外債のあれこれ [ファイナンシャルリサーチ 野尻美江子さん] [マーケット・トレンド]
2012/10/16(火) 23:07

債券というマイルドな響きを持ちながら、日本国内債券に比べるとぐっとリスクが高くなり
時に想像を超えるリスクを負うこともある外国債券。
今日はこの外債を具体的に見ながら、どんなリスクがあるのかを勉強していきます。

まずは国債
米国債やドイツ国債など、日本国債と同じで信用性は高いのですが、金利は低い。

そこでもう少し値動きが欲しいと開発されたのが、ソブリン債
これは格付けの高い国と政府機関が発行する債券で運用するファンドで
信用性が高く、国債よりは高いと言っても利回りは低めです。

さらにもう少し値動きを…という方には、ハイイールド債
ジャンク債とも言われますが、利回りが高く、裏返せばリスクも高め。
利回りの高い、発行体の信用度の低い債券の中で、比較的安全なものを厳選しているファンド。
債務不履行のリスクも秘めています。

ここまで外債の中でもリスクがマイルドなものから順に見てきましたが
次は別格にリスクが高くなる商品。
それは、通貨選択型といわれるものです。

思わず、「え!?」 っと声を上げてしまった私。
だって、通貨選択型のファンドって、一時期、普通にバンバン販売されていませんでした?
野尻さんが「別格です」って前置きするほど、リスクの高い商品だったなんて!

通貨選択型は、ハイイールド債などをベースにして、そこに無関係の国のリスクを重ねることで分配金を高める工夫をされた商品。
言い換えれば“分配金を捻り出すために作ったしくみ”です。
例えば、米国のハイイールド債にブラジルレアルの通貨を選択して乗せ、その2国間の短期金利の差益を得て、それを日本円で受け取ろうというもの。
つまりハイリターンを得るために3層の複雑な構造になっていて、
先ほどの例で説明すれば、ベースの米国ハイイールド債の運用、米ドルとレアルの為替、レアルと円の為替、全てがプラスに働かないとハイリターンを得られない商品なんです。

よく知らないと、債券だし、通貨を自分で選ぶことが出来るし、沢山売り出しているし…何か安心…なんて思いがちですが
その実、相場の値動きを読むことが出来る投資家にしか扱えないと言ってもいいほど複雑でリスクが高い商品なんです。

投資したいなら、そこのところを理解してから、購入してくださいね!!

野尻さんの詳しい解説はオンデマンド放送で!!

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