高止まりの原油、リスクプレミアムは・・・ [コモディティの見通し(大橋ひろこ)] [マーケット・トレンド]
2018/04/25(水) 20:02

4月14日米英仏によるシリアへのミサイル攻撃が行われ、中東での政治情勢の不安定懸念、米国とロシアの対立激化で原油価格が上昇。シリア問題、イエメンの混迷、米国のイラン制裁の復活等の地政学的要因が原油価格を押し上げています。


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はオイルエコノミスト 藤沢治氏をお迎えし、原油高騰の背景と
今後のポイントを伺いました。

市場の関心は、米国トランプ大統領が5月12日に、現状のイランとP5+1との核合意の延長を認めるか否かにあります。米国が核合意から離脱すれば、同盟国にイランからの原油輸入を制限するように求め、また現在イランに投資する計画のトタールにも影響を与えるとみられます。イランからの輸出減が日量100万バレルになれば、他国が増産する必要が出てきます。


地政学要因がリスクプレミアるとして5~7ドル近く原油価格を
押し上げているのではないかと藤沢氏は指摘します。

そもそもOPEC/非OPECの協調減産が功を奏し、
OECDの在庫水準は過去5年間の平均に近づいています。
3月のOPECの減産遵守率は、163%にも上っています。
しかし、この裏にはベネズエラ、メキシコ等は国内事情が。

米国の制裁もありベネズエラの原油生産量は急減しています。
日量220万バレル程度の生産量があったベネズエラ、現在では
日量140万バレルにまで落ち込んでおり、年末には日量100万バレルを
下回ると海外の石油専門誌は報じています。

次回6月22日にOPEC/非OPEC産油国との定例会合では、
2019年も減産を継続するかどうかが焦点。
イランは、高値が続くのであれば来年まで減産合意を延長する必要はない
と主張していますがサウジは、サウジアラムコのIPOを控えており、
価格を押し上げたい思惑も。

こうした一方で、米国の原油生産は増加基調を続け、
日量1,000万バレルを超えて1970年の過去の最大生産量に達しています。
ここからの原油価格見通しは?!


詳しくはオンデマンド放送で藤沢さんの解説をお聞きくださいね。