金独歩高、その理由 [日経新聞編集委員] [マーケット・トレンド]
2011/04/25(月) 22:56

今日のコメンテーターの
日経新聞商品部の志田富雄さん
今年の展望で年末に
「金は1500ドルまで上る」と
予測されていましたが
先週、年前半に1500ドル超えましたね!
今日はオンエアの時点でさらに上げて
1518ドルの最高値を更新していました。

今、金は独歩高。
世界全体がインフレ懸念に包まれ、先行き不安から
不安そのものが買い材料となる金を除いては
原油を始めとして景気に関連する商品全般に頭打ちとなっています。

このような局面は時々見られるものですが
今回の金独歩高となった理由、買い材料を挙げてみると
直近の理由としては
アメリカの格付け機関スタンダード&プアーズが4月18日に
米国債の格付けを弱含めに引き下げたこと。
これはスタンダード&プアーズが1941年に格付け制度を始めて以来初めてのことなのだそうです。
そして、なかなか収束せず再燃のおそれもあるヨーロッパの債務不安。
さらに、ドル全面安。

今後の金価格のゆくえですが
今週のFOMCで6月末に終るだろうと言われている
QE2(量的金融緩和策・第二弾)を
どのくらいのニュアンスで出してくるか
水曜のFRBのバーナンキ議長の発言が注目されます。
おそらく緩和スタンスを続けるだろうという観測が織り込まれており
金はもう一段上げてくると志田さんはおっしゃいますが
FOMC後は波乱状態になるだろうと見ているそうです。
特に5月はファンドの決算期。
利益確定によって大きい調整もあるかも…と。

詳しくはオンデマンド放送をお聴きくださいね。