米穀物市場は5年連続の豊作でじり安継続 [大橋ひろこコラム] [マーケット・トレンド]
2017/11/22(水) 19:52

米国の穀倉地帯では収穫期を終え「天候相場」は終焉、収穫が完了すると供給量はほぼ決定します。次の作付時期までにどれだけ消費されるか、輸出量や在庫量などが価格変動要因となる「需給相場」がスタートすることとなります。

「豊作に売りなし」という格言があります。 豊作が確定すれば供給過剰で価格下落が続くように思いますが、豊作となることは収穫前にすでに相場に織り込まれており、相場下落によって需要が喚起され増加することで、逆に反転上昇することが多い、という相場格言ですが、過去にこのようなパターンは何度か経験してきました。しかし、今年は需給相場入りとなっても、価格の反転には繋がっていません。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はコンチネンタルライス代表取締役 茅野信行氏にお話を伺いました。

トウモロコシに五年連続の豊作はないという、これまで第二次大戦終戦後、
72年間も続いた経験則が見事に外れてしまった2017年。

USDA米国農務省の11月12日の受有報告発表によると、
とうもろこしの単収は何と175.4ブッシェル/エーカー。
過去最高となりました。


種子のテクノロジーが長足の進歩の進歩をとげているためですが、
170万ブッシェルを超える単収というのは過去にも1度だけ。
茅野氏は生産効率の上昇には驚きを隠せないとおっしゃっていましたが、
一方で、需要が伸びてこないと生産が過剰となってしまいます。

需給相場時期となっても価格が反転してこない背景には
需要の伸びが鈍いことが上げられます。

茅野氏は、中国爆食をテーマにした穀物相場の時代は終焉したと指摘。
中国の人口動態などから見ても、今後中国需要が劇的に伸びることは
考えにくく、中国需要を見込んで世界が穀物を増産してきた構造を
大きく買えなければ、今後価格上昇は難しいのではないかというのですが、、、

これは穀物市場に限ったことではありませんね。
中国の台頭による過剰生産、過剰在庫問題は世界のデフレ要因とも言われています。

シカゴのファンド筋はショートポジションを大きく積みあげているのですが、、、
ここからの相場のポイントを詳しくうかがっています。

オンデマンド放送で是非茅野さんの解説をお聞きくださいね。