今週の注目~FOMCの動向 [鎌田伸一記者]
2019/03/18(月) 23:01 山本郁
今、残念ながら世界の投資家の間では、日本株を欲しい...とは思われていません。
世界の株式市場で米国株が強くなるという中で、日本株は出遅れ株として見られています。
そのような状況で今週のマーケット、どこに注目すれば良いのでしょうか?
ラジオNIKKEI鎌田伸一記者に、伺いました。

鎌田さんが今週まず注目するのは、3月20日27時に行われるFOMC政策金利発表。
昨年クリスマスに株価は大きく下落。年明けにアップルショックがありましたが
その後はまずまず堅調に株価は上がって来たと考えられます。
その背景は、パウエル議長が1月のFOMCの声明文に示唆しているように
FRBが利上げを一旦停止する...という、株式市場にとっては有利な金融政策を行うという見通しが原動力となっています。
市場では、今年の利上げはない...と織り込んでいるわけですが
果たして今回のFOMCのメンバーの金利見通しは、それに沿った内容になるのでしょうか。

昨年12月の段階では、昨年末のFFレート2.5%に対し、0.25%の利上げを1回と考えた場合、
今年末のレートについて、上限3.25%...3回利上げと見ていた人が17人中6人
上限3.0%...2回利上げと見ていた人が5人
上限2.75%...1回利上げと見ていた人が4人、という状況でした。

それから現在まで、経済市況はそんなに悪くはないのですが
クリスマスにかけて株価の下落が大きかったこと
アップルが異例の業績下方修正を発表したことなど米中貿易摩擦がマーケットに与えてきた影響を鑑みて、利上げ停止...となったわけですが
12月の段階で利上げ3回と考えていた6人が、果たして2段階も引き下げて利上げ1回とするのか?
もし、利上げ2回が6人となった場合、市場との乖離にネガティブな見方が広まるのではないか?
このような点が注目されます。

また、3月21日21時30分のフィラデルフィア連銀景況指数発表も注目だそうです。
先週末にNY連銀の同様の製造業アンケート調査の結果が発表されたのですが
その中に、鎌田さんが気になることがあったのだそうです。
それは、労働者の割合は大幅に増えているのに、労働時間は大幅に減っているということ。
事業者は雇用を増やそうと一生懸命に取り組んでいるのに、仕事の量自体が減って来ているのではないかと懸念されるというのです。
フィラデルフィア連銀の発表でも確認してみるそうです。

その他、ナイキの決算発表が今週21日に行われる予定ですが、アジア全般の消費の需要の状況を考える上で大きなポイントになるので注目とのこと。
日本は21日は春分の日でマーケットは休みですが、マーケットの材料は満載なので
その状況を受けて今週後半以降の日本株、世界のマーケットどんな動きになるのか期末の大きなポイントです。

鎌田さんの解説、オンデマンド放送でお聴きくださいね。

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