原油価格はまだ下がるのか?!ここからのポイント [投資α情報(大橋ひろこ)] [マーケット・トレンド]
2012/10/26(金) 23:49

オイルエコノミスト藤澤治さんと

このところの原油価格はジリジリと価格が切り下がっています。9月中旬に ブレント価格は114ドル、WTI価格は100ドル超にまで上昇していたのですが、これは中東の地政学リスク、ECBの南欧国際買い取り策、QE3の決定などが背景にあった高値です。地政学リスクは継続しているものの、金融政策による支援は他のマーケットも同様ですが材料としては新味に薄れてきており、需給が逼迫していない現状に於いては地政学プレミアム分が剥落してきている動きということでしょうか。

皆さん御機嫌如何でしょうか、大橋ひろこです。
今日はオイルエコノミストの藤澤治さんに
原油価格の動向を伺いました。

Bullish Factor(強気要因)としては
中東の地政学問題が決して後退したわけではないということが上げられます。
イランの核疑惑、シリア内乱、イスラエルのイラン爆撃懸念は残っています。
また、北海のバザード油田のメインテナンスが遅延しており、
これも供給面からは支援材料。
例年と比較するとこのⅠ0月は気温高く暖房油が不振でしたが、
これから冬季に入れば需要シーズン入り。
また南米は、ドライビング・シーズンにはいることも強気ファクター。

Bearish Factor(弱気要因)としてはやはり世界経済動向だと藤澤さん。
このところの原油価格の下落も世界景気の先行きに対する懸念が大きいとし
EU域内、特にドイツビジネス不振や米国経済の企業業績不振、そして
経済成長率を7.4%に鈍化させた中国経済の減速などが嫌気されていると言います。
さらに、需給は過剰気味。9月末のOECDの石油在庫は先行きの57-58日で
昨年度同レベル)適正とされる53日を上回っており、
2012年第4四半期は、OPECが第3四半期並みの生産をすれば、
在庫の積み上げとなってしまいます。

しかし、藤澤さんは需給上は、過剰であっても
地政学リスクが下支えしている現状においてはこれ以上(WTI 85ドル)の
価格の下落はないだろうと解説くださいました。
相場は、欧州、米国経済の懸念に拠り、上下するものの
中国の経済は復活の兆しもあるのだとか。
9月の中国の石油需要は、前年同月比9%増。
中国の輸出は9月には、前年同月比で10%増。
生産指数も9月は9%の伸びを示していたのだそうです。


故に、2012年10-12月は現在よりやや持ち直し、
ブレントで、100-110ドル、WTIで、80-95ドルとの予想。
またBrent/WTIの較差は、来年の春にSeaway パイプラインが拡張(日量45万バレル)
する迄は、大体18-20ドルで推移するだろう、ということですが、
春にこのパイプラインが拡張された折にはこのスプレッドは
縮小に向かうとお話くださいました。

では来年の見通しは?!
藤澤さんは弱含みの見通し。詳しくはオンデマンド放送で
藤澤さんの解説をお聞き下さいね。

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