コロナ・ショック~買われるドル、売られる金 [大橋ひろこコラム] [マーケット・トレンド]
2020/03/19(木) 23:07

そもそも新型コロナ感染拡大で、あらゆるリスク資産が売られています。

感染防止策として渡航禁止や集会の禁止などの行動の自粛は需要を減退させるためデフレ要因となります。収束の兆しが見えぬ中、VIX指数はリーマンショック越え。ゴールドさえも換金売りの対象となっています。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は金融・貴金属アナリスト 亀井幸一郎氏をお迎えしお話しを伺いました。


VIX指数が80を超え、あらゆるアセットが30%~50%もの下落となっています。
FRBはじめ世界の中央銀行は3月に入って矢継ぎ早に利下げと量的緩和策を発表、
流動性供給に動いていますが市場のボラティリティはまだ沈静化しません。

中でもドル資金に資金が集中し、市場はドル不足状態。
ドル資金調達が困難な状況に陥っています。


そもそも、リーマンショックの教訓からボルカ―ルールに則って
世界の金融機関は大きくリスクテイクしていなかったはずです。
デリバティブ残高が膨大に膨れ上がったリーマンショック時のクレジットクランチ
(信用リスクの高まり)とは異なるはずでした。

ところが、いま金融市場で起きていることは、クレジットクランチの一歩手前、、、?
企業が資金調達に窮する事態に陥っています。


亀井氏はこれを「合成の誤謬」と指摘。
 疫病拡大に金融政策は無力というより「金融政策で需要は作れない」中、
現状ではそれほど問題が大きくないが、将来リスクに備えて
リスク資産のキャッシュ化が一斉に起こったことがこの事態を招いたと考えられるのです。

マスクやトイレットペーパーは今ある分で当面間に合っていても、
そして供給は十分にされているにもかかわらず店頭から消えてしまった
パニック買いと似ていますね。
これは金融政策ではどうにもなりません。


きっかけは、米国トランプ大統領が3月9日、
国家非常事態宣言を行い、欧州からの入国制限を発表、
同日WHOがパンデミック宣言を行ったところから
パニックが加速し、下落は新たなフェーズに入ったとみられます。


この流れの中でゴールドにも換金売りの波が押し寄せました。
しかし、ゴールドは高値から15%未満の下落に留まっており、
30~50%も下げている株や社債、その他コモディティとは一線を画しています。
要するにベアマーケット入りしていないのです。

リーマンショック時も金は換金売りにさらされましたが、
最も早く立ち直ったのは金市場でした。

さて、ここから気を付けておかねばならないポイントは?!

詳しくはオンデマンド配信で亀井さんの解説をお聞きくださいね。

http://podcasting.radionikkei.jp/podcasting/trend/trend-200319.mp3