最後の聖戦?!失われた歯止めが金高を招く [投資α情報(大橋ひろこ)] [マーケット・トレンド]
2012/10/05(金) 23:17

金融貴金属アナリスト亀井幸一郎さんと

QE3への思惑が先行し8月中旬から動意づいてきた金市場。これまでも何度も抵抗にあった1800ドルの節目を前に膠着感が強まっていましたが、今週木曜のECB理事会の後のドラギ総裁の「目的を達成するまで買い続ける」といったどこかで聞いたような安心感を促す発言から、1800ドルをトライする動きに入ってきているように見えます。アメリカもQE3実施でバーナンキ議長が「労働市場の改善が見られるまで続ける」とアグレッシブな政策に出ています。ここからの金市場、ポイントは何でしょうか。

皆さん御機嫌如何でしょうか、大橋ひろこです。
今日は金融貴金属アナリスト亀井幸一郎さんに
「これからの金市場」についてお話を伺いました。

亀井さんはQE3実施に踏み切ったアメリカについて
「ベン・バーナンキ最後の聖戦」「レイダーズ失われた歯止め」と例えて解説くださいました。
笑い事ではない事態かと思いますが、これを亀井さんの口から聞いた瞬間は
スタジオ内が笑いの渦に。

亀井さんは条件達成までの連続性を採用した点が新局面入りを表している、
として、効果がなければ更に追加的な資産(国債と思われる)買入れを行ったり
社債など新たな資産買入れまで進むこともあるということも考えられると
失われた歯止めについて解説くださいました。
量的緩和策には期限や総枠を設けないということは
一定の効果を確認しても、手綱を緩めずとことんやるということ。
まさにバーナンキ氏にとって「最後の聖戦」ですね。

金融緩和策は金にとっては買い材料です。緩和によって生み出された
過剰流動性マネーは希薄化していく通貨より安全な資産を選びます。
金余りとなるなら、株などのリスクアセットにも資金が流入し、
景気の回復へと期待が膨らみそうなものですが、
しかし、ここまで思い切った政策をとってもまだまだ
安心できる状況ではないと亀井さんは指摘します。
亀井さんは世界景気全般の流れを勘案すると
年末に向け更なる減速が予想されルト指摘しています。。
例えば対応期限が迫る「財政の崖」問題。
また、早ければ年始早々にも連邦債務は
上限の16兆3940億ドルに達する見込みで、再び米国の格下げが
テーマとなる可能性も・・・・?!
金はどうみても売られる環境にはないようです。
足元のリスク、値動きなどについても伺っています。
詳しくはオンデマンド放送で亀井さんのお話をお聞きくださいね。