どうなる?下半期の企業業績 [マーケット・トレンド]
2012/10/01(月) 23:58

今日は久しぶりにラジオNIKKEIの鎌田伸一記者が登場。
『どうなる?下半期の企業業績』というテーマでお話を伺いました。

ずばり、下半期の動向を一言で言うと「業績の下方修正が盛んになる」
そしてその下方修正を受けて「“適正株価水準”を探る株式市場」と見ているそうです。

9月の最終週となった先週から、3月・9月決算企業の下方修正が目立ってきており、業績動向に対する警戒感が強まっています。

今回の下方修正の特徴は

① 円高ではなく、需要が落ちていることが要因
第1四半期決算発表時と比べて急速に円高が進行したわけではない。ヨーロッパと中国を中心に需要が落ちている。

② 上半期だけではなく、下半期の予想値がけっこう大きく落ちている
本日から始まった下半期の予想値を下方修正する動きが目立ち「見通しが悲観的」になった。
  
③ 自動車関連の需要見通しが悪くなった
4-6月期段階では需要が強かった自動車関連が8月頃から急速に落ちてきた。液晶テレビや半導体関連などエレクトロニクス関連の仕事に日本企業が苦戦していることは昨年から既に明らかになっているが、加えて自動車関連の需要がヨーロッパ、欧州において落ちてきた。
好調なドイツの市場に、イタリアやスペインなどの好調ではない国の自動車関連企業が積極的に参入して製品価格の下落が鮮明になっていること
また日本と中国の対立を背景に、日本車メーカーの中国における減産も企業経営者の心理を冷やし、弱い業績見通しにつながる。

業績見通しの下方修正は10%という大きな数字も予想されますが
今後の展開は分かり易く、予想される利益水準に見合った適正な株価水準を探るのが、これから1ヶ月の株式市場の姿になるでしょうと鎌田さん。
また今回の下方修正は日本企業独自の要因ではなく世界的な需要減少に伴うものなので、日本企業だけではなくアメリカ企業の利益水準も落ちる。
日本よりひと足早く10月15日から決算発表が盛んになるアメリカの株価動向が焦点だそうです。

鎌田さんの詳しい解説はオンデマンド放送でお聴き下さいね!