新型肺炎、商品相場にどう影響? [日経新聞編集委員] [マーケット・トレンド]
2020/02/17(月) 23:39
新型コロナウィルス  COVID-19 の感染による経済への影響が拡大しています。
2002年~2003年のSARSショックの頃は、中国の経済成長が始まったばかりで
世界経済に占める中国の割合は4%でしたが、今や18%。
その存在感は大きく変わっています。
二桁成長を始めたばかりのころはSARSの影響が収まればすぐに経済も回復しましたが
中国の経済成長はすでに減速期に入っており、中国経済自体がどれだけダメージを受けるのか慎重に見ていかなくてはなりません。

日本国内では、中国からの訪日観光客の減少の影響だけでなく
個人消費や、人の活動、経済活動がどれだけ委縮するかも大きな不安です。
セミナーやイベントなど、大勢人が集まる催しは中止となる動きが広まっています。
昨年の日本の10-12月GDPは消費増税の影響もあって-6.3という大変大きな落ち込みでした。
本来、この10-12月期の落ち込みは1-3月期で持ち直すものだったのですが
COVID-19の影響がどれだけ続くのか、4-6月まで続くことも考えておかなくてはならないのが今の現状です。

日本経済新聞社 編集委員の志田富雄さんに新型肺炎、「商品相場にどう影響?」というテーマで伺いました。
商品相場で一番大きな影響が出ているのは原油です。
NY原油は、50ドルを割り、昨年1月以来の安値水準となりました。
もともと、今年前半は原油の供給過剰が予想されていたところに
需要面でもCOVID-19の影響で、人の移動が減り、輸送燃料が落ち込みました。

一方で、50ドルを割ったところで下げ止まっているところに
供給側のリスクも見えています。
リビアの大幅減産。
リビアは東西対立で内戦状態となっており、原油生産量がそれまで120万バレルだったのが1/4まで減少しているのです。
イラクにも生産減少リスクが出てきています。

このほか、銅と金についても伺いました。
志田さんの詳しい解説を
radikoのタイムフリーか、Podcastでお聴き下さいね。