新型肺炎が世界のリスクへ、ダウは史上最大の下げ幅も底はまだか? [金曜・岡安盛男のFXトレンド]
2020/02/28(金) 21:00

こんばんは、辻留奈です。

今週のドル/円は、108.50~112円台で動きました。

28日の日経平均株価は一時1000円を超える下げ幅となりました。
日本の小中高校は春休みまで休みという異例の措置がとられ、
WHOは「パンデミックになる可能性がある」と発表。
ダウは売りが売りを呼ぶ展開となり、
過去最大の下げ幅1190ドル安で27日の取引を終えました。

今週は米10年債・米30年債金利も過去最低となりました。
放送時間中にもどんどん金利は低下し、1.15%台まで下げ、
リスクオフの債券買いとなっています。

為替相場では、先週まで日本売りの「円売り」が囁かれていたものの、
今週はリスクの高まる場面ではしっかりと円高に振れていました。
1日の中でのドル/円のボラティリティも高くなってきています。

新型肺炎の影響で、マーケットは「米国今年3回の利下げ」を催促しています。
米国は次回FOMC利下げ確率が79%まで、
6月までの利下げ確率は97%まで上昇してきています。
ここから3月11日(FOMC前のブラックアウト期間)までの
FOMC理事の利下げに対する発言にも要注意です。

ユーロ/ドルは、これまで下落トレンドが発生していましたが、
(ファンダメンタル的にはユーロ買い要素はありませんが、)
売られすぎた反動で1.10台までユーロ買いが進んでいます。

原油安を背景に資源国通貨も売られています。
(南アランド、豪ドル、カナダドル)

一方、「ドル/円は出遅れ感がある」と岡安さん。
ここから仕掛けてくるとすれば「ドル/円の下落に要注意」と話していました。
もし107.70を下抜ければ、年初来安値も視野に入るといいます。

ただし月末、週末なので、仮にダウがプラス転換することがあれば、
売られすぎた買戻しが入る可能性が残る点にも注意が必要とのことでした。

新型肺炎の先行指標となる豪ドル/円は、
74円台から70円台後半まで売られていますが、来週はRBAがあります。
森林火災や洪水の影響もあるなか、
モリソン首相は「新型肺炎はパンデミックの可能性が高い」と発言していました。
RBAは利下げの可能性が高いのでしょうか?


来週のドル/円の予想レンジやお話の詳細は、
radikoタイムフリーかPodcastでお聴きください。
(Spotifyでも聞けます)
来週も聴いてくださいね。

貴金属市場の動向と今後の見通し [大橋ひろこコラム]
2020/02/27(木) 23:38

新型コロナウイルスの拡大にも貴金属市場はしっかり。ゴールドは低金利環境と不安心理からのリスク資産の受け皿となり、パラジウムは圧倒的供給不足による価格高騰が続いています。米株が暴落し、金融市場は総悲観の様相を呈していますが、全てが下落しているわけではありません。


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はみんかぶ商品調査部門アナリスト 森成俊氏をお迎えしお話しを伺いました。


中国で発生した新型コロナウイルスの感染拡大による不安心理が
1月後半からゴールド価格を押し上げています。
2月24日に2013年1月以来の高値となる1,688ドルの高値をつけました。


NY金先物市場では大口投機家の買い越しは
今月18日時点で35万3,649枚と過去最高に積み上がっており
ヘッジファンド勢の強気姿勢は続いています。


金の米国最大規模の上場投資信託(ETF)であるSPDRの
金保有高は今月25日には940トンを超えてきました。


新型コロナウイルス感染はアジアの問題と楽観してきた米株市場でしたが
欧州、米国へと感染者が拡大、WHOは27日パンデミックを宣言。
これまでアジアの問題と楽観してきた欧米勢が
株から債券、ゴールドへと資金シフトしています。


米10年債の利回りは1.3%台前半まで低下。
市場は米国の利下げを催促し始めています。


そして、騰勢を強めているパラジウム。
こちらは不安心理とは関係ありません。
現物がないのです。

森さんに上昇の背景を伺いました。
詳しくはSpotifyのポッドキャスト配信で森さんの解説をお聞きくださいね。
https://open.spotify.com/show/230k9NexbGZ5g1h4uBShSk

新型肺炎の影響で避けられぬエネルギー需要後退 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2020/02/26(水) 19:41

新型コロナウイルス感染がアジアからヨーロッパへ拡大。投機家一斉にリスク回避に動きWTI原油価格も再び50ドル大台割れとなっています。25日CDC(米国疾病対策センター)「新型コロナウイルスの米国でのまん延に備えるべき」と声明、これが、米国株式市場でもリスク回避を強めました。



皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はエネルギー情報ネットワーク代表 山内弘史氏にお話しを伺いました。



25日、NYMEX原油先物市場ではWTI原油価格が
前日比1.53㌦下落し、49.90㌦を示現。



2月24日の中国の国営石油会社CNPC(中国石油天然気集団)研究院の発表によると
1~3月中国石油製品の内需は前年同期比35.7%もの減少となることが明らかとなりました。

内訳としては

ガソリン30.6%減,

ディーゼル37.6%減,

ジェット燃料油47.4%減

ちなみに、2019年の中国の石油需要量は日量1,451万㌭でしたが
2019年Q1に限定すると日量1,438万㌭。
この数字を軸に36%減ということになると
中国の1-3月の石油製品需要は日量929万㌭に減少することとなります。


11日、先んじて発表されていたEIAのSTEO予測では
2020年の中国の石油需要は日量1,489万㌭/日、、、、
全く予測ができていませんでした。


そして2019年の中国の原油輸入量は日量1,016万㌭でした。
同じく原油生産量は日量383万㌭。

需要減少見合い分だけ輸入量が減少すると、
2020年原油輸入量は日量650万㌭/となり、
前年比日量366万㌭/減となります。

この衝撃はあまりにも大きい。


新型コロナウイルスによる原油価格下落を受け
OPECプラスが追加減産で打ち出したのは日量60万㌭。
これもロシアが難色を示しており合意できるかどうかわかりません。
昨年12月に決定され、1月からスタートした協調減産は日量170万㌭。

仮に60万㌭の追加減産合意があったとしても
合計で日量230万㌭では中国分の需要減少に全く及ばず、です。


中国で滞っているのは数字上の原油需要だけではありません。
製油所稼働率が低下しているだけでなく石油・原油輸配送が停滞しています。
つまり、陸揚げができずタンクからの払い出しがない状況にあります。
中国沿岸に荷揚を待って滞船しているのです。

23日現在28隻が滞船しているとの情報もあり
単純計算で28隻×200万㌭=5,600万㌭が海上でジャブついています。



同じことがLNGでも起きています。
中国CNOOC(中国海洋石油)がLNG輸入のフォースマジュールを宣言。
シェル、トタールが受け取り拒否を受けたようです。

石油需要同様に、中国ではLNG需要も激減しているため
輸入契約を履行できないと宣言したのです。。

※フォースマジュール=不可抗力宣言


日本でもLNGは余剰となっていますが長期契約玉の引取り義務があるため、
これまでフォースマジュール発動をしたことはありません。

日本の余剰LNGは静岡ガスや西部ガスなどがンテナ船で
再輸出する事業を行っていますが、中国はじめ世界のLNG需要も落ち込んでおり
買ってくれるところがなくなってしまいました。。。

現状のLNGの北東アジアスポット市況、
JKMは2月に入って3㌦/百万Btuを割り込んでしまいました。

JKM=ジャパンコリアマーケット

中国の環境対策でクリーンエネルギーとして一気に膨らんだ世界のLNG生産ですが、
これまでは中国の輸入の急増もあって、JKMは2017~2018年冬季には12㌦ありました。
これが2019~2020年冬季には5㌦まで下落、
足下のJKM価格は3㌦を割り込むほどに。。。
中国・日本の輸入が減少する一方で,生産量は急増を続けた結果ですね。


こうした中、ロシアの天然ガス輸出は


① 「シベリアの力パイプライン」2019年末稼働 
  LNG換算2,800万㌧が輸出できる状況に。

② ヤマルLNG 液化能力1,650万㌧ 
  ~2017年欧州・中国への出荷開始。

③ アークティックⅡLNGが 2023年から
  ~1,980万㌧/年生産開始予定

④ ノルドストリーム2 
  ドイツを中心に 2020年上半期完工予定が
  米国の経済制裁で遅れている状況

⑤ トルコストリーム


加えて米国ではシェールガス大増産続いている結果
ヘンリーハブ天然ガス市況は1.8~1.9㌦に下落しています。

このほかカタールのノースフィールドのLNGも
現行7,700万㌧から2025年1億2,000万㌧に増強しており
まだまだエネルギー市況全般、需給のゆるみからの下落余地は大きいと山内氏。

詳しくはSpotifyのポッドキャスト配信で山内氏の解説をお聞きくださいね。
https://open.spotify.com/show/230k9NexbGZ5g1h4uBShSk

小次郎講師のトレードラジオ講座~ボリンジャーバンドその③三つの視点で分析する [火曜・「小次郎講師のトレードラジオ講座2019~中級編」第3期]
2020/02/25(火) 22:13

皆さまこんにちは、陽和ななみです。

今年もスギ花粉の季節が始まりましたね。昨年辺りから花粉症デビューを果たしてしまったので毎日目のかゆみと戦っております。マスクの品薄状態がまだ続いているので、お辛い方も多いのではないでしょうか。

 

 

さて、小次郎講師のトレードラジオ講座ではボリンジャーバンドについて学んでいます!今回は「トレンドの方向性」「ボラティリティ」「相対的価格の高さ」という3つの視点で分析する方法を教えていただきました。

 

トレンドの方向性は20日移動平均線であるミッドバンドを見れば分かります。そして、ボラティリティの大きさはバンド幅が表します。前回勉強した標準偏差の考え方ですね。相対的な価格の高さは+1シグマ・+2シグマ・-1シグマ・-2シグマの各線を見ます。%bチャートという物も使っていくそうで、こちらは次回詳しく教えていただきます!

 

 

ボリンジャーバンドのバンド幅が狭い所から広がり始める所が、エッジを見つけ出す重要なポイントだという事でしたね!

エッジというのは買い方売り方のどちらかが確率的に有利になるチャンスの事です。

 

このエッジを見つけて、相場が動いている方向に狙っていく順張りの使い方が有効だという事でした!

 

 

ボラティリティの大きさを表す物にATR(アベレージ・トゥルー・レンジ)というインジケーターがありますが、ATRとボリンジャーバンドでは何が違うのかについても教えて頂いていますので、ぜひ放送で小次郎講師の解説をお聴きください!

 

 

 

TOCOM投資スクールは、新型コロナウイルスの影響により今回が最終回という運びになりました。今まで毎週沢山の方にご参加頂き本当にありがとうございました。

 

今回は最終回という事で時間を拡大してお届けしました。

株式市場が大きく下落しましたので前半は直近の相場についてしっかりと分析し、後半は皆様からの様々な質問を小次郎講師に解説して頂きました。

いつも会場でサポートをしてくれている小次郎講師ジュニア(小次郎講師の運営する手塚宏二事務所の新人メンバー達)も一緒に出演し、賑やかな最終回となりました!

 

 

NYダウが大きく下落し、日本市場やその他の国の株式市場も大幅下落となりましたね。金価格は大きく吹き上がり、2013年振りの高値をつけています。

米10年債の金利が下落し10年ものと3ヶ月ものの金利では長短金利の逆転が起きています。

 

 

ただ、不思議な事に新型コロナウイルス発生源である中国の株式市場には大幅な下落は現れていません。

中国の新興市場である深セン市場はなんと2015年以来の高値を更新しています!

 

 

連日の報道を見ていると不安ばかりが大きくなってしまいますが、チャートを分析すると中国経済に甚大な影響は出ていないことが分かります。

 

 

こういった事はチャートを見ていないと分からない情報ですよね。

 

 

消費増税の影響もある中で様々なイベントや催し物の開催中止や飲食店の利用も減ってしまっているので日本経済への不安は個人的に感じています。

アメリカと違い既にマイナス金利なので金融緩和をする余地も狭いですし...。

 

兎にも角にもチャートをしっかりと見て正しい現状分析ができるよう意識していきたいと思っております!

 

 

皆様からの質問も本当に沢山発言して頂き、とても活気に溢れた最終回となりました。

 

 

いつも沢山ご参加して頂いたり応援の言葉をかけて頂いたり、とても大好きな場所だったので終わってしまうのは寂しいですが、きっとこれからも投資を通じて皆さまとお会いできる機会が沢山あると信じています。

 

今まで本当にありがとうございました!

トレードラジオ講座は続いていきますので、ぜひ引き続きラジオを応援していだけると嬉しいです!新型肺炎の影響で、公開生放送を聴きに来て頂く事は叶いませんが、電波を通じて一生懸命お届けして参ります!

 

陽和ななみ

今週の予定(2月24日~28日) [今週の放送予定]
2020/02/23(日) 12:00
こんにちは、辻留奈です。

先週は「円」以外は全て上昇といっても過言ではない1週間でした。

ドル/円 年初来高値更新
(ドルインデックスは100間近)
TOCOM金 上場来高値
NYゴールド 7ぶりの高値水準
NYプラチナ 1000ドル回復
パラジウム 上場来高値更新
原油価格も49ドル台を底に持ち直してきています。
上海総合指数もあっと言う間に3000ポイントを回復。
米株はその勢いとどまることを知らず。

そんななかで、米金利は横ばい、むしろやや低下。
何かがおかしい...どのような地殻変動が起こっているのでしょうか?
こんなときこそ、コモディティの動きは頼りになります。
来週もマーケットトレンドを聴いてぜひ一緒に読み解いていきましょう!

では、今週の予定です!
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2月24日(月)

番組はお休みです

 

 

2月25日(火)

 

小次郎講師こと手塚宏二さん

『小次郎講師のトレードラジオ講座』2019年度第3期

第8回「ボリンジャーバンドは3つの視点で分析する」

 

 

2月26日(水)

 

山内弘史さん (エネルギー情報ネットワーク 共同代表)

「専門家の目~石油・エネルギーの需給動向」

 

 

2月27日(木)

 

森 成俊さん (みんかぶ 商品調査部門アナリスト)

「専門家の目~貴金属市場の動向と今後の見通し」

 

 

2月28日(金)

 

岡安盛男さん (FXアナリスト)

「岡安盛男のFXトレンド」

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