円安阻む「4つのI 」 [日経新聞編集委員] [マーケット・トレンド]
2017/07/10(月) 22:55
7月に入って10日。足元ではやや円安に傾いてきていますが、今年前半は一時108円台まで円高が進むなど、外貨建て運用で苦戦した方も多かったようです。
さて、年後半はどうなるでしょうか?
日本経済新聞社 編集委員の清水功也さんは、円・ドル相場を取り巻く状況を見渡すと、円安を阻みそうな「4つのI(アイ)」という要素がある!とおっしゃいます。

その4つのIとはなんでしょうか?
まず『Interest rate』。米国の長期金利です。
米連邦準備理事会(FRB)は昨年12月、今年3月、6月と着実に利上げを重ねてきましたが、米長期金利の指標となる10年物国債利回りは、逆に低下傾向を示してきました。
債券市場では逆に「利下げ」が進行し、ドルに下落圧力をかけています。
米景気は拡大を始めて8年。市場は徐々に、景気が後退に転じるタイミングを探るようになってきています。
最近では自動車販売や住宅関連で弱い指標が出ています。長期金利の低下傾向が続くようならドルが買われにくい状況も続きます。
欧州発の金利上昇圧力が米国にも波及していますが、この動きが持続的なものなのかはまだわかりません。米長期金利の動向には引き続き注意が必要です。

このほかに
『Inward-looking policy』。内向き志向の政策に傾きがちなトランプ政権の姿勢
『Investigation』。トランプ政権のロシア疑惑に関するモラー特別検察官による捜査
『International military situation』。国際軍事情勢
と、4つのIについて解説して頂きました。
最後に清水さんからのアドバイスですが、外貨投資では、はじめに円を外貨に替える際の相場がその後の収益を大きく左右します。
解説して頂いたように、今後も円高圧力をかけかねない要素はたくさんあります。
予想に反して相場が動き為替差損が膨らむリスクを抑えるためにも、多額の資金を一括で外貨に投じるのは避けて下さいね。

詳しい解説はオンデマンド放送でお聴きください。


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