原油高がとうもろこし高を招く~コモディティと世界経済 [投資α情報(大橋ひろこ)] [マーケット・トレンド]
2011/04/08(金) 18:32

三菱UFJリサーチ&コンサルティング芥田知至さんと

今日のゲストは三菱UFJ&コンサルティング主任研究員の芥田知至さん。
芥田さんには「コモディティと世界経済」というグローバル視点からお話を伺っています。
前回ご出演いただいたのが2月18日でしたが、その時のオープニングがTPP交渉、EUの
飼料用小麦の輸入関税撤廃などの話題・・・。あれから一ヶ月半あまりが経過して
日本からみる景色は激変しています。

まず、東日本大震災。
震災がもたらしたのは6月としていたTPP交渉結論取りまとめ時期の
先送り、エネルギー問題が原油市場へもインパクトとなっています。

そして中東情勢の激化。
リビアが内戦状態へ突入。これも原油市場の高騰要因です。
CRB指数、日経・東工取商品指数も高値を更新してきました。

物価の高騰はECBの政策転換につながりました。
ECBは昨日、政策金利を0.25%引き上げることを発表。
これは欧米の金融緩和が過剰流動性相場をもたらしたという
指摘がある中で、景気のテコ入れからインフレを抑制する方向に
政策を転換したということですが、実際1度の利上げではマーケットには
衝撃とならなかったようです。コモディティの先高感は
過剰流動性相場である以前に中国など新興国の貪欲な消費にも
支えられているということが改めて確認されたとも取れます。

芥田さんには原油、貴金属、穀物などの各マーケットにおいての現状と
今後の展望を詳しく解説いただきました。

原油価格は WTIが110ドル台、北海ブレントが120ドル台、
ドバイ産が115~6ドルと高値を更新してきています。
リビア情勢の悪化からの地政学的リスクに加えて日本の震災が
もたらした化石燃料需要増加の思惑。欧米中心に金利先高感が
進む中で、投資先として無難だと見られているようです。

金価格は時間外取引で1470ドル台に、銀価格は40ドル台!!
原油高からインフレ圧力が懸念される中、安全資産として
選ばれる流れに変化はありません。
TOCOM東京の金価格も4000円台に乗せてきました。

そして穀物。
これは原油高がとうもろこし価格の高騰につながっている。。。
芥田さんはエタノール転化するとうもろこしが原油価格に
つれているという側面について解説くださいました。

詳しくは是非オンデマンド放送をお聞きくださいね。