ドル建てゴールド価格は2月20日、昨年4月以来の高値となる1,346ドル台まで上昇。1,350ドル超えを視野に入れる強さを見せています。翌21日から修正安局面入りとなっていますが、現在25日移動平均線(1,318ドル)が支持線になっており、上昇基調を維持しています。
皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はみんかぶ商品調査部門アナリスト 森成俊さんをお迎えしゴールド市況、PGM市況についてお話しを伺いました。
FRBの利上げ打ち止め観測が広がる中、金市場に資金流入が続いています。
足下では年内利上げは1回程度まで織り込みが低下しています。
また、昨年2018年、中国、ロシア、トルコなどの中央銀行が
米国債の保有比率を引き下げる一方、金の保有比率を引き上げていたことが
明らかになりました。新興国の中央銀行が金買いを積極化しています。
ワールド・ゴールド・カウシル(WGC)が1月末に発表した
2018年の年間の金需要は、前年比4.5%増の4,345.1トンでした。
主要な需要である宝飾需要は、前年比ほぼ変わらずの2,200トンでしたが、
各国中央銀行からの需要が前年比73.8%増の276.7トンとなったことが
需要増の最大要因となりました。
こうした中、金先物市場の大口投機家のポジションは
1月24日に買い越し幅が74,504枚まで縮小。
1月終盤から買いが増え、2日5日現在、109,095枚まで拡大し、
昨年6月以来の高水準な買い越しを記録するところまで膨らんできています。
しかしながら昨年の3月27日には203,354枚まで買い越した経緯があり、
まだまだ買い余地がありますね。
SPDR金保有高は2月27日現在、788.33トンで、
昨年第3四半期末の9月30日現在の742.23トンと比較すると
約6%の増加となっていますが、
昨年6月30日の819.04トンを4%近く下回ったままで
昨年夏に流出した分を補いきれていない状況です。
機関投資家らによる金買いが積極化してるわけではありません。
ここからの金価格のポイントは?!
詳しくはオンデマンド放送で森さんの解説をお聞きくださいね。
金よりも、プラチナよりも高いパラジウム。時代が変わったのでしょうか。そもそも希少性の高いプラチナが金よりも安くなってしまって久しいのですが、貴金属市場に何が起こっているのでしょう。
皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は住友商事グローバルリサーチ株式会社 経済部長 チーフエコノミスト 本間隆行氏をお迎えし、貴金属、原油市況から見える世界経済をテーマにお話を伺いました。
ドイツ車の排ガス不正からディーゼルエンジン車への不信が高まり、
ディーゼル車からガソリン車への買い替え需要がパラジウム価格を押し上げているようです。
しかしながら世界の新車販売台数の伸びは一巡したようにも見えます。
ガソリン車が爆発的に売れるサイクルがまだ続くでしょうか。
今後、ガソリン車から買い替え需要が起きる際は、
次世代自動車という選択肢も出てくると思われ、
このままパラジウム高騰が継続するとは思えないのですが、、、。
また原油価格は暴落からの反発にも一服感が出ています。
原油価格が高騰してくるとトランプ大統領からの牽制が。
OPECプラスは協調して減産を継続していますが、
今や世界一の原油生産国は米国です。
カタールがOPECから脱退し、ロシアなどが加わってOPECプラスと呼ばれる
新たな枠組みでの価格カルテルが誕生するかに見えますが、
米国トランプ大統領は、原油価格を吊り上げることへの不満を露にしています。
米国は車社会。これから始まるドライブシーズンに向けては
ガソリン価格が安価である方が支持を集められるという思惑も。
原油高を嫌う米国、という材料に加えて中国の景気後退への懸念は
原油市場にどのような影響を及ぼすでしょうか。
詳しくはオンデマンド放送で本間さんの解説をお聞きくださいね。
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皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今回はLesson11「破産の確率」です。
破産と聞くとギョッとしますが、これは統計上の理論です。
あるルールの下に賭けをするとどれくらい破産するかを計測するものです。
どんなにエッジの高い局面でエントリーしても、負けが続くと
資金を失ってしまうことがあります。
エッジがある局面でのエントリーですから、
続けていれば確率的には勝てることが分かっていても
連敗することもある、というリスクを前提に投資していかなくてはなりません。
1回あたりのリスクが低ければ、連敗時に資金を飛ばしてしまうことはありません。
要するに、1回あたりの掛け金(1回あたりのリスク)が適正レベルを超えていると、
一時的な連敗で資金を失ってしまう可能性があるということ。
破産してしまう、ということですね。
その手法の勝率が高くても、破産の確率の高い手法を続けていれば
投資を継続できなくなるのです。
1回あたりのリスクを考えることはとても重要なのです。
そして、1回あたりの投資における適正リスクは投資資金の2%。
これをきちんと覚えておきましょう。
詳しくはオンデマンド放送で小次郎講師のお話しをお聞きくださいね。
こんばんは、辻留奈です。
今週のドル/円は、110.45~110.94、
たった50銭しか動きませんでした!
えー動かなすぎ?
ドル/円に関する材料はいくつかあったものの...動きませんでしたね。
○米中の話し合いは、上手く行きそう→6つの覚書
○FOMC議事要旨はハト派「多くのメンバーが年内のバランスシート解消停止を望んだ」
○日銀黒田総裁「物価目標達成に必要なら、追加緩和も検討」
もはや米中協議も、来週の米朝会議も、どれもドル/円を動かす材料ではなさそう。
政治より、金融政策に関する発言で動く相場になってきていますね。
一方、大きく動いたのはクロス円、
特に話題満載なのがオセアニア通貨!
豪ドル/円は、雇用統計で上昇と思いきや、
8月11月の2回利下げ予想リポートが、とある銀行から発表され急落、
(※オンエアで、私"利上げ"と言っておりました...申し訳ありません!)
さらに中国の港湾局が、豪産石炭の輸入禁止を発表してさらに下落しました。
「豪ドル/円だけでなく、クロス円全般、ダブルトップをつけたあとに
これらの材料がでて、売りにつながった」と岡安さん。
クロス円の取引をするときは、
豪ドル/ドル・ドル/円・豪ドル/円の3つをきちんと確認してほしいとのこと。
そのほかブレグジット期限が近づくのになぜか買われるポンドや
上昇チャネルが続くカナダ/円にも触れています。
どのポイントで損切り、買いをいれたらいいか、岡安さんが解説してくれています。
詳しくは音声を聴いてくださいね。
それではまた来週!