ドイツSPD党員投票&イタリア総選挙~ユーロ下落リスク?! [投資α情報(大橋ひろこ)] [マーケット・トレンド]
2018/03/01(木) 20:17

今日から3月入り。2018年年明け、ドル円相場は113円台にありましたがこの2か月で105円台まで円高ドル安が進行。1月は日銀が公開市場操作で国債の買い入れ額を減額。これで一気に日銀の出口論に火が付き円高圧力が膨らみます。その後、米国財務長官のムニューシン氏が、のちに修正発言を行ったものの短期的にはドル安が好ましいと発言したことで、ドル安が加速。トランプ政権の通商問題がドル安を招くとのコンセンサスでドル安が進み、たった2か月で8円近くもドル円相場は下落してしまいました。


皆さん、ご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今回はソニーフィナンシャルホールディングス 為替アナリスト 石川久美子氏に
為替市場の動向、今回は特に週末の欧州イベントリスクについて伺いました。


3月4日はドイツで、SPD社会民主党が党員に対し連立を承認するかどうかを問う党員投票が。
同日、イタリアでは総選挙が実施されます。

昨年9月、ドイツ総選挙でメルケル首相率いるキリスト教民主同盟・社会同盟(CDU・CSU)が
勝利を収めたものの、過半数は取れず。これまでは最大野党である社会民主党(SPD)と
大連立を組んでいたのですが、今期、SPDが連立を拒否。
CDU・CSUは他の小政党と連立交渉の道を模索するも交渉はまとまらず、
やはり、SPDと連立を組むということで2月7日、両党が合意しています。

しかし、連立手続きはまだ残されています。
SPDは党員に対して連立を承認するかどうかを問う投票を実施しなくてはならないのですが
この党員投票が今週末4日に実施されるということですね。
承認されれば正式に連立成立ですが、否決されたらこの連立も失敗に終わり、
再選挙実施とのシナリオも出てきます。
ドイツの不安定化は再びEU崩壊論の再燃にも繋がり、
ユーロは大きく売られるリスクとなります。


イタリア総選挙はあまり不安視されていませんが、最新の世論調査では、
どの政党も単独過半数議席獲得が難しそうです。

中道右派連合、ポピュリズム(大衆迎合主義)政党「五つ星運動」、
中道左派の与党・民主党が三つどもえの戦いを続けているのですが、
問題はギリシャの次に債務問題が深刻とされるイタリアにあって
どの政党もばらまき政策を公約に掲げていること・・・。

週明けユーロは下落リスクが否定できません。

IMM通貨先物ポジションではファンド勢のユーロ買い越しが大きいのですが
これが整理されるリスクが出てきています。

足下ではユーロが下落していることがドル反発の一因でしょう。

詳しく石川さんに解説いただいています。
是非オンデマンド放送で石川さんの解説をお聞きくださいね。