森田隆大氏に聞く2018年世界ゴールド需給 [投資α情報(大橋ひろこ)] [マーケット・トレンド]
2019/03/20(水) 20:41

2018年の1年間、世界の金需要は2017年比で4%増の4350トンとなりました。2017年の金需要が2016年比で減少が目立っていましたが、2018年切り返してきました。4350トンを円貨換算するとおよそ18兆円、これは世界のタイヤの需要と同じボリュームなのだそうです。


皆さん、ご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は森田アソシエイツ 代表 森田隆大氏をお迎えし「2018年の世界のゴールド需給」をテーマにお話を伺いました。


2018年の金需給、分野別で特筆すべきは

①世界の中央銀行の金買い前年比で74%増。

②ETFが前年比67%もの減少。

中央銀行の金買いでもっとも大きかったのがロシア(274.3トン)
2018年はロシアの米国債売却のニュースが市場を驚かせましたが
ほぼ同額量の金買いがありました。
ロシアは経済制裁を受けているため、ドルが使えないという事情があることに
起因するものとみられます。

トルコは金価格が下がれば積極的に金買いを実施している国ですが、
2018年は金を売却しています。

これは2018年トルコリラが大きく下落、経済危機に陥ったことで
保有する金を売却し、市場の流動性を確保したものとみられます。
有事には金。金ををキャッシュ化することで危機を乗り切ったのです。

また、ETF需要が大きく減少したように見えますが、
これはETF市場から資金が流出したわけではありません。
流入がなかっただけなのですが、2017年のETF需要が大きかった分、
前年と比較すると減少して見えるのですが、ETF残高は増加傾向を維持しています。


中央銀行の金買いとETF残高の増加は、根雪のように金価格をサポート。
2019年は不確実性の高まりや、FRBの金融政策のハト化によって
金市場のネガティブファクターが取り払われるものと思われます。

是非、Podcast、もしくはラジオタイムフリー配信で
森田氏の解説をお聞きくださいね。