金相場のこれから~XAUとのダイバージェンスの後に?! [コモディティの見通し(大橋ひろこ)] [マーケット・トレンド]
2012/10/24(水) 23:09

投資日報社 林知久さんと

1800ドル超えに失敗して調整入りしてしまった金相場。昨日の日経新聞には「金、投機資金が流出」などとした記事が掲載され一部には1600ドル台まで下落するといった見通しも出てきました。ここからの金相場、強気継続でもいいのでしょうか。

皆さん御機嫌如何でしょうか、大橋ひろこです。
今日は投資日報社の林知久さんをお迎えし、
「金相場のこれから~XAUとのダイバージェンスの後に!?」
というテーマでお話を伺いました。

XAU指数とはフィラデルフィア金銀鉱山株指数。
金、銀に関連する大型鉱業株で構成された時価総額加重平均指数で
1979年1月の時価総額を 100 として算出されます。
これまでマーケット・トレンド番組でXAUとの相関から
金相場の先行きを展望するといった切り口でお話くださった方は
いらっしゃいませんでしたので、私も並々ならぬ興味が!!

林さんによりますと今年に入ってこの指数とNY金が
約四ヵ月ごとに弱気ダイバージェンスを起こしているのだそうです。

ダイバージェンスとは逆行現象のことで、金が上昇しているのに
XAUが下落しているとか、金が下落しているのにXAUが上昇している、
といったような真逆の動きを示すことです。

下値圏でダイバージェンス現象が起これば買いのサイン、
高値圏でダイバージェンス現象が起これば売りのサインとなりますが、
今、高値圏でダイバージェンス現象が発生中!
つまり売りサインが点灯しており、これが現在の金の下落と関係が?!

ではこのまま金は崩れてしまうのでしょうか・・・。

今年過去2回のダイバージェンス発生時の値動きを検証してみましょう。

6月に発生したダイバージェンス時は
NY金は同月28日まで87.8㌦(下落幅5.3%)下落となりました。

2月のケースでは下げが3カ月近く続き、
下げ幅も2月28日の1,792.7㌦から5月16日の1,526.7㌦まで、
下げ幅は実に266㌦(下落率14.8%)に及んでいます。

今回はどちらのケースに近いのでしょう。
2月と同じような値動きを辿れば、金はさらなる調整を
強いられることとなりますが・・・。
林さんは「今回は6月パターンとなりそう」と指摘。
6月ダイバージェンス現象が発生した時は
弱気ダイバージェンスの直後から強気ダイバージェンスが
継続して発生していました。
この現象が現在のNY金とXAUの間でも起きています。



打ち合わせ中…真剣です

そして6月のこのパターンのダイバージェンス後は
金市場は大きな上昇を見せました。
1500ドル台から1800ドル目前まで200ドル以上の大相場となったのです。
このパターンに今、酷似しているということは?!

大きな相場の前兆かもしれませんね。

それでは現在の調整をどの程度まで覚悟して買い出動すればいいでしょう。
林さんは強い相場の修正幅は往々にして3分の1押しになりやすく、
もし、今回の相場も強いトレンドの調整であるとするならば
38.2%押し水準が買い場となるのではないか、として
1,694.4㌦というフィボナッチリトレースメントの目安を
教えて下さいました。
詳しくはオンデマンド放送で林さんの解説をお聞き下さいね。