金と原油相場、2020年に向けて [コモディティの見通し(大橋ひろこ)] [マーケット・トレンド]
2019/12/12(木) 19:54

作晩のFOMC、そして今夜のECB理事会と欧米の金融政策会合がある今週のマーケット。


しなしながらイギリスの総選挙、米中による制裁・報復関税の引き上げ予定というビッグイベントを控えて、各マーケットとも膠着状態にあります。

皆さん、ご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は三菱UFJリサーチ&コンサルティング 主任研究員 芥田知至氏にお話しを伺いました。

今年の金相場は、9月4日に1557ドルと
6年ぶりの高値をつけるところまで動意づきました。

米国の金融政策が引き締め方向から緩和方向に転じたことが背景ですが、
その後、金相場は頭打ち状態にあります。

昨晩の、12月のFOMCではパウエルFRB議長の会見がハト派的と
受け止めた資金が金市場に流れ込みましたが、
トレンド化するほどの値動きではありません。

足下では米中貿易協議が進展するとの期待感が
リスク資産全般の買い材料となり、
安全資産である金には売り材料となっています。

米国による対中制裁関税「第4弾」の残りの部分の
発動予定日が12月15日に迫る中、
事態の帰趨が見極められない状態が続いています。


芥田さんは2020年の金相場は底堅い推移が見込まれると解説くださいました。
米国の金融政策は、一段の金融緩和は見込まれないものの、
引き締めに転じるまでにはまだ時間を要すると考えられ
緩和的な金融環境の継続が見込まれることが下支えすると指摘。


米国の大統領選挙を控える中、米中貿易摩擦への懸念はやや後退する可能性も
ありますが選挙後に対立が再激化するとの懸念は残るため、
大幅な金売りにもつながりにくい?!


野党・民主党は、年内にも下院で弾劾訴追に踏み切る構えで、
その後、上院で弾劾裁判が開始されます。
上院の3分の2以上が弾劾に賛成する可能性は低いとみられますが、
大統領選挙に向けてイメージ・ダウンが大きいと、
トランプ氏再選の見通しが後退する可能性も出てきます。


民主党の大統領候補が小粒であり、トランプ氏が優位との見方が多いのですが
トランプ氏不利との見方が強まれば、大型減税の撤回などが連想されることから
リスク資産売り・安全資産買いにつながる可能性は否定できません。

芥田氏には原油相場動向についてもお話しを伺いました。

詳しくはSpotifyのポッドキャスト配信で芥田氏の解説をお聞きくださいね。

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