貴金属相場の今後のポイント~財政の崖問題は買い材料?! [コモディティの見通し(大橋ひろこ)] [マーケット・トレンド]
2012/11/21(水) 18:15

オーバルネクストアナリスト東海林勇行さんと

ギリシャの第2次支援パッケージ、昨日20日のEU財務相臨時会合で合意するかと見込まれていましたが、合意に達することができず、来週26日に再協議することを明らかになりました。11時間にも及んだ協議の末の合意見送りで、為替市場ではユーロが大きく下落する動きとなりましたが、ドル円相場は影響が少なく81円台をキープ。日経平均も前日比79円88銭(0.9%)高の9222円52銭と上昇して終わりました。今は欧州問題よりも財政の崖問題よりも「日本の政局」絡みの緩和期待が日本のマーケット、円を動かしていますね。

皆さんご機嫌いかがでしょうか。大橋ひろこです。
今日はオーバルネクストアナリスト東海林勇行さんに
貴金属マーケットの展望と今後の見通しを伺いました。

外部環境が相場を大きく牽引する中、コモデディティ市場は材料難で
あまり積極的に投資する材料はありません。

ハマスが20日、エジプトの仲介でイスラエルと停戦に合意したと発表があり、
原油相場も急落する局面がありましたが、
その後、イスラエルからの回答はないといった報道も。
地政学リスクは気がかりですが、CRBインデックスも下落基調で
商品市場には動意づくような材料が少ない中、
やはり日本の政局をテーマにした安倍トレードが継続するのか、
というのが最大の焦点となってきています。

欧米のファンド勢は12月に入るとクリスマス休暇に入ると
されていますが、彼らがこの相場の主役ならば
休暇に入る前の手じまい売りに押されたりはしないでしょうか。
12月19日~20日には日銀の金融政策決定会合もありますし、
11日には年末にはツイストオペが終了してしまうことで
その後の政策が注目されるFOMCがあります。
こうしたイベントには注意が必要とのことで、
金融関係者もゆっくり休めないのでは…とも思ったりしますね。

独自要因として金の需要面からは
中国が第4四半期は景気を持ち直すのではないか、という見通しが
出てきており、春節に向けて金買いが活発化するとの展望もありますが、
インドの需要期もピークは過ぎており、あまり実需勢の買いは
期待できそうな環境ではないようです。

金市場を取り巻く環境も独自材料が乏しい中、やはりこの後も
金相場は外部要因に大きく動かされることになりそうです。

次に大きく金を動かす要因となりそうなのは「財政の崖」問題。
東海林さんはスムーズにこの難局を乗り越えることができなければ
株が売られるのと同時に金にも手仕舞い売りが広がる可能性はある、
としながらも、これを材料にできた安値は中長期的には魅力ある
買い場となると解説くださいました。

他にも中東リスクは金にとってどのような影響を及ぼすのか?
ファンド勢のポジションは?
などなど東海林さんにお話しいただいています。

詳しくはオンデマンド放送をお聞きくださいね。