供給不足が続くパラジウム、プラチナと価格逆転 [大橋ひろこコラム] [マーケット・トレンド]
2017/10/11(水) 23:21

2017年9月27日プラチナとパラジウムの価格が逆転、プラチナ安パラジウム高は今も続いています。パラジウム上昇が顕著になってきたのは2010年ごろ。ガソリン自動車の触媒として使用されるパラジウムは供給不足が続いています。


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はICBCスタンダードバンク東京支店長 池水雄一氏をお迎えしPGM市場を取り巻く環境と今後についてお話を伺いました。

パラジウムは2005年の自動車触媒需要が149トンでしたが
2016年は229トンにまで増加。過去11年で50%以上の需要増となっています。


対して鉱山生産は毎年ほぼ200トン前後で一定であり、
リサイクルなどを含めた供給総計でも、伸び続ける需要に対して不足が続いています。
2010年から供給不足状態が常態化。
メタルの金利であるリースレート市場ではパラジウム1年物金利が6%を超えているとか。
一方のプラチナのリースレートは0.4%、、、。
需給状態の違いがリースレートにハッキリと表れています。

プラチナはディーゼル車の相次ぐ排ガス規制の不正で
ディーゼル車のブランドイメージが失墜してしまった影響が大きく、需要が伸びず、、、。

価格逆転は長期化するでしょうか。

コモディティ業界はEV車シフトがテーマとして熱いのですが、
現実の需給に影響が出てくるというところまでEV車は普及していません。
現時点で、全世界のEV車比率はわずか1%に過ぎないのです。

また、プラチナの鉱山生産コストは980ドル程度。
現在生産コストを割り込んだ価格での推移が続いています。

ここからのポイントを伺いました。
詳しくはオンデマンド放送で池水氏の解説をお聞きくださいね。