メキシコ関税であっけなく108円台。ユーロ/ドルは下降チャネル、1.10射程圏内か。 [金曜・岡安盛男のFXトレンド]
2019/05/31(金) 20:15

こんばんは、辻留奈です。
うっかり先週土日に霞が関付近を歩いてしまい、警備の厳重さに驚きました...
トランプ大統領へのおもてなしがフィーチャーされましたね。

今週のドル/円は、108.70台 ~109.92のレンジで動きました。
中国が米国に対して「レアアース輸出を規制する!」と社説で反撃しても、
109円の底堅さ、110円の上値の重さ!を確認できていたはずが...はずが...、
トランプ大統領が今朝、8:30頃にメキシコに関税をかけると表明したことで
14時頃には、あんなに堅かった109円をあっけなくわりこんでしまいました。


ユーロも伊の財政規律懸念を受けて軟調な展開です。
ユーロ/ドルはいよいよ1.10が射程圏内に。
ユーロ/ドルは、綺麗に下降チャネルラインを引くことができる状態です。
チャネルをブレイクするまでは、ユーロ売りということでしょうか。


昨日までのドル/円は、ドル高・円高、ポンド安・ユーロ安のなか、
クロス/円に買いが入っていたため、意外と底堅く推移していました。

しかし今朝のメキシコへの5%関税報道で
ユーロ/円、NZ/円も、フラッシュクラッシュ後の安値を確実に下抜け、売りがでてきています。
クロス/円に買いが入るのか、投げられてしまうのかが、来週のドル/円の鍵となりそうです。


果たして、岡安さんのドル/円の予想レンジは?
詳しくは、ポッドキャストもしくはradikoのタイムフリーでお聴きください。


それではまた来週!


冴えない金,さらに冴えないプラチナ [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2019/05/30(木) 20:24

FRBが2019年の利上げ継続に慎重姿勢を示したことから上昇基調に転換したゴールドですが、やはり資金は株式市場に向かう流れに上値は限定的。2019年2月20日に昨年4月以来の高値となる1,346ドル台まで上昇したものの、4月23日と5月2日に2度、1,266ドル台に下落しています。現在は200日移動平均線が通る1,260.50ドルが支持線となる展開ですが、、、。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。

今日はみんかぶ商品調査部門アナリスト 森成俊さんをお迎えしお話を伺いました。

米長期金利の上昇は株、金にとってもリスクオフ(回避)要因ですが、
足下で米10年債利回りは2.2%台まで急低下。
しかし、これは資金が債券市場へと逃避していることの不安から
株やゴールドのサポート要因にはなっていません。

米金利低下にもドルインデックス指数は今年の最高値水準の98台で推移
しており、市場はリスクオフの様相を呈しています。

リスクオフならゴールド市場が資金の受け皿となってもいいのですが、、、。

NY金先物市場では大口投機家のポジションは
今年1月終盤から買いが増え、買い越し幅は2日19日時点で14万5,647枚まで拡大し、
昨年4月17日以来の高水準な買い越しを記録したのですが
3月以降は、減少傾向となり、4月23日時点で、3万7,395枚まで急減。
4月終盤から、再度、買い越し幅が増加し、
5月14日時点で12万4,536枚まで増加してきたのですが、価格は上がらず。
21日時点で8万8,805枚まで減少。

金ETFであるSPDR金保有高は5月29日現在、740.86トンとなり、
年初の795.31トンと比べ、7%近い減少です。


5月に入っても減少傾向が続き、4月末の746.69トンから約1%減少で
機関投資家らの資金はゴールド市場から流出しています。

また、金とプラチナ価格の逆転現象が長期化しています。

2015年2月に価格が逆転。以降、4年以上、逆ザヤ化現象を継続中。
2月20日には価格差(サヤ)が520ドル以上まで拡大しました。

プラチナ価格は、3月上旬から4月上旬にかけて南アの鉱山スト、
電力不足による減産など上昇基調となり、
4月8日には昨年5月以来の高値となる915ドル台に上昇したのですが
900ドル台定着には至らず、再びサヤの拡大傾向に。


ここからの見通しはポッドキャスト配信で森さんの解説を
お聞きくださいね。

原油価格はトップアウトしたのか?!急落の背景 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2019/05/29(水) 20:05

5月23日、WTI原油先物中心限月である期近物価格は57.91㌦/㌭と前日比3.51㌦もの下落となりました。(一時57.33㌦まで下落)下落幅としては2018年12月24日の3.33㌦を上回る大きな下落でした。前日の22日に前日比1.57㌦もの下落となっており、2日間で4.90㌦の下落。原油価格はトップアウトしたのでしょうか。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。

今日は エネルギー情報ネットワーク共同代表 山内 弘史氏をお迎えしお話を伺いました。



22日に米国エネルギー情報局(EIA)は「週間石油需給統計」を発表。
5月17日現在の原油在庫(商業在庫)は
前週10日比470万㌭増の476.8百万㌭に膨らみました。
この増加量は10日の在庫増540万㌭や
4月26日の1,050万㌭/日ほどではなかったのですが、
なぜこれだけ大きな反応を示したのでしょうか。


在庫面からいえば、ガソリン在庫が17日段階で
前週比370万㌭増となったことが原油下げに影響したとみれれます。
ガソリンシーズンインが迫るのに5月10日までの約1カ月間
同在庫は増加しないどころか減少していました。

通常,米国のガソリンシーズンは5月27日(5月最終月曜)の
メモリアル・デーから始まります。

冬場のヒーティングオイル増産を終えた製油所は、
2月末から順次定修に入り、3月末からガソリン増産体制に入るのです。

ところが、製油所のトラブルが数カ所で発生したため、
在庫積み増しができなかったという事情が。
それがここにきてようやく増加してきました。
5月17日現在のガソリン在庫は226.7百万㌭。

トランプ大統領がしきりにガソリン価格に気を遣い,
サウジに原油増産を求めていますが、これは
米国石油需要の46~47%はガソリンが占めているためです。
ガソリン価格が3㌦/㌎を超えると米国の消費は鈍り、
選挙に影響を及ぼすと考えられています。
この在庫増で米国のガソリン小売価格は2.85㌦と前週比2㌣の下落。


EIAは「今年のガソリン価格は昨年同様の2.85㌦前後で
メモリアル・デーを迎える」と24日に発表しており
トランプ大統領はひと安心といったところ?!

しかし、これは22日の下落の理由にはなっても
23日の急落の説明としてはインパクトに欠けます。
なぜ原油市況は崩れだしたのでしょう。


5月、中東の緊張の高まりが立て続けに報道されました。

① 5月12日:UAEのフジャイラ沖でサウジのタンカー2船などが攻撃を受け破損。

② 5月14日:サウジ東部の原油パイプラインをドローンが攻撃,パイプライン閉鎖。

③ 5月15日:サウジなどアラブ連合軍がイエメンのフーシ派拠点を空爆。

④5月19~20日:イラクのバグダッドやサウジのメッカに向け弾道ミサイルが発射された。

米国・サウジなどはこれらをイランが関与していると激しく非難。
米国軍はペルシャ湾に空母を派遣したほか
「最大12万人の兵力を中東に派遣する用意がある」と言明。
イランはこれに対抗して「ペルシャ湾を閉鎖する」としています。
「一触即発」ともなりかねない事態ですが、、、
原油価格は大きく上昇することはありませんでした。

投機筋らはすでに買いポジションを減らす動きに出てます。

米国先物取引協会が発表する原油先物取引はの投機筋ポジションは
4月23日までは買い越し残が547千枚に上っていましたが、
5月21日には478千枚にまで減少。(1枚=2,000㌭)。

中東の紛争で供給に実害が出ていないこと、
そして、この緊張は市場の材料としてはインパクトに欠けるものと
なりつつあり、投機筋は次の材料に反応しているものと考えられます。

それは原油の需給。
現状、そして先行きの需給見通しを
山内さんに伺っています。

詳しくはポッドキャスト配信で山内さんの解説をお聞きくださいね。

小次郎講師のトレードラジオ講座~トレードエッジが発生する理由
2019/05/28(火) 23:26

皆さまこんにちは!野中ななみです。

 

5月なのに気温は30度を超えていますね...!暑さに慣れていない今は汗に塩分が多く出てしまうので熱中症になりやすいそうです。

 

こまめな水分と塩分の補給が大事ですね!!

 

 

さてさて、今週の小次郎講師のトレードラジオ講座では「トレードエッジが発生する理由」を勉強しました!

 

 

エッジというのは、買いと売りのバランスが崩れてどちらかが確率的に有利になる局面の事でした。

なぜ、バランスが崩れエッジが発生するのでしょうか!?

 

まず出てきたのは新高値更新のエッジでしたね!

 

人は「一度つけた価格はもう一度つける」とつい思ってしまうため、天井付近には沢山の指し値注文がたまり分厚い壁ができます。

 

(一度上昇した姿を見てしまうとその時の含み益を覚えてしまうので、そこよりも不利な価格で利益確定するのは悔しいと思ってしまいますよね。)

 

 

やがて分厚い壁が少しずつ崩れていき完全に突破されると、その上は今まで到達したことの無い未知の世界となり指し値注文が殆ど無いので、価格は一気に上昇していきます。

 

これが、買い方にエッジが発生した瞬間なんですね!

 

 

一度つけた価格はもう一度つけるだろうと思ってしまったり、今まで一度もつけたことの無い価格にはこれからも到達しないだろうと思ってしまったりという投資家心理がエッジを作り出しているんですね。

 

一見無機質に見える相場の中にも人間の心理が複雑に絡み合っていて、とても面白いです!

 

 

 

世の中には沢山のテクニカル指標がありますが、見ている角度が違うだけでどれもエッジを見つけ出すためにあるそうです。

 

 

エッジがあるとしてもその確率は60%〜70% ですから、30%〜40%は逆に動いてしまう事もあるという事を常に頭に置いておく事が大事ですね!!

 

心の準備ができていれば、焦らずに早めに損切りするなど正しく対処する事ができます!

 

 

 

 

さてこちらはTOCOM投資スクールでずっと注目していた中国の上海総合とアメリカの新興市場ナスダックのチャートです。

 

 

ナスダック市場(右)が遂に第4ステージになってしまいました...!

 

 

上海総合(左)は直近安値のラインで抵抗を受けているので、

・抵抗ラインをローソク足の実体で切り下げる

・一度帯に近づいた価格が帯に跳ね返されて下落する

 

という明確な動きが出るかどうかという事が大事なポイントだそうです!

このような動きが出てしまった場合には要注意です...。

 

 

クイズコーナーでは日米貿易交渉やG20首脳会談、イギリスのメイ首相の辞任についてや日銀のETF買いについての問題点などなど、たっぷり教えてもらいました!!

 

 

アメリカで、財政赤字は問題ないという新理論「MMT」が生まれたそうですが、なんとモデルになっている国は日本!

 

日本人は円に対する強い信頼が根底にあるため、海外で同じように行っても、同じにはならないような気がしました...。

 

 

TOCOMスクエアにお越しいただければ小次郎講師の生の解説を聴く事ができますので、ぜひお越し下さい♪

大橋ひろこさんにも会えます!!

 

 

 

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!また来週お会い致しましょう!
膠着した原油相場のゆくえ [日経新聞編集委員]
2019/05/27(月) 23:11
毎月最終月曜日は、日本経済新聞社 編集委員の 志田富雄さんに
国際商品についてお話を伺っています。

今回のテーマは「膠着した原油相場のゆくえ」

昨年からの原油相場を振り返ると
昨年10月の86ドル台の高値を付けた後に急落。
今年に入って持ち直し、4月下旬に75ドルをつけて上昇がストップ。
以降、徐々に下げてきている状態です。

昨年つけた86ドル台の高値水準まで、今回何故届かなかったのか。
昨年と今年の状況の違いを比較してみると
現在は減産体制であるため、昨年に比べ、いざという時の増産余地(スペアキャパシティ)があることが挙げられます。
昨年は200万バレルまで減って切迫していましたが、現在はオペックだけでも330万バレルまで余地があり
危機感がないために昨年の高値までいかずに落ち着いたと考えられます。
その他、米国の原油生産が増えていること。
4月の段階で日量1,200万バレルと、昨年9月より50万バレル以上増加しています。
一方需要を見てみると、IEAの統計で1-3月9,908万バレル。44万バレル下方修正されています。
世界経済の減速を映して世界の石油需要も思ったほど強くはありませんでした。
このような大きな需給の変化で上昇が75ドル台で止まってしまったと考えられます。

昨年の高値の後の急落は、対イランへの米国の制裁が、8か国地域への半年の猶予を与えたのがきっかけでした。
そして半年後の今回は再延長は認めなかったため、イランからの供給が大きく減少しました。。
またベネズエラの生産量も徐々に減っているため、この2か国だけでも100万バレル以上減っていると考えられます。
この減少分を埋め合わさなさなくてはなりませんが、昨年トランプ政権からOPECに減産を緩和するように促され
増産をしようとした途端に、米国がイランへの制裁の緩和をしたため、OPECは梯子を外されたような状態になりました。
その経緯を考えると、6月のOPECの総会で減産の緩和がすんなりと増産に応じられない状況です。
一方で、中東情勢悪化で、ホルムズ海峡が封鎖されるようなことが実際におこれば
消費国にとって大きなリスクとなり、100ドルを突破することも考えられます。
どちらも十分に考えられるので、現段階では相場のゆくえは分からない状況です。


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