パラジウム高とゴム安、何が起こっているのか [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2013/03/13(水) 23:38 大橋ひろこ

商品アナリスト小針秀夫さんと

番組に「パラジウムについて取り上げてください」というリスナーからのメッセージがありました。値動きを見てみますと、金やプラチナなど貴金属銘柄がさえない値動きが続く中、パラジウムだけがドル建て、円建て価格ともに新高値を更新しています。パラジウムやプラチナなど白金系貴金属は生産国が限られているため、その希少性から需給が価格変動要因として大きなファクターとなりますが、何か材料があったのでしょうか。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は商品アナリスト小針秀夫さんにお話しを伺いました。

昨年まではテールリスクを恐れて実物資産としての
金が注目されていたのですが、米国の景気回復期待から
金市場から資金が流出、よりパフォーマンスのいい
証券市場へと向かっています。
しかしその一方で現在は銅やアルミなどの産業銘柄の
価格が下落傾向を続けており、その矛盾からリスクを恐れた向きが
やはり「実物資産」だということで、
ロシアの在庫が枯渇しているのではないか、などと
需給のタイト感が話題となっているパラジウム市場が注目されている
小針さんは解説くださいました。

金は2年前の1900ドルの高値を付けてから下落が続いており、
かといって価格が下がると中国などの新興国中銀や実需が積極的に
買ってくることから、相場の崩壊が見られずダイナミックな動きが
出にくい状況となってきています。
ひと相場終わってしまった金よりも、出遅れていたパラジウムのほうが
儲けのチャンスが大きいと見えるということでしょうか。

そして今日はゴムが大きく下落しておりCBが発動しています。
小針さんはこれといった材料が出たわけではないが、上海ゴム市場が
一足先に崩れてきており、これに連れ安となった可能性が高い、と
中国の需要減退に起因しているのではないかと解説くださいました。

株高なのに産業銘柄が崩れてる…
この乖離はどちらにさや寄せしていくのでしょう。
景気が牽引して需要像となれば商品も上がる可能性は高いのですが、
すでにここまで株価が高いのに、下落している点には留意しながら
ここからの相場を見ていく必要がありそうです。

詳しくはオンデマンド放送で小針さんの解説をお聞きくださいね。


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