米長期金利2%割れでゴールド急騰 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)] [マーケット・トレンド]
2019/06/20(木) 22:17

6月FOMCでは年内利下げが示唆され、米長期金利は2%の大台割れ。ドル安が進行したことで、金価格は大きく上昇し、長らく抵抗となってきた1350ドルの節目を突破、1390ドルまで吹き上がりました。

米株市場も大きく上昇しており史上最高値まで1%足らずの水準にまで到達。株高、金高はインフレ時にみられる値動きですが、インフレ期待がなく、景気後退が懸念される中での資産価格上昇にリスクはないのでしょうか。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はマーケットアナリスト菊川弘之氏をお迎えしお話を伺いました。

インフレ期待がない中での金融相場の様相を呈し始めましたが、
金高・株高は教科書的にはインフレ時代の資産上昇期の値動きです。

どちらかが間違っている、、、?!

また、これまで株式と原油の相関性が高かったのですが、
この金融相場では原油の需給が緩いことが価格の上値を抑えており
原油価格はあまり大きく上昇していません。

菊川さんは、需給のタイト感がない原油相場まで
利下げ期待に反応して大きく上昇するようなら今後のリスクが大きくなると指摘。

利下げ見通しは、インフレ期待が大きくないことが前提。
物価が上昇しインフレの兆候が出てくると利下げができなくなります。

利下げ期待であまりに上昇してしまうと、利下げがしにくくなるという
リスクが増大するとは、、、、。


その時にもヘッジとなるのがゴールドです。

金融相場で水準が切り上がっていますが、
仮に、利下げができないという金融政策への失望から株が大きく
崩れることがあれば、これもまたゴールド市場にとってはプラス材料です。

また、菊川さんは小麦をきっかけにした穀物価格の高騰が
引き起こしたアラブの春2012年相場に酷似していることが気がかりだと指摘。
中東リスクにも警戒しておく必要があるようです。

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