用統計と重要なイベントが控えているので
注意が必要です。

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