在庫確保は国家戦略?!ピークオイル説が背景か [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2011/04/13(水) 18:26 大橋ひろこ

オーバルネクストアナリスト 小針秀夫さんと

ゴールドマン・サックス・グループが原油価格が大幅に下落し、北海ブレント原油は今後数ヶ月でバレルあたり105ドル前後に下落するとの見通しを発表-。

昨日のNY市場で原油はじめ貴金属、穀物銘柄などコモディティが全面安となったのはこのニュースをキッカケに利食い売りが広がったものと思われます。

現在、WTI原油価格は北海ブレントに対して大幅に下鞘となっていますので、
仮に北海ブレントが105ドルにまで下落するならばWTI価格は90~95ドルまで
下落することになる、と小針さんは解説くださいました。

皆さんご機嫌いかがでしょう、大橋ひろこです。
今日はオーバルネクストアナリスト小針秀夫さんにお話をうかがいました。

小針さんは今日の日経夕刊の記事「サウジ、原油減産」が
原油市場には大きなインパクトとなるだろうとも指摘。
サウジアラビアは現在の原油生産量を3月よりも日量50万バレル少ない
850~860万バレルに減らしたことがわかった、というものですが、
リビアが内戦状態に入り、原油を大幅に減産している分を補っていた
サウジがいつ減産に踏み切ったか明らかではないという内容。
世界の原油需要の伸び悩みがその理由だとされています。

ゴールドマンも価格見通しを引き下げ、サウジも需要減退で減産となれば
原油価格は目先弱いということになるのでしょうか?

しかし、小針さんはこの日量50万バレルの減産のインパクトは大きく、
この週末にナイジェリアの選挙を控えていることを考えると、このまま
原油価格が下落に転じるとは思えないといいます。
ナイジェリアの選挙前というのは暴動が起こることが多いのだそう。
これは原油市場にとってはリスク要因ですね。

でも、アメリカの原油在庫は余剰気味でじゃぶじゃぶだと言われています。
そもそもそれほど需給が逼迫していないのではないでしょうか?
という私の質問に、小針さんは
「今回、日本でも水や食料などの買占めが起こりました。
 同じことが世界のオイル市場で起こっているとの指摘もあるのです」

どういうことでしょう?!アメリカは原油を余剰確保しているということ?!

小針さんが長期的展望として解説くださったのはピークオイル説。
サウジアラビアにある世界最大の埋蔵量を誇るガワール油田。
原油を掘削する際の自噴圧力維持のために、現在では1日に数百万バレルもの
海水が圧入されており、それが掘削できる原油量とほぼ変わらない程度の
海水圧入量となっているとの指摘があります。
つまり油田の老齢化、枯渇による生産減退が起こっているのではないか。
海水圧入量の増加は枯渇に向かう兆候ではないのか。

となると、原油価格は・・・・・

詳しくは小針さんの解説をオンデマンド放送でお聞き下さいね。


コメント