金価格1400ドルも時間の問題、果たしてバルブなのか? [投資α情報(大橋ひろこ)]
2010/11/05(金) 18:27 大橋ひろこ

丸紅経済研究所 柴田明夫さんと

NY金価格は昨晩、1393ドルまで上昇し、再度史上最高値を更新しました。終値ベースでは値を削ったものの、1400ドルの大台も時間の問題ですね。

背景にはFOMC、QE2の結果を受けたものかと思われますが、
6000億ドル、金市場はこの結果を受けた直後は売られたんです。
中には1兆ドル規模の緩和を予測する向きがあったため、若干の
失望がはいったのでしょうね。ところが、よくよく考えてみれば
10%近くに高止まる失業率、低迷する住宅市場などを抱えた米景気を
一転浮上させる力があるわけではなく、状況によっては更なる緩和も
あるとのFRBのスタンスに、金は見直しの買いが入ってきているようです。

皆さんご機嫌いかがでしょうか?大橋ひろこです。

そうは言っても1400ドル近くまで休みなく上昇を続けている金価格。
買われすぎ、バブルを懸念する見方も出始めています。
果たして金はバブルなのでしょうか?

今日は丸紅経済研究所 代表の柴田明夫さんにお話を伺いました。
柴田さん曰く、金は「1000ドル時代」を迎え、
1000ドル以下の時代とはステージが変わったのだそうです。

金が800ドル台の安値を付けた1980年の世界GDPは約10兆ドル。
これにに対し、再び800ドルを回復した2008年の世界GDPは
60兆ドルを超えています。実体経済が6倍強に拡大した一方、
金の地上在庫は14万トンから16万トンに増加しただけ・・・。
現在の金相場は依然として安過ぎると思いませんか?

今上昇しているのは決して金価格だけではありません。
原油価格も90年代までは20ドル前後をうろうろしていたことを
考えれば、現在の80ドル台というのはその4倍です。

柴田さんは金と原油の比価を持ってみても、
金が割安であると解説くださいました。

1990年代前半、金相場は350~400ドルで安定推移していました。
この間、原油は20ドル弱で推移。
金・原油ともにが安定していたこの間、
金と原油比価も20倍前後で推移していました。

ところが1990年代後半、原油が20ドル弱で推移するなか、
金は大きく値を下げ1999年と2002年には250ドル台まで下落します。
すると比価は10倍前後に低下してしまいました。
この10倍前後の比価での推移は2000年ころから
2008年まで継続しましたが、これが、現在16倍にまで
上昇してきました。金が上昇してきたことで、過去の20倍にまで
近づいてきているんですね。

今後、この比価が1990年代前半の20倍に戻るとすれば、
原油が現在の85ドル前後と過程した場合、金価格は1700ドル!!
(85ドル×20倍)つまり、まだまだ金は原油に比べると割安だと
言うことになりますね。

詳しい解説はオンデマンド放送で柴田さんの解説を聞いてくださいね。


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