弱気に転じた原油相場 [日経新聞編集委員] [マーケット・トレンド]
2018/11/26(月) 23:46
NY市場の原油先物は、先週末23日に1バレル50.42ドルと 去年10月以来 1年1か月振りの安値をつけました。
10月初めにつけた約4年ぶりの高値、76.47ドルから約3割程度下げていることになります。
TOCOM市場でも、今日、一時40,440円と約8か月ぶりの安値をつけました。

本日のコメンテーター日本経済新聞社 編集委員の志田富雄さんに1か月前にこの番組にご出演頂いた時は
むしろ原油の高値リスクについてお話頂いたのですが、状況はわずか1か月で180度変わってしまいました。
OPEC総会では"どれだけ減産するか"が焦点になっています。

一番の大きな原因は、トランプ政権の対イラン制裁の事実上の先送り。
イランの供給減を見越してこの所生産を増やしてきたのですが、それがいきなり梯子を外された形になり一気に供給過剰状態になってしまったからです。

足元の相場、ブレント原油は58ドル台(10月につけた高値86.74ドルから32%の下落) WTIは50ドルちょっと。ドバイ原油は58ドル台。
ドバイとブレントが並んでWTIが8ドルも下というのは、品質から考えるとあり得ないことです。
それだけ、市場がイラン制裁を気にかけていることが分かります。

この他、今の急落は、この時期ファンドの決済月で、決済がらみの売りが出てくる...ということも絡んできます。(パラジウムの急落も同様に利食いが理由)
そうして考えると、イラン制裁の半年先送り、ファンドの次の決済月...と半年後にまた同じような相場の動きが起こるのでは...と志田さん。
詳しい解説はオンデマンド放送でお聴きくださいね。
前半は金についてもお聞きしています。