調整局面の金、上昇開始したゴム、その裏に...。 [大橋ひろこコラム] [マーケット・トレンド]
2019/11/14(木) 19:54

ゴールドが調整色を強める中、ゴム先物価格が上昇しています。10月3日に154円台まで売り込まれたTOCOMゴム先物価格は11月6日には180円まで上昇。まさか、この背景に「アフリカ豚コレラ」の影響があるとは...。


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はトーキョー・トレーダーズタイムズ代表 小針秀夫氏をお迎えし
調整色強める金の内部要因、そしてゴム上昇の背景を伺いました。


中国でアフリカ豚コレラが蔓延、
豚肉価格が急騰し食糧インフレが生じていることが話題となってます。

家畜の飼料となるのはトウモロコシと大豆ミール。
大豆ミールは大豆から大豆油を抽出した粕を粉砕して作られた粉末ですが、
加工食品や豚、鶏等の家畜飼料の原料として使用されます。

中国は米国から輸入した大豆から大豆油を抽出、
その粕を大豆ミールにして飼料にしてきましたが、
豚コレラの影響で、大豆ミールの需要が激減。
しかし、食用油は必要です。

豚コレラの影響でミールの需要が低下したことから、
中国は大豆油を直接米国から輸入するようになりました。
この流れから大豆油市場では価格が上昇しており、
高くなった大豆油の代替として、中國はパーム油を購入するようになっています。

大豆油は今年5月13日の26.21ドルから11月5日の31.96ドルまで
上昇トレンドを形成。

そして足下ではパーム油の国際価格も上昇、約1年ぶりの高値圏にります。
国際指標のマレーシア市場のパーム油相場は11月上旬に
トン当り2500リンギ程度と9月末からは15%上昇もの上昇となりました。
中国は昨年10月~今年9月にパーム油を655万トンと
前期比で2割多く輸入しています。

パーム油の生産地はインドネシアとマレーシア。
ゴムの生産地と重なります。
これが、ゴム高の一因であると小針氏。

詳しくはSpotifyのポッドキャスト配信で小針氏の解説をお聞きくださいね。https://open.spotify.com/show/230k9NexbGZ5g1h4uBShSk