株高と商品相場 [日経新聞編集委員] [マーケット・トレンド]
2017/10/30(月) 22:37
日経平均株価、連続上昇は16日でいったん途切れましたが、その後3日続伸して、今日の終値は3円22銭高の2万2,011円67銭。
1996年7月5日以来、21年3カ月ぶりの高値です。
今日のコメンテーターの日本経済新聞 編集局 編集委員の志田富雄さんも、番組冒頭で、足元で気になっていることに株高を挙げていらっしゃいました。
この株高、日本だけでなく米国株も、ブラジル、アルゼンチンといった新興国でも市場最高値をつけています。
景気と株価、景気と商品価格、どちらも景気の先行指標になります。
企業業績は景気の動きから遅れて回復してきますが、株価は先を読んできます。
そして商品相場もしかり。
景気が良くなるな...という雰囲気になると、企業の原料や燃料の調達担当者は
「これから景気が良くなって相場が上がりそうだな...じゃあ早めに調達しよう」と前倒しで動き出してくるので景気の先行指標になるのです。
商品相場が高い、株はもっと高いということで、世界の景気のベクトルは上を向いているというのは間違いないと志田さん。
直近の決算で志田さんが注目したのは、米国の建機大手のキャタピラーの7-9月の決算で、前年同期比で3.7倍の純利益、10億5,900万ドル(日本円にして約1,200億円)だそうです。
これだけ資源活動、鉄鉱石や銅などの鉱山の採掘活動が勢いを取り戻していて、そのための建材機械が売れ始めてきているということです。
かつての資源バブル状態に戻るとは思わないけれど、昨年一月に大底をつけていた資源市場悲観論からは大分修正されてきています。
商品相場で見ると、特に景気に敏感とされる非鉄金属の上昇が目立ってきています。
中でも象徴的なのは鉄のメッキに使う亜鉛の上昇。今月に入って一時、3,300ドル/トンと10年ぶりの高値、リーマンショック以前の高値水準となっています。
銅についても伺いました。
志田さんの解説はオンデマンド放送でお聴きください。

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