やっぱり豊作?!2019年のコーンの生産高 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)] [マーケット・トレンド]
2019/09/12(木) 21:12

中国が米国の穀物を買わない、、、など米中貿易摩擦では穀物貿易が話題となりますが、先のG7において日本が米産コーンを追加購入するなどのニュースがありました。穀物市場にはどのような影響があったでしょうか。

皆様ご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はよそうかい・インベスターズ・インク代表 松本英毅氏をお迎えしトウモロコシ相場の現状と今後の見通しを伺いました。

日本が米国産トウモロコシを購入するというニュースは
トランプ大統領にとって、中西部の農民にアピールする政治的な意味はあったものの
コーンの需給や相場に与える影響は、ほとんどないと松本氏。


米国のコーン輸出全体に占める中国向けの割合は、今年度が0.4%、前年は0.6%。
一方で日本向けの割合は、今年度は25.8%、前年が19.7%と、中国はそもそも
コーン輸入は大きくありません。


一方、米国産大豆の中国向けは今年度が27.0%、前年が49.2%であり
需給や価格への影響が大きいのですが、仮に日本が中国が買わなくなった分を
全て追加購入したとしても、米国の輸出全体に占める影響はわずかだとして
相場に及ぼす影響はないとバッサリ。



今は、天候相場から今年度の穀物生産高が確定する需給相場に入る時期です。
収穫期を控えた今の時期は需要面よりも供給面の材料が重要視されることが多いのですが、
今年は春先からの生産地の大雨や洪水の影響で、作付や生育が大幅に遅れ
生産高に大きな影響が出る(供給)との見方から、大相場となるという見通しが多くありました。



ところが、現時調査の数字が初めて発表される注目の8月のUSDA需給報告では、現時調査の数字が初めて発表されることもあり、イールド1エーカー169.5ブッシェルと、3.5ブッシェルの引き上げとなる一方で、
作付の減少は限定的、生産見通しは139.01億ブッシェルと、2,600万ブッシェルの引き上げとなり
不安が大きく後退したことから相場は大きく崩れてしまっています。


ここからの注目は今夜12日の米国時間に発表される9月の需給報告。
生産高引き上げなら、価格は一段安となるリスクがあると松本氏。

詳しくはSpotifyのポッドキャスト配信で松本氏の解説をお聞きくださいね。
https://open.spotify.com/show/230k9NexbGZ5g1h4uBShSk


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8月後半以降、生産地では適度な降雨によって生育が順調となっており
本日発表される9月の需給報告でも、イールドや生産見通しが引き上げられる可能性は高いとみていらっしゃいます。
8月、9月とイールド見通しが引き上げられる年は、10月に改めて引き上げられるケースが多くく、
生産者を中心とした収穫期の売りが一巡する11月前半にかけて、一段安の展開か?
松本氏は330-.20セントあたりまでの値を下げることも、十分にあり得ると解説くださいました。