ドル反転で上値重いコモディティ市況 [大橋ひろこコラム] [マーケット・トレンド]
2018/02/08(木) 20:13

2月5日パウエル氏新FRB議長の就任の日。

ダウ平均株価は大幅に下落し下げ幅は一時1500ドルを超える場面も。市場は戦犯探しに湧いていますが、FRB議長交代のアノマリー通りとなりましたね。

1987年10月のブラックマンデーでは、当時のグリーンスパン議長が就任2ヵ月目。1ヵ月目に3年ぶりに利上げをしたばかりでした。グリーンスパン氏は、すぐに流動性供給を強化する声明を発表し、不安心理を和らげ、株価も底打れとなったことで、「マエストロ(巨匠)伝説」と呼ばれるまでの手腕を発揮していくこととなるのですが、さて、手洗い洗礼を受けたパウエル氏新FRB議長のかじ取りは?!

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今回はコモディティー インテリジェンス 代表取締役社長の
近藤雅世氏にお話を伺いました。


パウエル氏は、「ミスター・オーディナリー(普通)」と呼ばれているようです。
1月末のイエレン議長最後のFOMCでは、インフレが2.0%になるのは確実と
強調され、3月21日のFOMCでの利上げはほぼ確定と見られていますが、
本当に利上げが実施されるか否かは、ここからの市場動向によるでしょう。


教科書的に、金価格は株下落時には上昇すると(リスクからの逃避)されていますが
今回は金価格も一緒に下落しています。リーマンショック時も同様でしたが、
利下げと量的緩和政策で金価格は一転上昇のサイクルにはいりました。
今回、金融政策の転換があれば金価格は上昇に転じる可能性が大きいと思われますが、、、。


足下では、ドル安の巻き返しが起こっており、これがコモディティマーケット全般
上値を抑えてしまっています。加えて、高止まりとなっていた原油市場では、
これまで10週間連続で米国の原油在庫が減少していたものが
足下2月2日までの週を含め2週連続で在庫増となっています。


ここからのポイントを近藤さんに伺いました。
詳しくはオンデマンド放送で近藤さんの解説をお聞きくださいね。

安値放置からの浮上、動き出した穀物市場 [大橋ひろこコラム] [マーケット・トレンド]
2018/02/08(木) 01:55

金利が急上昇してきたことで株式市場が波乱の様相を呈していますが、コモディティ市況は比較的落ち着いています。特に穀物市場の値動きは、マクロ金融の混乱の影響をほとんど受けていないようです。2018年年初から安定した上昇トレンドを強めています。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はコンチネンタルライス代表 茅野信行氏に
穀物市場の現状と今後の展望をお話いただきました。

5年連続の豊作となり、長期に安値放置された小麦、トウモロコシ、大豆の
穀物市況ですが、南米の干ばつの報などに動き出したかに見えます。

茅野さんは、現地の乾燥天候は年明けからの降雨によって緩和されていると指摘。
もし、天候リスクによって上昇開始したというのなら
失望からの穀物反落もあろうかと思われますが
売り飽きたマーケットは、ここより下値を探ろうという気がないようです。


茅野さんによると、現在シカゴの大豆とトウモロコシの比価は2.80。
通常、比価は2.5が中心値となり、これが3.0に接近すれば、
大豆の作付けが有利になり、2.0に近づけば逆に、
トウモロコシの作付けが有利になるという原則からみれば
この春からの新穀の需給予想は大豆作付が増えそうです。


ここからは、この春先からの新穀の生産動向に注目となってきますが
それよりも6年目の豊作の可能性は大きくなく、
天候リスクによる反応が大きいセンチメントとなっていることが
ポイントのようです。つまり、2018年は天候による相場が面白そうだということですね。

詳しくはオンデマンド放送で茅野さんの解説をお聞きくださいね。