先物市場で金ショート増加、買戻されれば… [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2013/02/27(水) 23:51 大橋ひろこ

コモディティインテリジェンス代表取締役社長 近藤雅世さんと

日銀総裁人事にイタリア総選挙、株式市場や為替市場はは波乱含みで、アベノミクスによる一方的な上場相場は一服となっていますが、先んじて下げていた金相場は急反発。
今日はコモディティー インテリジェンス 代表取締役社長の近藤雅世さんに金、原油相場の現状と今後の展望を伺いました。

近藤さんはCFTC(米商品先物取引委員会)が公表している
ファンドの建玉をみれば、金の下落が一服し反発することは
予測できたと指摘。
2月19日、つまり先週火曜日までの金のネット買い残は、
▲3万枚減少して9万8千枚。金のネット買い残が
10万枚を下回るのは2008年12月9日以来4年3ヶ月ぶりのこと。
一見金の人気が落ちて改ざん減少となっているかに見えるのですが、
実は買い残は18万9千枚で昨年12月18日の19万9千枚から
2ヶ月で1万枚しか減少しておらず、
売り残が12月の4万枚から9万枚に約5万枚も増えていることが解りました。

つまりファンドが新規で金を売っているということです。
それも2月に入ってから。
先物市場でカラ売りしたポジションはいずれ買い戻されますね。

また、このままいくとアメリカでは3月1日に債務の自動削減が
始まります。米国議会で与野党が合意に達しなければ、
2013年度の残り7ヶ月間(3~9月)で約500億ドルの歳出削減につながり、
この金額は同期間の米国GDPの0.54%に相当するインパクトとなります。
さらに、5月18日は国債発行の上限問題の期限となっており、

他にもイタリア議会選挙で、連立内閣組閣が難しくなっており、
緊縮財政案が振り出しに戻る可能性があります。
またフランスの経常収支の赤字が続いており、
フランス国債の格付けが下がると、ギリシャやスペインに
最も多くの債権を持つフランスの金融不安が出る可能性があり、
落ち着いていた欧州債務危機が再び発生する可能性もあるとお話しくださいました。

ラジオでは原油市場の需給についてもうかがっています。
詳しくはオンデマンド放送で近藤さんの解説をお聞きくださいね。


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