財政乗数 / ヨーロッパ石油市場の動向 [マーケット・トレンド]
2012/11/22(木) 17:48

みなさんこんばんは!
今週はやはりイスラエル周辺の問題が大きなニュースでしたが、CX相場も影響を受けたようです。直接原油産出国ではなくても、プラントの破壊があるかどうか、輸送路かどうか、この辺りの見極めが大事なようです。

■今日の投資用語「財政乗数」
財政と経済成長の関係を示す数値で、たとえば1%財政支出や減税を行うと、
何%GDPが伸びるかというような数字です。先日のIMF総会でも、新たな提言を行
うための重要なポイントになったそうです。具体的には、GDP比1%の財政緊縮
を行うと、最大で1.7%のGDPを押し下げるとし、早すぎる財源縮減に警鐘を鳴ら
しました。

■今週のCX相場
ヨーロッパの石油市場の動向について。欧州石油市場の特徴は、環境問題に配慮
したエネルギー市場の一角に位置づけされていることです。
消費の様子を比較してみると・・・
【石油】
北アメリカ市場:10億3,000万t
ヨーロッパ市場:8億9,800万t
【石炭】
北アメリカ市場:5億3,300万t
ヨーロッパ市場:4億9,900万t
【天然ガス】
北アメリカ市場:7億8,200万t
ヨーロッパ市場:9億9,100万t

石油・石炭は北米より低めである一方で、天然ガス、原子力、水力、再生エネル
ギーなどは北米を大きく上回っています。
このヨーロッパには世界一の産油国であるロシアが入っています。このロシア以
外で観ると、主な産油国はノルウェーとイギリス。
ノルウェーの生産量は215万BDで、イギリス・オランダ・フランス・ドイツなど
に輸出され、主に欧州の石油消費を支えています。
イギリスの生産量は120万BD。2005年までは純輸出国だったのが反転、純輸入国
になっており、WTIよりブレント原油が高くなった要因のひとつでもあります。
輸出先は、オランダ・ドイツ・フランス・アメリカです。

ブレント原油はイギリス領の北海油田とシェトランド諸島の油田で産出される原
油で、「ブレント・ブレント」と呼ばれています。他の北海産原油を含めた総称
が「ブレント原油」ということになります。マーカー原油としての特徴は、北海
産原油・西アフリカ産原油・北アフリカ産原油・旧ソ連圏の原油・中東産原油な
どヨーロッパ向け原油全体の価格指標になっていることです。従って、中東やア
フリカの地政学的リスクの影響を受けやすい性質があります。さらに、アジア向
け中東産原油のマーカー原油であるドバイ原油やオマーン原油に与える影響も大
きく、ドバイ原油がブレント原油にリンクしているとも言われています。


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