金市場の強弱材料を点検 [日経新聞編集委員]
2010/06/28(月) 23:05 山本郁

“安全資産の金”をアピールする為に
田中貴金属が作った純金の千両箱。
昨年10月にもご紹介しましたが
36キログラムで価格は約2億円!!
あれからギリシャショックがおこり
金価格もさらに上昇。
国際価格は6月21日に
1トロイオンス1266.5ドルまで上がり
最高値を更新しています。
やはり安全資産なのね…と実感している所ですが
そんな強気の金でも短期的に見ると弱材料はあるんです…と
今日のコメンテーターの
日本経済新聞社編集局商品部編集委員の志田富雄さん。
「金市場の強弱材料を点検」と題してお話し頂きました。

強材料は、欧州を震源地とする国債・通貨の不安はもちろん
アメリカの超低金利政策の長期化
金貨の販売の急増
そして、金ETF。
金ETFは証券発行時に裏付けとなる金を確保するので
現物市場にもインパクトをあたえるのですが
その量が1日に10トン~30トンに上る日も多いのだそうです。
このETFを買っているのは、欧州の年金基金プラス
欧米・中東の富裕層。
世界の富裕層が持つ金融資産は3千兆円以上
不動産も入れると1景以上とみられており
富裕層は資産の額を増やす事よりも価値を維持する事が大事なので
富裕層の巨額な資産がヘッジファンドを通じて金市場へ流入
という動きが強くなっているのだそうです。

弱材料は、短期で見ると投機系の動きが買われ過ぎの感があるので
売り戻しが十分考えられるそうです。
そのきっかけは7月のヨーロッパの金融機関のストレステスト。
その結果を受けた8月の決算の発表により
利食いの対象として株などと一緒に売られ、調整があるかも。
そして円高も。
詳しい志田さんの解説はオンデマンド放送で聴いてくださいね。


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