為替リスク、もう一つの避け方 [ファイナンシャルリサーチ 野尻美江子さん] [マーケット・トレンド]
2012/11/06(火) 23:34

先週は、本来は為替ヘッジなしが王道と聞いてとても驚きましたが、いまの状況…米国大統領選挙、財政の壁…為替リスクに対する慎重姿勢は崩せません。
そこで今日は、日本で暮らす私たちが出来る、為替リスクに対するもう一つの備え方を教えて頂きました。

それはズバリ、海外へ行かないこと!!
もちろん海外旅行に行かない…ってことではありません。
投資のお金を海外へ向けないということです。
海外モノの投信を続けているという方は続ける判断でも良いと思いますが
投資を始める…というととかく海外に目が行きがちで、国内モノを見落としがち。
ここで、国内モノをクローズアップして見てみましょう。

具体的に挙げると、Jリート。
今年1月に勉強しましたね。
Jリート全体の値動きを示す東証リート指数を見てみると
1月は850.48でしたが、今日11月6日の終値は1049.56…と20%弱の伸び
リート指数スタート時に比べるとまだまだかもしれませんが、9月に指数が1000を超えたときは話題にもなりましたし、今年はJリート注目の年でした。
1月に買っておけば良かったな…と思った方、まだ遅くはありません。
先週の日銀金融政策決定会合でJリートにも100億円の買い増しが決定しました。
しかもJリートを保有しているのは日銀や地銀などが多く値が下がりにくいこと
また配当も高いという魅力もあります。
まだ魅力は残っていると言えるのではないでしょうか。

為替に対する慎重姿勢はまだ続きます。
今夜の米国大統領選挙でどちらが勝ったにしても、直面しているのがフィスカルクリフ、財政の壁。米国で年明け早々起こってしまうと言われている予算と財政の弊害のことです。
アメリカは今年いっぱいでブッシュ減税と言われる様々な減税が終わります。
そして法律の改正で借金に上限をつけたことで来年の予算歳出で強制的に大幅な削減をしなくてはなりません。
このダブルパンチを回避できないと財政の緊縮が崖を転げ落ちるように進む恐れがあるというのです。
米国で起きたことは日本はもちろん世界中に波及します。
投資信託は米ドル建てのものが多いので、米国の状況を見通せないと今は動けない状況です。
だから今は、海外へお金を向けるのは待って、個人投資家の皆さんはある程度路線が見えてきてから…つまり、鯛焼きの頭と尻尾は差し上げて、お腹の餡がいっぱい詰まった所だけを頂く…でいきましょう。

野尻さんの解説はオンデマンドでお聴き下さいね。