OPEC総会前、原油価格上昇の背景 [大橋ひろこコラム] [マーケット・トレンド]
2017/05/24(水) 23:21

5月25日は注目のOPEC総会。原油価格は4月中旬以降、米シェールオイルの増産傾向が続くとの観測が強まったこと、需要期を前にして米ガソリン需給の緩和が懸念されたこと、ロシアから協調減産の延長に慎重とみられる発言があったこと、リビアの油田の操業が再開したことなどから、急落に転じ5月5日には、一時、WTI原油で43.76ドルと昨年11月15日以来、ブレント原油で46.64ドルと昨年11月30日以来の安値をつけました。しかしその後、サウジのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相とロシアのノバク・エネルギー相が1月から実施している協調減産を、期限切れとなる7月以降も9カ月延長する必要性があるとの認識で一致したと報じられたことで原油相場は反発し、足元ではブレント原油が54ドル台、WTI原油が51ドル台まで上昇しています。


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は三菱UFJリサーチ&コンサルティング主任研究員の芥田至知さんに
原油市場の現状と今後についてお話を伺いました。



25日のOPEC総会を控えて、各産油国が、サウジとロシアの提案に
賛同する姿勢を明らかにしています。
22日には、長期間の減産には消極的だとみられていたイラク賛同を表明。
現時点では、2018年3月まで9カ月間の減産延長を決定するとの観測が主流です。
19日には、OPECの経済委員会が減産の延長のほか、
一段と大きな供給削減を考察しているとの報道もあり、
より長期に渡る減産の延長や減産幅の拡大への思惑も生じています。


25日総会で大方の想定通り現行の減産幅を9カ月延長が決定すれば
一時的に相場は上昇することはあるかもしれません。しかし、その後は、
「知ったらしまい」という相場格言の通り、材料出尽くし感から
やや相場は下げに転じる展開になるのではないか、と芥田さん。


というのも、やはり減産の一方で増産傾向が続いている米国の存在も大きく
シェールオイルは原油相場が50ドル前後で増産傾向、
今後も増産傾向が続くと見込まれています。


また、23日には、米トランプ政権が予算教書の概要を発表し、
その中で、約6億8800万バレルあるSPR(米戦略石油備蓄)の半分を売却する案が
盛り込まていたことで原油相場が下落する局面もありました。
2018年~2027年の10年間をかけての売却ということですから、
1日あたりにすれば10万バレル未満のペースにとどまるため
原油相場の影響は軽微とされたほか、SPRの削減については、
与野党の議員から反対の声が上がっており、容易ではないとみられています。


ここからの展開は?!詳しくはオンデマンド放送で芥田さんの解説をお聞きくださいね。


******************

ゴールドについて、楽しみながら学ぼう!

金の魅力を伝え、関心を深めるためのこの時期恒例イベント
「ゴールドフェスティバル2017」が、
6月24日土曜日、東京・よみうり大手町ホールにて開催されます。


金現物、金箔、アクセサリーから投資商品まで、限りなき可能性を持つ
「金(ゴールド)」について理解・関心を深め、
金の様々な魅力を伝えることを目的に開催している日本で唯一の
「金(ゴールド)」の祭典です。


当日は、"ゴールドのスペシャリスト"亀井幸一郎さんの講演や、
当番組コメンテーターでもお馴染み池水雄一さんと、
お笑いコンビ・パックンマックンによる、ゴールドの魅力を語る
スペシャルトークショーなど内容盛りだくさん!
友人・ご家族連れでぜひお越しください!


参加は無料、事前申し込み制です。
お申し込み・イベントの詳細は下記のバナーをクリックしてください。
(外部サイトにジャンプします)