大豆・コーン上昇基調は続くのか?!中国報復関税で急落 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)] [マーケット・トレンド]
2018/04/04(水) 19:41

4月4日夕刻、高値圏にあった大豆、コーンが突然の急落に見舞われています。中国が米国に対し106品目に25%の関税をかけると発表。米国トランプ大統領が中国に対し1600品目に25%の関税をかけると発表したことへの報復とみられます。米国の主な輸出品目である大豆、コーンなどが対象となっていることから、中国の買いが減少することが懸念され手の急落とみられます。


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はコンチネンタルライス代表 茅野信行氏にお話を伺いました。


そもそも、小麦、大豆、コーンなど穀物価格は5年連続で大豊作となった
ことから価格低迷が続いていましたが、2018年に入って上昇基調を強めています。

USDA米農務省から3月30日に発表された2018/19年度のコーン作付け意向面積は、
前年比▲214.1万の8802万6000エーカーのサプライズ。
前年度の作付け面積9016万7000エーカー、ロイター予想平均8942万エーカー、
アウトルック9000万エーカー予想の全てを下回り、
コーン価格は373セントから387セントへと14セントも跳ね上がりました。


コーンは前年比▲2%の作付面積見通しとなった一方で
小麦と綿花が増加しています。


では大豆の上昇の背景はなんだったのでしょうか。

大豆もまた、USDAの作付意向面積で1%減の作付面積となる見通しが出て
26セントもの急上昇を演じました。しかし、大豆相場は3月30日の
作付意向面積発表前から上昇基調にありました。

その背景にはアルゼンチンが90年振りの深刻な旱魃に見舞われたことが挙げられます。

アルゼンチンでは新年早々に大豆が開花します。
早ければ、2月20日くらいから新穀が収穫されます。
収穫された新穀の船積みが始まるのは、3月10日くらいでしょうか。

アメリカも、アルゼンチンも、パラグアイも、
例外なく豊作になることが期待されていたのですが
アルゼンチンが大旱魃に襲われ、生産が急減、
大豆価格は値上がりを余儀なくされたのです。


そのため、当初、4100万トンと予測されていた大豆生産量が発表のたびに
引き下げられ、現在は3300万トンから3200万トンと見られています。


もともとアルゼンチンの気候には特徴があり、
大豆の生育期には降雨が多く、収穫期になると乾燥します。
それが17年には裏目に出てしまった格好です。


大豆価格は10ドルを超えるところまで上昇してきましたが、
中国の報復関税のニュースに急落中。

さて、ここからの見通しは?!

茅野さんに伺っています。
詳しくは茅野さんの解説をお聞きくださいね。