今日、ソロスが金を買っているのではないか?!という噂がマーケットを駆け巡りました。著名投資家であるジョージ・ソロス氏のヘッジファンド、ソロス・ファンド・マネジメントが金を買っているという、あくまで噂レベルでの話なのですが、市場関係者には関心が高かったようですね。様々なところで取り上げられニュースとなっていました。
皆さん御機嫌如何でしょうか、大橋ひろこです。
実はこのソロスの金買いの噂、出処は本日のゲスト、
スタンダードバンク東京支店長池水雄一さん。
池水氏が毎朝発行している「BruceReport」と呼ばれる
貴金属Reportは業界関係者は皆読んでいるのですが、
(勿論私も読んでいます)
今朝のBruceReportが取り上げたトピックスだったのです。
「ニューヨークのトレーダーの話では、ソロスが買っているとのうわさがマーケットを巡ったそうです。大統領選直前の買いでゴールドを1700ドル以上に押し上げた買いはひょっとしたらソロスだったのかもしれないと、と彼は言っていました」
池水氏がReportで取り上げたこのNYトレーダー達の噂話、
複数メディアが早速池水氏に電話インタビューをして報じ、
この話題が瞬く間に東京市場にも駆け巡ったという流れ。
BruceReport凄いです!金投資に興味が有る方は是非ご購読を。
2ヶ月連続で内容が良かった雇用統計を受けて
長期緩和政策の後退懸念から1700ドル割れまで売られてきた金価格、
大統領選挙の日には大きく上昇、1700ドル台を回復してきました。
池水さんは金市場は既に「財政の崖」をテーマに動き始めたと指摘。
オバマ大統領が再任されたことで、緩和政策継続の思惑からのドル安観測、
加えて、昨年も大騒ぎとなったアメリカの債務上限問題。
議会のねじれが解消されなかったことで再び大きなリスクとして
意識され始めたことが、現在の株式の軟調地合いに繋がっているとし、
株安、金高の逆相関が顕著になっていくだろうと解説くださいました。
1700ドル割れは買いだと指摘されてきた池水さんの言うように
金は再上昇を開始しました。財政の崖や欧州問題が再燃する中で
金は確りとした値動きとなってきています。
1600ドル台のバーゲンハント期間は非常に短かったですね。
目先の下落に惑わされずに大局でのトレンドに素直についていれば
今回思わぬ安値を拾うことができた絶好のチャンスだったのです。
池水さんの解説をオンデマンド放送でお聞きくださいね。