世界通貨安戦争?!NZも0.5%利下げ決定 [投資α情報(大橋ひろこ)] [マーケット・トレンド]
2019/08/07(水) 20:04

世界通貨安競争の様相を呈してきました。今日8月7日、RBNZ(NZの中央銀行)は政策金利を0.5%引き下げ1%とすることを決定しました。事前の市場予想が0・25%の引き下げでしたので、その倍となる0.5%の利下げはサプライズ。7月31日、FRBは昨年までの利上げサイクルからの政策転換となる0.25%の利下げを決定。米国のFF金利は2.0~2.25%へと引き下げられましたが、NZは今日の会合後の声明で追加利下げを示唆。マイナス金利も辞さない姿勢を示しました。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はソニーフィナンシャルホールディングス シニアアナリスト
石川久美子氏をお迎えしお話を伺いました。

豪州も6月のRBA(豪州の中央銀行)会合で3年ぶりの利下げに踏み切っており、
政策金利は1%です。

欧州も6月のECB理事会でフォワードガイダンスを変更、
現在すでにマイナス金利ですが、
9月にも更なる利下げ(マイナス金利の深堀り)がある見込み。

マレーシアやフィリピン、チリなどもこの5~6月に利下げを実施していますが
7月には韓国も3年ぶりの利下げに踏み切りました。

世界が自国通貨安誘導に動いているのです。

また8月5日、上海市場でドル人民元相場が1ドル7元の節目を突破する
元安が進行したことを受けて、トランプ大統領は中国が為替操作をしていると非難、
8月6日には中国を為替操作国に認定しています。


さて日銀はこの一連の流れの中で動きがありませんが、、、
(すでにマイナス金利を導入しており、これ以上カードがないとも)
円高を警戒する声が高まってきました。

石川さんは、現在、長期金利ゼロ近傍(±0.2%)に固定するとした
イールドカーブコントロール政策の許容幅の拡大(±0.3%?!)するなど
今後考えられる日銀の金融政策について解説くださった他、
米国の今後の金融政策についてもお話くださいました。

7月のFOMCで利下げを決定しましたが、パウエルFRB議長は
「これが緩和サイクルの始まりではない」と継続利下げを否定する発言を
したのですが、その直後から米国株が大きな調整を強いられており
現在、金利先物市場の9月の利下げ織り込みが急速に進んでいます。

詳しくはSpotifyのポッドキャスト配信をお聞きください。
https://open.spotify.com/show/230k9NexbGZ5g1h4uBShSk