懐疑の中で育つNY金、何故下がらないのか [コモディティの見通し(大橋ひろこ)] [マーケット・トレンド]
2019/08/22(木) 23:54

ドル建て金価格は1500ドル大台で高止まり。数年来のレンジ上限であった1380ドルのレジスタンスを突破し6月21日に1400ドル台大台まで上昇。その後終値ベースで1400割れは1日のみで日柄をこなした後、8月7日にはあっという間に1500ドル台乗せています。その後11営業日連続で終値ベースでは1500ドル大台を割り込んでいません。上昇ピッチの速さに加え、値保ちの良さが、その強さを表しています。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。今日は金融・貴金属アナリスト亀井幸一郎氏をお迎えし「懐疑の中で育つNY金」をテーマにお話を伺いました。


あまりに早い金の上昇と、1500ドルという節目に達成したことで
手仕舞い売りに押されたり、戻り売りに押されたりと、
価格調整が入るものと警戒していたのですが、
押し目待ちに押し目なし、1500ドル大台から落ちてきません。


今週のジャクソンホールシンポジウムでのパウエルFRB議長の
講演待ち、という側面もあろうかと思いますが、
亀井さんは、2013年の急落時に起きた「大々的な手替わり」に
ヒントが隠されていると指摘。

2013年3月のFOMCではFRBメンバーがテーパリングに言及していたことが
議事録によって明らかになり、金利上昇が意識されました。
それまで低金利、量的緩和策を材料に上昇してきた金市場でしたが
テーパリングが示唆されたことで先物市場、ETF市場から金の売りが断続的に
出され、先物市場ではネットショートになるまでに売り込まれました。

この2013年に金価格は1650ドルから6月末の1200ドル割れまで急降下。
投資家らのしこり玉がこの価格帯に残されていないことが
現状の金価格の上値が軽く、戻り売りにおされることがない相場につながっているのです。

この2013年、投資家らは906トンもの金を売りましたが
この時地金や金貨などの現物は1730トンも需要がありました。
突出して現物需要が高かった背景には「価格が安くなったこと」で
中国やインドなどの実需が金買いを増やしたという事実があります。


亀井さんはこの構図を
金価格が欲しい投機筋 VS 金現物が欲しい実需筋
を表現、実需は現物が欲しくて購入しているわけですので
価格が上昇したからと言って売りに回ることは少ないのです。

ではここからの見通しは?!
詳しくはSpotifyのポッドキャスト配信で亀井さんの解説をお聞きくださいね。

https://open.spotify.com/show/230k9NexbGZ5g1h4uBShSk

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