現実味を帯びてきた食糧インフレ、原油急反騰のリスクも?! [大橋ひろこコラム] [マーケット・トレンド]
2020/03/12(木) 23:48

新型コロナウイルスの感染拡大を受けた景気後退リスクに原油増産のリスクが加わって、今週のマーケットは原油暴落が世界の金融市場を大混乱に陥れました。景気悪化リスクが懸念されるなかでの供給増は最悪のシナリオ。コモディティ安はデフレを加速させるように見えないこともないですが、新型コロナウイルス感染防止による渡航禁止措置や、グローバリゼーションの見直しが進むことがあれば、インフレへの警戒も必要となってきます。


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はマーケットアナリスト菊川弘之氏をお迎えしお話しを伺いました。


原油安は目先のオイルマネーのリスク資産からの撤退や
ジャンク債市場のデフォルトリスクなどの懸念につながっています。
シェール企業はジャンク債市場で資金調達しているケースが多いのですが
長らく続いた原油安によってすでにシェール企業の設備投資は鈍っています。


また、サバクトビバッタが食糧インフレをもたらすリスクもあり
これが中東での暴動を引き起こせば、原油の生産障害につながる可能性もあり
原油価格は突如として上昇を始めるかもしれません、、、と菊川さん。


アラブの春は小麦価格の高騰がトリガーとなりました。

また、新型コロナウイルス問題が今後の世界の地政学をどのように変えるでしょうか。

世界の工場として、あらゆるものを生産輸出してきた中国。
中国がデフレを世界に輸出してきたという側面もあります。
もし、世界が中国の生産依存を見直すこととなれば、、、
日米は、自国での生産回帰に言及していますね。


世界の総需要低下は短期的にはデフレ的ですが
今回の問題は中長期的にはインフレをもたらすリスクでもあるのです。

この場合、ゴールドはどのように動くでしょうか。

リーマンショック時には何もかも売り込まれる換金売りのフェーズを
こなした後、最も早く立ち直って上昇を始めたのがゴールドでした。

今回も換金売りが出ているようですが、、、、。

今年は大統領選挙年でもあり、東京オリンピック開催の年。
波乱はまだまだ続きそうです。

詳しくはSpotifyのポッドキャスト配信で菊川さんの解説をお聞きくださいね。

https://open.spotify.com/show/230k9NexbGZ5g1h4uBShSk