新型コロナウイルス問題と原油、ゴールド [投資α情報(大橋ひろこ)] [マーケット・トレンド]
2020/02/14(金) 00:56

新型肺炎の動向に日々注視せざるを得ない状況が続く中、米国では、大統領選挙戦が本格化しつつあります。初戦のアイオワでは、ブティジェッジ氏が暫定的に首位になりましたが、続くニューハンプシャーではサンダース氏が僅差で勝利し、まだ両者を中心に各候補者がつばぜり合いしているような状況。「民主社会主義者」を自称し、経済格差是正のための大増税を公約とするサンダースの勝利で、マーケットへの影響を懸念する声もりましたが現在のところ、ネガティブな反応は限定的となっています。

 

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は三菱UFJリサーチ&コンサルティング主任研究員 芥田知至氏にお話しを伺いました。

 

WTI原油相場は1月中旬まで押し上げ材料が相次いだことで上昇基調にありましたが
足下ではレンジ下限の50ドル台にまで急落しています。

 

昨年12月6日にはOPECにロシアなど非OPEC産油国を加えた
「OPECプラス」の閣僚会合が開催され、減産幅をそれまでより

日量50万バレル拡大して、20年1~3月に170万バレルの減産を実施することを決定。
さらにサウジアラビアは割り当てを上回る減産を行う意向が示されたことで、
実質的な減産量は210万バレルまで膨らむとの期待が原油価格を支えました。

 

さらに米中両政府が貿易協議で「第1段階」の合意においても
20年1月15日の署名実現に向け原油価格をサポートし続けました。

 

加えて、1月2日米国防総省がイラン革命防衛隊のソレイマニ司令官の殺害を発表、
イランの報復攻撃などで本格的開戦リスクが原油価格を押し上げてたのですが
足下では新型コロナウイルス問題による需要減退が価格の急落を招いています。

 

OPECプラスは追加減産を行う構えですが
米国の産油量増加に中国需要の落ち込みが加わって、原油需給が引き締まるとは
考えにくく、当面の原油相場は横ばい圏の推移が見込まれると芥田氏。
一部で報じられている追加での日量60万バレルの減産枠拡大で合意できなければ一段安のリスクも?! 

減産協議ではロシアが消極的な姿勢をみせていることも懸念されています。

 

芥田さんには、ゴールド相場の展望についても伺っています。

詳しくはSpotifyのポッドキャスト配信で芥田さんの解説をお聞きくださいね。